2024年1月31日水曜日

第76回卒業証書授与式

 今日は第76回浪速高等学校卒業証書授与式が執り行われました。受験を控えている卒業生が多くいる為、感染対策の為会場への入場者数を制限し、会場には卒業生とご来賓の方々、PTAの役員の皆様のみにご参列していただき、保護者の皆様は各教室でのライブ中継にて式典をご覧いただきました。

卒業式に先立ち、神前奉告の儀が執り行われました。大寒を迎え寒さが厳しい中、学院神社の大神様に卒業のご報告と3年間見守っていただいた感謝の気持ち、そしてこれからの更なる成長を祈願しました。今年は甲辰という年となり本校でコツコツと力を蓄えた卒業生達がまさに昇り龍のごとく自らの夢の実現に向けて次のステージへと昇って行こうとしている事を感じました。

今年度の卒業生はコロナ禍の中、高校生活をスタートした学年でした。卒業生達は大切な青春時代を大きな試練と不安との戦いの中で過ごした3年間になったと思います。しかし卒業式では高校3年間をやり切った自信と未来に向けた希望に満ち溢れた姿を見せてくれました。生徒達の成長を感じることが出来た卒業式でした。この学年の生徒達は、2年間は多くの学校行事が中止となり、我慢と辛抱ばかりをさせた学年となってしまいました。少しずつ通常の学校生活に戻っていく中、卒業生達は夢と希望の灯を消す事なく自分を信じ進むべき道をしっかりと歩んでくれました。

みんなの幸せな未来はこれからまだ先にあります。神社神道の学校で学んだ「今を一生懸命に生きる」そして「挑戦し学び続ける」この二つを忘れず、その時、その時が最も幸せと感じることができるようこれからも努力してほしいと思います。目先のゴールの先には次のゴールがあります。過去を振り返りそこから学ぶことはあってもその過去にしがみついてはいけません。常に前を向いて一歩一歩進んで行ってほしいと思います。

卒業生達が未来において必ず幸せをつかみ取ってくれることを心から願っています。この様な素晴らしい生徒達に出会えた事、そして共に過ごした3年間に心から感謝して第76期生を見送る事とします。卒業生達の未来に幸あれ!Good luck!また会う日まで。

2024年1月29日月曜日

生徒達の応援

昨日は午前中ラグビー部の試合の応援へ駆け付けました。新人戦の最終戦となる順位決定戦という事もあり生徒達の頑張りを楽しみに花園のグラウンドに立たせて頂きました。やはり聖地と言われる花園ラグビー場のグラウンドに立つと自然と緊張感が溢れてきます。昔この地で楕円形のボールを追いかけている自分の姿と生徒達が試合に向けて練習している姿とだぶらせながら練習を見ていました。生徒達は気迫と緊張の中、しっかりとした準備を練習グラウンドで行い試合に臨んで行きました。

試合開始早々のチャンスを逃し少し受けに回った瞬間に相手に攻め込まれ一気に4つものトライをとられましたが前半の終了間際に1つのトライを取り返し後半の巻き返しを期待しました。後半は一進一退の攻防が続きましたが前半の4トライが響き敗退となりました。やはり勝負事には勝ち負けが伴います。勝つことで学ぶ事・気付くこともあると思いますが、負けた時の方が多くの学びや気づきがあると思います。今日の負けを「意味のある負け」にするか「意味のない負け」にするかは選手一人一人のこれからの行動にかかってきます。次の春の大会に向けてこの無念をどう晴らしていくのかその成長を期待したと思っています。

午後からはドーンセンターホールで行われた大阪高校芸術文化祭に出席させてもらいました。本校からは津軽三味線部・雅楽部の2つの部活動が参加させて頂きました。

津軽三味線は青森県の津軽地方で生まれた津軽三味、現在、日本の北は北海道から南は沖縄までの各地に普及しております。日本を代表する伝統芸能民族音楽として脚光を浴びており、老若男女、若い世代の方にも人気が高まり、今では、津軽三味線は世界が注目する楽器であり普遍的な音楽の一つとなっています。津軽三味線は、三絃の弦楽器でありますが、強く撥を胴に叩き付けるように弾く奏法からは打楽器的であると言えます。

