2022年3月30日水曜日

更なる飛躍を!

 昨日、本校吹奏楽部の第13回定期演奏会がフェニーチェ堺で実施されました。コロナ対策を万全に講じながらの公演となりましたが、一人でも多くの関係者の皆さんに来場していただき、日頃からの感謝の気持ちとこの1年間の成長した姿を見て頂こうと、生徒達は持てる力の全てを出し切った演奏を見せてくれました。

本当に素晴らしい演奏会であったと思います。生徒一人一人の思いがメロディーで伝わってくると同時に、心を大きくふるわせてくれる演奏で感動しました。またその演奏からは新たな目標に向っての意気込みも感じることが出来ました。

そんな余韻がまだ冷めていない中、今日ジュニア管打楽器コンクール全国大会に出場する生徒達への激励金の授与式を行いました。ソロ部門、アンサンブル部門に分かれ14名の生徒達へ激励をさせてもらいました。

吹奏楽部は今年度、吹奏楽コンクールで創部初の関西大会に出場することができました。また、それ以外の大会においても多くの大会に出場し全国の舞台を踏んでくれました。令和3年度を締めくくる定期演奏会を終え、今日からまた新たな目標に向ってのスタートです。令和3年度の経験を令和4年度にどのように生かしてくれるかが今から楽しみです。もう新年度が始まろうとしています。吹奏楽部の皆さんには、新年度が更なる飛躍の年になるよう願っています。まだ見ぬ世界への挑戦を期待しています。

2022年3月19日土曜日

令和3年度修了式

 本日令和3年度の修了式が執り行われました。初めに、今年度を無事に終えることが出来たことの報告と感謝の気持ちを込め学院神社へ参拝を行い、学院長先生からの講話後修了式に移りました。

1年生優等賞・皆勤・精勤賞
2年生優等賞・皆勤・精勤賞

修了式は全校表彰・部活動表彰・各表彰、校長講話の順序で行い式は終了となります。校長講話ではこの1年を振り返っての話と来年度に向けての話をさせていただきました。

大阪私立高校総合体育大会女子総合2位

この1年間「挑戦」と「+ONE」というテーマを持ち毎月の朝礼ではその月のキーワードを伝えてきました。生徒達はこの一年そのキーワードを実行してくれたと思います。だからこそ今年度も無事に終えることが出来たと考えています。

開校100周年記念ロゴ 優秀作品 グッドデザイン賞

そして実行すれば必ずそれぞれ変化があったと思います。その変化を見逃さない、その変化を次の変化へとつなげて行く事が重要な事だと伝えました。

書道部 第30回国際高校生選抜書展 入選

この1年沢山の失敗や成功、後悔などがあったと思いますが、それは自分の未来が幸せになる為に必要な事であったと考えれば、いい経験であったと思えるのではないでしょうか。来年度もまたそのように思えるようにしなくてはならないと思います。その為のキーワードは「新たな挑戦への準備」。この言葉を令和3年度最後のキーワードとして伝えました。

ICTプロフィシエンシー検定 準2級・3級合格

これからはセオリーが当てはまらない予測不可能な未知の世界になっていきます。今皆さんは正解のある「知」を学んでいます。しかしこれからは正解のない問いに満ちた世界となっていくと言われています。そのような世界の中で生き抜いていくには「生き抜くための知」が必要となります。

英検合格者表彰 2級・準2級合格者代表生徒

その「生き抜くための知」を身に付けるにはまずはしっかりとした「知」、いまみなさんが学んでいる「知」をできる限り多く学ぶ事が大切です。今皆さんが日々学んでいる事は全てが将来に生きてくるという事です。成功も、失敗も、後悔もすべてがみなさんのこれからの世界を「生き抜くための知」として生かされていく事を認識してほしいと思います。

