2022年2月26日土曜日

「失敗は成功のもと」

【Failure is a detour,not a dead-end street.】失敗は回り道。行き止まりではない。 

この言葉はアメリカ人の作家ジグ・ジグラー氏の言葉です。大きな勇気を与えてくれる言葉だと思います。失敗したことを、あくまでもポジティブに“一つの結果”として受け入れ、素早く切り替える姿勢にメンタルの強さを感じます。メンタルが弱っている時は、失敗を恐れるあまり消極的になることで次の失敗を誘発するなど、ネガティブな連鎖を生んでしまうこともあります。

“捉え方の違い”と言ってしまえばそれまでですが、なかなか上手に切り替えられなくて苦労することや、成功の定義が“失敗しないこと”になってしまうことも少なくありません。ジグラーは、失敗しないことより“失敗した後が大切”ということを訴えたいのだと思います。経験値もストレス耐性も人それぞれ違うので、“その程度のことで?”と思うようなことだとしても、失敗して落ち込むことはあります。

本校の生徒達には『自分と人は違う』ということを改めて理解し“お互いに助け合おう!”という思いやりの心が重要だといつも伝えています。毎回の朝礼でも「思いやりの心」というワードを言っているのです。自分の周りの人たちを思いやる気持ち。この気持ちを持つことで安心感が生まれ深い絆が芽生えてきます。

みなさんもご存知の有名ブランドである『COACH(コーチ)』はハンガリーの町である『Kocs(コチ)』が由来となっています。このコチという町は、当時としては画期的なサスペンション付きの 4 輪馬車を世界で初めて製造した事で有名で、その素晴らしい品質と乗り心地はヨーロッパなど各国の間で評判となりました。

その評判もあり、「コチ」というだけで馬車を意味するようになりました。ブランドロゴにも馬車が描かれています。そうしてコチことサスペンション付きの 4 輪馬車は世に出回り、貴族や大事な物を運ぶ時だけに使用されるようになりました。馬車が人や物を目的地へ運ぶことから次第に「コーチ」という言葉自体が、「大事な人や物を運ぶ」「目的地に運ぶ」といった意味をもつようになったのです。

スポーツにおいて指導してくださるコーチも一緒に自分の目標達成に向かって進んで(運んで)くれるという意味で同じだと思います。また、不安な時にそばに仲間がいてくれると心強いですよね。一緒になって頑張ってくれる仲間がいると、自分の中にもパワーが湧いてくる気がします。仲間の存在も自分を頑張らせてくれるコーチだと言えます。また、自分自身も仲間にとってのコーチになれるのです。

失敗や成功など多くの苦楽を共にしながら、経験を積んで行く事。そして仲間のピンチの時にはそばにいてあげましょう。信頼という絆に結ばれた多くのコーチたちに導かれ、どんな回り道でもしっかりと前に進んでいくことで『自己実現』という最高のゴールを仲間とともに達成しましょう!頑張ろー浪高生達!

 

2022年2月19日土曜日

夢と希望を持って

本日2月19日土曜日は午後から今年度の高校入試を専願で受験され合格をされた受験生の皆さんの制服採寸の日となっており、足元に悪い中、多くの中学生の皆さんと保護者の方に登校していただきました。ありがとうございました。

受験生の皆さん改めまして、合格おめでとうございます!そして今日合格通知を手にした沢山の受験生の皆さんと保護者の皆様にお会いすることを楽しみにしていました。本日は混雑を避ける為に受験番号で登校時間を区切らせていただき混乱を避け密にならないように実施させていただきました。

本日、本校へ来校された景色は受験日とは違った感覚で目に入ってきたのではないでしょうか。この環境の中で3年間過ごすのだと考えるとワクワクしてくるのではないでしょうか?夢と希望を大きく、そして不安は小さく。新入生の皆さんには先輩たちと先生方がすぐ隣に付いています。そんな仲間たちと先生方と一緒にこの最高の環境の中でみなさんの青春を謳歌してほしいと思います。

4月以降大きな夢と希望を胸に、本校に入学してきて下さい。私たち教職員は全力でみなさんをサポートしていきます。今は高校生活でいいスタートを切るために、残り少なくなった中学校生活一日一日を悔いのないように過ごしてほしいと思います。有終の美を飾ってこそ、新しい門出が待っているのです。

4月に入学されるみなさんを心から楽しみに待っています!