 その音色は地吹雪を想わせるような音。ある時は雪をも溶かす炎のように力強く、そして時には、か細く透き通る音や、妖艶な響きを奏で、明るく楽しい音であったり、また、風や海、自然音を描写し、大地を賛美したりする…津軽三味線の音色には様々な表情があります。目をつぶって聞いているとその様な風景が頭の中に浮かんできます。今日演奏してくれた12名の生徒達には観客の方から2度にわたる大きな拍手を頂くことが出来ました。

津軽三味線部の生徒達

次は雅楽部の演奏です。神社神道を建学の精神とする本校では、重要な学校行事の中の1つでもある神事を執り行う際に、雅楽部の生徒達が神楽部の生徒達と一緒にご奉仕をしてくれます。雅楽は世界中にありますが、各国の宮廷音楽のことを指します。言葉としては2,500年前に中国の『論語』に出てきたのが始まりと言われています。日本には独自の雅楽があり、『古事記』に出て来る神々が舞を披露する『神楽』から生まれました。

古くは飛鳥時代に仏教が日本に伝来した際に、あわせて舞や楽器、音楽が入ってきます。平安時代に舞と楽器、音楽が融合し、雅楽が完成しました。世界を見ても「最も古いオーケストラ」と言われています。今ある楽器の元祖が雅楽では使われているのです。雅楽に関わっていることで、日本古来の文化や精神に触れることができるのは魅力のひとつです。神社神道を建学の精神とする本校で学ぶ生徒としてこの様な魅力ある部活動に入部する事は今後の人生において大切な事を学ぶきっかけとなると思っています。観客の人達からは大きな拍手を頂きました。演奏中の厳かな雰囲気は、聴いている人たちの心を素直にさせ感謝の気持ちを湧きあがらせることが出来たのではないかと思っています。

雅楽部の生徒達
今日はラグビー部・津軽三味線部・雅楽部と3つの部活動の応援に行かせてもらいました。それぞれの部活動において、目標は違っても今日の様な日をどう次につなげていくかが大切な事です。また次の目標に向って努力し大きな成長を遂げてほしいと思います。

2024年1月23日火曜日

耐寒行事 ~葛城古道を歩く~

 今日は耐寒行事が実施されました。昨年もそうでしたが今年も本当に寒かった。耐寒行事にふさわしい日となりました。昨年は「山の辺の道」を踏破しましたが、今年度は金剛山と葛城山の裾野一帯に広がる「葛城王朝」の故地でもあった「葛城古道」を踏破するコースでした。

葛城王朝は、崇仁天皇に始まる大和朝廷が成立する以前に、葛城王朝を築いて国を治めていたとされています。この葛城古道のある御所市一帯は日本神話のふるさとと言われる場所でもあり歴史的に貴重な遺跡や由緒ある神社仏閣が数多く残っています。そうして数々の遺跡や社寺を訪ねる事は神社神道を建学の精神とする学校で学ぶ生徒として貴重な経験であり多くの学びを得る事が出来ます。

生徒達は各グループに分かれ約15キロのコースを踏破してくれました。仲間たちと一緒にワイワイ言いながら同じ時間を共有し、同じ物を見て色々な事を学ぶ事は非常に良い体験となります。

一人一人がその体験から感じる事の違いを互いに認め合う事で新たな気づきが生まれてくると思っています。歴史を学び、その当時の人達の考えや想いを知る事でまた様々なロマンが生まれてきます。

寒さに耐えながらも最後までやり切ったという達成感と古代の道でもある「葛城古道」を歩くことで、当時の人達の想いに身を馳せる事でまた一回り成長してくれたのでないかと思っています。

明日以降生徒達の学校生活の変化に期待をしています。今日は本当にお疲れ様でした。1年生のみなさんは、来年「山の辺の道」を踏破する予定です。また来年「山の辺の道」を一緒に歩こう!