吹奏楽部 関西アンサンブルコンテスト
    全日本学生ソロコンクール
   全日本間管打楽器ソロコンテスト各受賞者

新しい「知」を生み出すために今目の前の「知」をしっかりと身に付ける事が、今の皆さんに最も必要な事だと考えています。将来皆さんが幸せになる為には、不安や心配事にあまりとらわれることなく、目の前の事を大切にしながら近い未来と遠い未来を見据えて今を一生懸命に生きていくことだと確信しています。この春休み期間「新たな挑戦への準備」をしっかりと行い令和4年度が全校生徒にとって今年度より素晴らしい1年になるよういろんな事に「挑戦」してくれる事を願っています。

修了式を運営してくれた自治会のみなさん

今後の自分の人生にとってベストな選択となるよう「挑戦」してください。今はまだ失敗は許されます。先生方が必ずサポートするから大丈夫。安心してほしい。4月の始業式に元気な姿で会いましょう。楽しみにしています。

2022年3月12日土曜日

ご卒業おめでとう!浪速中学校第48期生のみなさん

 今日は浪速中学校第48回卒業証書授与式が執り行われました。ほとんどの生徒が4月から浪速高等学校に進学してきます。4月以降浪高生として大きく成長してほしい浪中生にこの言葉を送りたいと思います。

I’d rather regret the things I’ve done than regret the things I haven’t done.

「やった後悔より、やらなかった後悔の方が大きい。」

今日浪速中学校を卒業したみなさんは、浪中で過ごした時間をどのように感じていますか?3年間沢山の成功と失敗を繰り返し楽しい事や辛いことも多くあったと思います。それは「やった」からこそ言えるのです。成功や失敗に関わらず「やった後悔」を感じる必要は全くないという事です。なぜならそれは今後に向けた“データ”として確実に自分の糧となるものだと考えられるからです。決して後悔などする必要はないのです。

「やらなかった後悔」はどうでしょう。「やらなかった」と「できなかった」とは違いがあると思います。「やらなかった」とは今はまだやれていないだけで『必ずやる』という気持ちを持っているなら、まだ始めていないだけなのでまだ後悔はありません。しかしいつまでも『必ずやる』という気持ちでいても、時間が経てば「さあ~やろう」と思っても「やりたくてもやれない」状況となります。また中学校生活でしかできない事。高校生活でしかできない事があります。その時にしかできない事を「できなかった」というのであればきっと後悔も生まれてくると思います。

「やらなかった」「できなかった」の2つに共通している事は【時間制限】です。時間制限に間に合わなかった。優先順位を間違えてやってしまい上手くいかなかった。など、やれる事のタイミングと優先順位を間違えると、もうその時間は戻ってきません。何が言いたいかというと中学校3年間以上に高等学校の3年間はすぐに過ぎてしまいます。「やらなかった(できなかった)後悔」をしない為にも、この3年間という短い期間でやらなければならない事、そして自分自身が挑戦してみたい事をしっかりと[準備]しておく事。この事が最も重要な事だという事を伝えたいと思います。

浪速中学で3年間浪速の精神を学んだみなさんには、4月以降高校生として自分の輝かしい未来に向けた新たなスタートを切ってほしいと思います。「今を一生懸命に生きる」浪速の精神を忘れずに3年後の自分を夢見て頑張っていきましょう。みなさんをいつも見守っています。ご卒業おめでとう。そして入学式を楽しみにしています。


2022年3月9日水曜日

専願受験生登校日

 本日は4月から本校に入学予定の専願受験生対象に説明会を実施しました。

4月から始まる高校生活をしっかりと準備を整えて新学期を迎えてもらい、夢と希望に満ち溢れた高校生活をスタートしてもらえるように、今やっておいてほしい事だけを伝えさせてもらいました。

今年の受験生は、中学校生活の2年間コロナの影響で学習活動や部活動にも大きな影響があり、受験生たちは不安を抱えての高校受験となりました。しかしそんな状況下の中でも希望校合格に向けた受験勉強をやり切って、本校の合格を手にした皆さんの努力に心からの敬意を表すると共に、4月からの新入生一人一人の高校生活を思うと私はその責任の重さに身が引き締まる思いです。みなさんが元気で楽しく、充実した学校生活が過ごすことが出来るよう全力でサポートしていきます。