2022年2月17日木曜日

令和3年度最後の朝礼

今日は今年度最後の朝礼を実施しました。高校入試も予定している日程を順調に終え、いよいよ今週土曜日からは学年末試験となり令和3年度も最後のラストスパートをかける時期となってきました。

1年生・2年生のみなさんは高校入試期間中の家庭学習日にしっかりと勉強に取り組んだと思うので、準備もしっかり出来ている事と思います。今年度行われた定期考査の反省を生かしてこの学年末試験において結果を出してほしいと思っています。

今日の校長講話はその点について講話をさせてもらいました。キーワードは「徹底した準備」。スポーツでも勉強でも準備の内容で結果はほとんど見えています。

ボクシング部
準備とは後で言い訳をしない為にあるものではないでしょうか。しっかりと準備して納得のいく結果に結びつけてほしいと思います。

剣道部

また今日も多くの部活動の活躍を表彰させてもらいました。コロナ禍の中コロナ感染対策を徹底しながら勝負に挑んでくれた部員の皆さんはまた大きく成長できたと思います。

硬式テニス部
この期間の成長を自信につなげ、新学期以降も更なる成長を目指して仲間と一緒に頑張ってほしいと思います。

ラグビー部

もう春はそこまでやってきています。試験後にみなさんが良い春を迎えられるよう今を一生懸命に生きて次につなげてください。結果を楽しみにしています。 

吹奏楽部

すららカップ IN NANIWA クラス部門

すららカップ IN NANIWA 個人部門

2022年2月11日金曜日

高校入試期間中の浪高生の皆さんへ

昨日から高校入試が始まり本日は採点業務など2日目となり浪高生の皆さんは日曜日までの4日間は家庭学習日となっています。学年末試験前という事もありしっかりと学習活動に努めてくれていると思います。

そんな浪高生達にメッセージを送りたいと思います。テーマは【時には退屈な時間も持とう】です。これからはテクノロジー化が急速に進みIT化にともなって、「処理的な事務仕事は、2020年代を通じて半分に、その後の10年でほぼなくなっていくのでは」と、専門家の方は述べています。すでに、さまざまな店舗で自動精算機が普及し、企業では事務作業のIT化もどんどん進んでいます。「今の子どもたちが大人になったとき、その65%は、今はない職業につく可能性が高い」という研究データもあるように、テクノロジー化は子どもたちの職業にも大きく影響を与えるのです。

次にさらなるグローバル化が進みます。「多様性」という言葉を聞かない日はないほど、その必要性が各方面で指摘されています。人口減少や高齢化が進む日本。労働者不足の懸念や、世界との競合力強化の側面からもグローバル化の波は避けられないでしょう。これからは国境を越えて人がつながっていく事象がさらに進んで、これからはさまざまなパーソナリティーをもつ人たちと仕事をしていく時代なのです。「テクノロジー化」「グローバル化」、どちらも未来の仕事に直結する大きなテーマです。このような社会が到来する将来、「絶対に必要になる4つの力」と言われている力を下記に書いてみました。

未来に必要な4つの力。

「考える力」・・・先の見えない時代に必要とされるのは、「記憶力」ではなく「考える力」です。「 “記憶力がよい = 頭がよい” わけではない!」と専門家は言っています。本来、人間の頭には「考える仕組み」が備わっているのに、現代社会では記憶力のほうが評価されてきたため、応用力のない人が増えたと言います。これからは自ら情報を集め、考え、判断し、そして行動をしなければいけません。そんな答えのない未来に備えるために、考える力の重要性はこれからますます増してくると言えるでしょう。