2024年1月19日金曜日

生徒達の活躍 ~文化活動~

 今日は新年最初の朝礼を行いました。朝礼では部活動や検定試験、校外での活動で成果を上げた生徒達を表彰しています。毎月の表彰では運動部の活躍が多くあり在校生達にも勇気を与えてくれていますが本日の朝礼では文化部や検定試験、また校外での活動で成果を残してくれた生徒が多く表彰を受けました。

日本情報処理検定 文章デザイン検定 1級

リテラス論理言語力検定 各級合格者代表

津軽三味線、吹奏楽、写真部をはじめ雅楽部では3年生の引退記念演奏会を開催するなど文化部の活動も運動部に負けじと頑張ってくれています。また検定資格では日本情報処理検定において1級を取得、リテラス論理言語力検定では1級をはじめ281名もの生徒達が各級に合格を果たしてくれました。

津軽三味線津軽民謡全国大会 団体動画部門 3位

全日本高等学校吹奏楽大会 審査員長賞
第8回全国ポピュラーステージ吹奏楽コンクール全国大会 優秀賞
大阪アンサンブルコンテスト 金管七重奏 金賞 関西大会出場

またビブリオバトル大会では大阪府の中高生大会を勝つ抜き見事優勝し1月28日に行われる全国大会に出場を果たした生徒への表彰も行うことが出来ました。もちろん年末から各運動部で実施されて各大会においての表彰も行いましたが改めて本校の目指す文武両立を実践してくれている生徒達を心から称賛したいと思います。

大阪中高生ビブリオバトル大会 高校生大会
優勝 大阪代表として決勝大会へ出場

今日の校長講話のキーワードは「ポジティブシンキング」でした。ポジティブに目の前の事を前向きにとらえる事の大切さを講話させてもらいました。毎日の生活では良い事もあればそうではない事も沢山あります。その時にポジティブに受け止めるか、それともネガティブに受け止めるかではその後の行動は全く違ってきます。

第8回高校生バトル選手権大会3ON3関西予選 ファイリスト代表者
                全国決勝大会に出場

大阪私立高等学校総合体育大会 卓球女子の部 3位

不平や不満を吐いて問題が良い方向へ行くのであれば誰もがそうします。不平や不満ばかりを言うのではなくどうすれば次につながるかを考えて行動してほしいと伝えました。その行動が自分の夢を叶う為の道であるという事を理解してほしいと思っています。

近畿高等学校弓道選抜大会 女子 3位

近畿高等学校空手道大会 女子団体組手 優勝
個人組手優勝・2位・3位 統合戦 2位
近畿高等学校空手道大会 男子団体組手・形 優勝
個人形優勝 組手優勝・2位・3位 統合戦2位・3位

今日表彰した生徒だけではなく浪高生達は一人一人日々頑張ってくれています。そんな生徒達に出来る事は勇気を与え全力でサポートしていく事です。今年もその事を決して忘れることなく浪高生達が最高の高校生活を過ごすことが出来るために努力していかねばなりません。ネクスト100年に向けた元年も更に生徒と共に成長していきたいと思います。

大阪高等学校秋季テニス大会 男子団体2部 優勝 
3学期クラス学級委員任命式各学年代表者

2024年1月18日木曜日

生徒達の活躍 ~ターム留学へ出発~

 現在本校では4名の生徒達が留学しており海外で学んでいます。2名はカナダ、1名はアメリカへの1年間の留学、そして1名は提携校のフィリピンパーペチュアルヘルプ大学付属高校へ3か月間短期留学をしています。それぞれの生徒達は現地で頑張ってくれており現地の人達に温かく迎えて頂き、日々語学力を磨くことはもちろん、異文化の国でたくさんの経験を積んで毎日充実した日々を過ごしてくれています。

そして昨日、1月27日から6カ月間のターム留学に出発する生徒4名に対して激励金を授与させていただきました。理事長先生にも立ち会って頂き学校を上げて、大きな冒険に出かける生徒への激励をさせて頂きました。

激励をした生徒はカナダ・ブリティッシュコロンビア州のケロウナ・ヴァ―ノンの学校に通う行く3名、そしてオーストラリア・南オーストラリア州のアデレートの学校へ向かう1名の4名です。4名の生徒達は期待と不安を持ちながらも「今は楽しみでしかない」と力強く言ってくれました。何の為に留学するのかは十分理解してくれています。現地での慣れない生活に少しでも早く順応して充実した留学生活を過ごしてくれる事を期待しています。

私自身、昨年の2月にカナダのケロウナ・ヴァ―ノンには訪問させていただきました。当時、現3年生の6名がケロウナ・ヴァーノン・ビクトリアに留学しておりその様子を見に行かせてもらいました。大自然に恵まれた環境とそこに暮らす人たちの温かさを感じながらその6名の生徒達は無事に帰国したくさんの学びと経験、そして大きな自信を得ることが出来ました。