みなさんが今通われている中学校ではもうすぐ中学校の卒業式が行われると思います。最後の最後まで充実した中学校生活を過ごしてほしいと思っています。中学校生活をしっかりと締めくくれてこそ、良い高校生活のスタートが切れると思います。そして、今日お渡しした入学前課題も含めて、中学校の学習の復習と高校での学習の準備も少しずつ進めて欲しいと思います。

入学式でまた皆さんとお会いできることを楽しみにしています。4月から始まる新しい仲間との学校生活を楽しみにしておいてください。ようこそ浪速高校へ。先輩たちと先生方と一緒に充実した3年間を過ごして行きましょう。

2022年3月7日月曜日

受験生となる心構え

 昨年12月に実施した進路ガイダンスの第2弾を2年生Ⅱ類生徒対象に本日実施しました。大学と専門学校を含め40校以上の先生方にご参加していただき各教室に分かれて2回に分け進路ガイダンスを実施しました。

受講した生徒達は大学で学ぶ楽しさやその必要性、そして面白さなどを知ることが出来たと思います。もうすぐ3年生となる2年生にとって、本格的に受験に向って行く直前でもあり、将来を見据えての進路決定をしていくうえで非常に良かったと思います。生徒達は真剣に聞き入っており、質問も沢山あり時間をオーバーするところもあったと聞いています。

学習活動は「やらされる学習」では伸び率も大きくは伸びてきません。やはり「自ら進んで学習」に打ち込む姿勢が大きな伸び率を残すには重要な事だと思います。そんな姿勢、気持ちを持つには、学ぶことの楽しさと必要性、そして学ぶ事の意味を知ることだと思います。自分の今後の人生を豊かに過ごすことが出来る、そしてどのような状況下でも柔軟に対応でき、ベストな判断が出来る能力を身に付ける為には一つでも多くの経験と知識を積み上げて行く事が重要だと思っています。

今日2年生の生徒達はきっと今学んでおくべき事、身に付けておくべき事など日頃では学べない事をたくさん学んでくれたと思います。2年生はいよいよ4月からは本格的な受験生となります。浪速で一つでも多くの知識と経験を積み上げでほしいと思っています。2年生は3年生を迎えるにあたり、自分のぶれない目標を定め、その目標に向ってしっかりと前に進めるようこの時期に「心構え」をしっかりと固めておきましょう。

放課後、ボクシング部の全国選抜大会出場の激励会を実施しました。今年は女子一人だけの出場となりましたが「男子の分まで頑張ってきます!」と力強くを言ってくれました。部活動においても強い選手は「やらされての練習」は絶対にしていません。「自ら進んで練習」をしていることは間違いありません。学習活動も部活動も成果を上げるには「自ら進んで」行動することが基本になるという事です。出場する選手には日頃の頑張っている自分の成長を実感できるチャンスです。ぜひ「優勝」を成し遂げて大きな自信と更なる目標をもって戻ってきてください。と伝えました。心から応援しています。

2022年3月4日金曜日

部活動から学ぶもの

 学年末試験も終わっていよいよ部活動が本格的に動き始めました。高校入試や学年末試験が重なり生徒達は部活動に打ち込む事が出来ない期間がいつもより長くなっていましたがいよいよ本格的に部活動に打ち込める時期が来ました。

空手道部全国選抜大会出場激励会

今はまだコロナ感染の拡大に伴い以前のような活動とはいきませんが生徒達は午前中の授業を受けた後、生徒達はそれぞれ所属する部活動で仲間達と一緒に切磋琢磨している姿を校内あちらこちらで見ることが出来ます。本校は学習活動の環境だけではなく部活動の環境においても素晴らしい環境を整備しており、その環境の中で生徒達は元気に楽しい学校生活を過ごしてくれています。