「協働力」・・・今後はグローバル化が一層進み、多様な人々と生きていくことになるでしょう。そのような世界で必要となるのは「協働力」です。「協働力」は単なるコミュニケーション力ではなく「自分の特質を生かしながら、さまざまな個性や能力をもつ人と一緒に、同じ目標に向かって力を合わせることができるスキル」のことをいいます。「苦手なことで困っていれば、それが得意な誰かに助けてもらえばいい。逆に、自分が得意なことで困っている人がいれば、自分が助けてあげればいい」とし、異なるスキルをもった人間同士が力を合わせることこそが大切です。

「やり抜く力(GRIT)」・・・つまずいても立ち上がることができる「折れない心」と、何度でもトライし続ける「粘り強さ」つまり、「やり抜く力(GRIT)」が重要です。人生に挫折はつきものですから、そのつど落ち込んでいては先には進めません。「やり抜く力にIQや才能は関係ない、この能力は先天的なものではなく、後天的に誰でも得ることができる」ということが明らかにされています。「好きなこと」をとことん楽しむ。「好きなこと」「夢中になれること」があれば、やり抜く力は育っています。好きなことなら一生懸命になりますし、そのことについて勉強したり工夫したりするでしょう。注意したいのは、「上達させてやろう」と思わないこと。「その道を極めた達人でさえ、最初は気楽な初心者だった。必死に努力する以前に、まずは楽しむことが大事」とのこと。気楽に今日から「やり抜く力」を鍛えてほしいと思います。

「創造力」・・・「AIは『0から1』を考えることはできない。人間に求められるのは『0から1』を創造する力だ」と専門家は言います。ではなぜ「創造力」が注目されるか。「すでに確立された手法を知っていたり多くの知識をもっていたりすることの価値が、今後はどんどん下がっていくから」だそうです。知識や情報をインプットするだけでは創造力は育ちません。それをいかにアウトプットしていくかが重要な事で、その経験の積み重ねで創造力は育っていくと言われています。

このような未来に必要な4つの力を育てる為には「退屈な時間」が必要だと言われています。時には退屈な時間を設ける事で、何かを感じ、創造していく力を蓄えていけるのではないでしょうか?「退屈」のなかで興味のあることを探し、自分がやりたい事を考え、仲間と一緒に、創造しながら、やり抜くことで、「生き抜く力」を育んで行けるのではないかと思っています。浪高生の皆さん、是非この家庭学習日期間の間に「退屈な時間」を作ってみて色んなことを感じ、創造してみてください。

2022年2月9日水曜日

高校入試前日

明日実施される2022年度浪速高等学校入学試験に向け本日は2限目まで授業を行い3限目からは準備に取り掛かりました。全校生徒・教職員が一丸となって校内全ての箇所の清掃と消毒、そして受験会場の設営などを行いました。


本校は、現在校内において大きな感染拡大はなく通常授業を行っています。全ての受験生が気持ちよく、安心して安全に受験していただき、今まで頑張ってきた力を出し切ってもらえるように日常から環境を整えてまいりました。当日は感染症対策についても万全を期しておりますので受験生のみなさんは安心してください。


浪速は日頃から徹底して感染が広がらないよう生徒一人一人がしっかりと対応をしてくれています。そのような小さな積み重ねによって、受験生の皆様が安心して本校に来校し入学試験に向かうことが出来る環境を整えられたと考えています。当日は万全に安全な環境で受験していただけると思います。

受験生のみなさんは体調管理をしっかりしていただき入試当日を迎えてください。当日は緊張するでしょうが私たちが全力でサポートします。今までこの日の為に頑張ってこられたと思います。自分に自信をもって力を出し切ってください。受験生のみなさんなら大丈夫です!