その3年生達は今目標とする大学への進学に向けて最後の力を振り絞り頑張ってくれています。その頑張りも6カ月の間で培った自信からくるものだと思っています。今回も留学という冒険に挑戦する生徒達に対しての応援とサポートをこれからも行い、健康でそして一回り逞しくなって帰国してくれる事を楽しみにしています。

ブリティッシュコロンビア州 オカナガン湖

2024年1月15日月曜日

生徒達の活躍 ~運動部の生徒達~

 本日お昼休みの時間に今週末から行われる全国高校総体など全国大会に出場する生徒達への激励金授与式を実施しました。本校では激励金の授与式では全国の舞台での活躍を祈念し出場するクラブ活動の生徒達へ直接学校から授与をしています。その後各クラブの生徒達へ激励の言葉を伝えています。今日は以下のようなことを伝えさせてもらいました。

全国の舞台で戦えるチャンスを得ることが出来た事は生徒達自身の今までの努力の成果です。その成果を更に伸ばしていく為にも次のステージで戦うための準備と努力をこれからも重ねていかねばなりません。
全日本空手道選手権大会 団体形
空手道部 男子形

全国の舞台では一つでも多くの勝利をつかみ、優勝を目指していると思います。しかし全国に出場する選手たちはみんなそう思って戦いに挑んできます。そんな強者との激しい戦いに挑み、勝利を得るには何かが相手より上回らないと勝つことはできません。

全国高校総体 フィギュアスケート競技選手権大会
                フィギュアスケート部

技術なのかメンタルなのか。。私はメンタル面だと思っています。大切な事は「勝つ」という執念ではなく何故そのスポーツをやっているのか?その意志の強さが最後に大切となってくると思います。今自分がやっているスポーツはなんでやってるの?と聞かれたときその理由をキッチリ言えるかどうか。そしてその理由を達成する為にどんな努力をしているのか。そこで勝負が分かれてくると思っています。

全国私立高等学校テニス選手権大会 硬式テニス男子
全国選抜高校テニス大会

最後の勝負の分かれ目はその人の「人間力」という事です。まだまだみなさんは若い高校生達です。その若いというエネルギーをどれだけ試合で出す事が出来るかどうか。若いエネルギーはその人が持つ強い「意志」です。それが勝利を呼び込むには必要な事だと思っています。勝つことだけではなくもう一度原点に返ってスポーツを行う目的を心に刻み込み、勝負という経験を通してその目的を達成してください。今大会を通して更に人間力を成長させてこれからの高校生活を過ごす事を期待しています。結果の報告を楽しみにしています。

全国私立高等学校テニス選手権大会 硬式テニス女子
全国選抜高校テニス大会


2024年1月13日土曜日

大学共通テスト~頑張れ浪高生!~

 高校3年生は今日から「共通テスト」に臨みます。朝から試験会場に学年の先生たちが受験に向かう生徒達への激励と応援のために集合してくれました。生徒達はそんな先生方から激励のメッセージが入ったカードを一人一人もらって受験会場へと入っていきました。

高校入学後今日までの日々の学習活動の中では失敗や挫折も含めて色々あったと思います。しかし、6年間あるいは3年間の学校生活に何一つ無駄なものはありません。今日の日の為に自分が行ってきたことに自信と誇りを持って試験に挑んでほしいと思います。試験時間は誰にも平等にあります。落ち着いて、持てる力を全て出しきってくれる事を願っています。そしてもう一つ、今日と明日で人生全てが決まるわけではありません。結果ばかりを気にするのではなく、今自分が出来る事をやり切る事。そしてその結果を踏まえてどのように行動していくかが大切です。

今を大切に一生懸命に生きる事を浪速で学んだ生徒達には最後まで諦めずに立ち向かってほしいと思います。生き抜く力を育むには最も大切な事です。今日という日を長い人生の中で、一つの経験としてこれから幸せな人生を歩んでいく為の糧となる一日にしてください。