部活動から学べることは沢山あります。それは教室では経験できない事ばかりです。部活動ではいい事も悪い事の全てを仲間たちと想いを共感し目の前の状況に対しどのように対処し解決していくのかを考え実行することで目には見えない多くの経験を積んで行く事ができます。その経験は必ず今後の自分自身の人生を歩んでいくうえで必ず生かされていきます。

成功体験も失敗体験も全ての経験が自分自身の力となるという事を部活動に参加している浪高生達に伝えておきたいと思います。この期間は仲間達と共に過ごす時間を大切にして自らの成長を体感できるようにしてほしいと思います。

4月以降は新年度がスタートします。この3月をどう過ごすのか。新年度をいいスタートを切る為にもこの春の期間に部活動を通して1つでも多く、様々な経験を積んで行く事。仲間と苦楽を共に過ごす事で自分自身が進むべき道が見えてきたり、新たな道を発見できるかもしれません。前に進め!浪高生達。大活躍を期待しています。

2022年3月3日木曜日

浪速読書マラソン

昔から学力と読書量の関係性は深く、幼児期から本に親しませることで、親子間のコミュニケーションを円滑にできると言われています。「読書」と一口に言っても、書店に行けば、「本」と呼ばれるものには多くのジャンルがあります。フィクションの物語や、実話をもとに執筆された小説、生活で役立つ知識や情報が載っている実用書、国や地域の歴史が研究された歴史書、仕事に役立つノウハウなどが紹介されているビジネス書など、用途も特徴も様々です。本は、大人も子どもも関係なく、季節や時間帯の制限もなく、いつでも楽しみをもたらしてくれます。そして、時には仕事や生活に役立つ情報をもたらしてくれるものでもあります。

インターネットが普及している現代では、誰もが簡単に欲しい情報やデータを得ることができるので、わざわざ紙の本を手にする人が減っていると耳にした人も多いと思います。情報社会の進展は、社会に便利さをもたらすというメリットがありますが、一方でその手軽さこそが、人々が自分で物事を考える機会を減少させているというデメリットもあります。インターネットで簡単に情報が得られる今だからこそ、読書はますますその重要性を増しています。考えたり、感じたり、想像したり、私たちは毎日、あらゆる言語活動をしながら生活していますが、読書にはそれら全ての能力を上げる効果があるのです。

本日放課後に毎年実施している読書マラソンに参加した生徒が提出した作品の中から審査をし選ばれた生徒に対して賞状と商品を学校からお渡ししました。読書マラソンとは本の面白さを伝え合う運動の事で毎年2学期から3学期までの期間で実施されています。

読書することで「語彙力が上がる」・「文章力が向上する」・「コミュニケーション力が向上する」・「想像力がつく」・「新しい価値観を得られる」・「思考力が向上する」・「記憶力が向上する」・「アイデアが得られる」・「生き方が学べる」・「ストレス解消になる」・「視野が広がる」などのたくさんの良い効果が表れてきます。

「読書をきっかけに視野が広がり、やりたいことが見つかった」などの話は、決して珍しいものではありません。様々な本を読むことで、新たな気づきが得られ、その積み重ねで人生の方向性が定まるということもあるでしょう。本は、私たちの感性を刺激し、今まで知らなかった物事にも興味を持たせてくれます。興味を持つものが増えれば、それについて学ぼうとする意欲が生まれ、学ぶことで新しい知識をどんどん増やしていくことが可能になります。

これからの人生を豊かに歩んでいくために読書は必要不可欠な活動ではないでしょうか。大学共通テストにおいても思考力・判断力を問う問題が多数出題され、正しい答えを導く為には長文の設問を短時間で読み解く、「読解力」が大きな力となる事が明確となっています。日頃から本を読む習慣が付けば、意識しなくても文章を速く正確に読み解くことが出来るようになります。この読書マラソンを機に一人でも多くの生徒達が本に触れる機会を増やしてくれる事、そして本校の素晴らしい図書館を沢山の生徒が利用し学習活動に励んでいる姿を今以上に見れることを願っています。