本日4班の生徒たちが修養地である伊勢を後にして大阪へ戻っていきました。大きな成長と当たり前の事への感謝、そして新たな気づきを神道行事から学んでくれたと思います。そして明日からの日常生活にそれらをどう生かしていくのか。この3日間で伝えてきたことを忘れないでこれからも挑戦して多くの事を学び続けてほしいと思います。
そしていよいよ最終班の5班の生徒たちが伊勢の地に到着しました。第73回目の伊勢修養学舎の締めくくりとしてしっかりと神道行事を含むすべての行事に対して懸命に取り組んでくれることを期待しています。
今日はこの伊勢修養学舎で2日目に訪れる神社2社伊雑宮(いざわのみや)と倭姫宮(やまとひめのみや)についてお話させていただきます
伊雑宮(いざわのみや)はお米の原点とされており特別な別宮でもあります。約2000年前(第11代垂仁天皇の時代)、天照大御神(あまてらすおおみかみ)に捧げる御飯(御贄・みにえ)を選ぶためにこの地を訪れた倭姫命(やまとひめのみこと)によって建てられました。伊勢神宮の本宮から遠く離れているため「遙宮(とおのみや)」とも呼ばれますが、数ある別宮の中でも極めて特別な地位にあります。「神田(しんでん)」をもっており宮域には専用の田んぼを持つ唯一の別宮で、日本の主食である「お米の原点」がここにあります。また本宮との強い結びつきがあり内宮の最高位の別宮(荒祭宮)の近くに、わざわざ伊雑宮を拝むための「遥拝所」が作られています。そして自炊の調理場があり神様へのお食事(神饌)を調理する「忌火屋殿(いみびやでん)」が別宮で唯一存在します。このように古くから地域の人々によって、海の幸・山の幸の豊作が祈られてきた温かみのあるお宮です。
倭姫宮(やまとひめのみや)は本校と伊勢神宮を繋ぐ場所でもあり御祭神は、天照大御神を伊勢の地へとご案内し、内宮を創建された倭姫命(やまとひめのみこと)です。各地を巡られた倭姫命は、伊勢の国に入った際、天照大御神から「この地にとどまりたい」という御神託(神様からのお告げ)を受け、現在の五十鈴川のほとりに内宮を建てられました。
現在、私たちの学校にある「学院神社」の鳥居は伊勢神宮の式年遷宮の際に、この倭姫宮から譲り受けたものです。この鳥居こそが、本校と伊勢神宮の深い絆を象徴しています。
このように、みなさんが通う学校と伊勢神宮には、歴史的にも非常に深い関わりがあります。 みなさんには神社神道を建学の精神とする学校で学ぶ生徒としての誇りとプライドを持たねばなりません。今回の修養行事で訪れる神社はすべて本校との繋がりのある神社ばかりです。そのそれぞれの神社の由来や歴史を知ることで、参拝の本当の意味が見えてきます。深い歴史を感じ、参拝時には5感をフルに活用して何かを感じ取り心を健やかに参拝をしてください。