共通テストを受験し良い結果を残すことを目標にするのと、その経験をどのように生かしていくのかを目標にするのとは違います。ゴールは二つあるのです。目の前のゴールとずーっと先にあるゴール。まずは目の前の共通テストというゴールをしっかりと走り切ってください。いざ!出陣。浪高生達。健闘を祈ります。

2024年1月9日火曜日

新春拝賀始業式~次の100年に向けスタート~

 本日から3学期がスタートしました。本校は毎年3学期の始業式を「新春拝賀始業式」としています。新しい1年のスタートを全校生徒一緒に心を一つにして、学院神社の大神様に感謝の気持ちと今年1年の成長を祈願して参拝します。今年は「次の100年に向けた元年」として新たな気持ちで迎えることが出来ました。本校は現状に満足することなく少しずつ変化し進化することを目指しています。その為に教職員も生徒達と共に、様々なことに挑戦して行かねばなりません。本日は参拝後、そのような思いをもって学院長先生の新年の講話を行い、その後中学校と高等学校に分かれて始業式を執り行いました。

本日の校長講話の要旨は以下の通りです。

新年あけましておめでとう。皆さんは新しい気持ちで新年を迎えてくれたと思います。この1年どのような1年にするか年末年始考えましたか?終業式で伝えた「振り返り」をこの冬休み中にしっかりと行ってくれていたと思います。そして、新しい新年を迎え今日からの学校生活を迎えてくれていると思っています。

新年最初のキーワードは「覚悟」です。2学期の終業式で伝えた「振り返り」をもとに自分自身で何をやらねばならないか明確になっていると思います。あとはそれを行動に移すかどうかです。「覚悟」を別の言い方で言えば「志」とも言えると思います。

出来るとか出来ないかではなくやるかやらないか。一歩前に前進する勇気が大切になってくると思います。今年は浪速が次の100年に向けての元年となる年。新しい事に挑戦する年でもあります。みなさんにとっても自分自身の未来に向けてのスタートとなります。そんな未来に向けて是非ともたくさんの事にチャレンジしていって欲しいと思っています。その為には昨年までと同じではだめです。今までとは違ったやり方、そして新しい発想で日々の学校生活を過ごしていって欲しいと思います。

「覚悟」・「志」をもった人にはそういったことが出来るのです。もちろん失敗や成功はあると思います。大切な事はその時々をどう生きていくかが重要なのです。答えはすぐにはでない。その答えは遠い未来にあると思います。その遠い未来にその判断や行動が正しかったと思えるように努力する事が最も重要な事だと思います。「覚悟」を持ってその時々をどのように生き抜いていくのか。その時々の判断や行動の積み重ねが自分の未来を築いて行く事を決して忘れないでください。

その過程での心配事や不安な時は、友人に、または先生方に相談してください。解決できなくても心の支えになってくれます。そうすればまた前に進む勇気が湧いてきます。みなさんは一人ではありません。多くの人達に見守られ助け合いながら自分の人生を生きているのです。そのような心の通った温かい環境が前に進むには大切となってくるのです。常に感謝の気持ちを持ちながら「覚悟」・「志」を持って学校生活を過ごしてください。

素晴らしい環境が整った本校で、一人一人の生徒の心が安心という信頼で繋がる絆を創っていけば、どんな不安や困難も乗り越える事が出来ると思います。この1年そういった環境の中で過ごすことが出来るように一人一人が自覚と責任ある行動をしていってほしいと思っています。仲間をサポートする気持ちと、その仲間たちとの結束、そして挑戦する「覚悟」を期待しています。

最後に3年生のみなさん大学共通テストまであと少しです。体調管理を徹底して終わった時には最高の充実感を味合う事が出来るようにしっかりと準備を引き続きしてください。もう進路が決まっている3年生は新たなステージに向けての準備をしっかりとする事。まだ見ぬ新しい世界に挑戦する準備はできていますか?まだ時間はあります。しっかりとした「覚悟」をもって前進してください。1年生と2年生のみなさん3学期はすぐに終わります。一日一日を大切に3学期は次の学年への準備と助走だと思い充実した日々を過ごしてください。

以上の事を伝えさせてもらいました。人生は挑戦と冒険です。新たな100年に向けた元年となる2024年が浪高生達にとって素晴らしい1年となるよう頑張っていきたいと思います。今年もよろしくお願いいたします。

令和5年度旧自治会会長