2022年5月27日金曜日

中間テスト最終日

 本日で中間テストが終了しました。先日の朝礼でも伝えたように「ThinkingとAction」をテーマにこの定期考査を受験してくれたと思っています。今年度から試験最終日は、全校生徒が放課後下校して、明日からの授業に向け体調を整えるようにしました。部活動も行わず全校生徒が下校することになっています。明日からの学校生活に向けて今日はしっかりと身体を休めてほしいと思います。

試験終了後chromebookを使った全校アンケート

2年生は試験終了後HRにて修学旅行の説明会を実施しました。今年度の修学旅行は世界の情勢、コロナ感染の状況などを含め、生徒達が安全に安心して参加できる為にはどこがいいのか、関係各所から情報を集め慎重に検討した結果、今年度も国内での修学旅行とする事としました。その旨を本日私から伝えさせてもらいました。

その後旅行会社の担当者から各コースの詳細について説明をしていただきました。世界に誇れる日本の文化を学ぶことが出来る5コースです。修学旅行は高校生活の中での重要な学校行事の一つです。一生に一度の高校修学旅行を最高の思い出となるようにしてほしいと思っています。楽しい事を考えるのは本当にいい事です。後悔のないように訪問先の選定をしてください。

さあ~明日からまた挑戦の日々が始まります。学習活動に部活動に毎日の学校生活が充実した日々となるように一人一人の生徒達の「Action」を期待しています。自分自身を見失う事がないように前を向いて一歩一歩進んでください。

2022年5月23日月曜日

「エゴ・レジリエンス」

 「レジリエンス」という言葉を最近よく耳にします。回復力とか復元力、しなやかさという意味で「折れない力」といった意味で使われていると思います。では「エゴ・レジリエンス」とは何でしょうか?「状況に応じて柔軟に自我を調整し、日常的ストレスにうまく対処し適応できる力」と言われています。簡単に言うと、「ストレスがあったとき、自分で回避して気持ちを立て直せる力」です。米国の心理学者ジャック・ブロック氏が1950年に提唱したこの概念は、目まぐるしく社会の状況が変化する現代において、誰もが身につけておきたい力として注目を集めています。

人間は、何かストレスがかかるようなとき、自己抑制や我慢をしてなんとか頑張ろうとします。一方で、ストレスを感じない状態のときには、思いきり羽を伸ばして、心からリラックスすることができるでしょう。しかし、常に羽を伸ばしているようでは、日常生活に支障をきたします。反対に、気を張って緊張状態が続いてしまうと、ストレスがさらに高くなります。このような心の状態のバランスをうまくとることで、不安や傷つきやすさが解消されて、「折れにくい心」が鍛えられていくのです。

ではこの「エゴ・レジリエンス」を育てる為には、柔軟性・好奇心・立ち直り力でエゴ・レジリエンスが育つと言われています。常に思考が凝り固まらないようにいろんな人の話をよく聞く事で柔軟性を高め、時を忘れて楽しんだり、緊張をほぐす方法をもったりすることで、その力がつくそうです。また好奇心が旺盛であることや、心が折れそうな時に考え方を変え、早く立ち直ることができるなど、思考をポジティブモードに変えられる柔軟性をもつ事で、エゴ・レジリエンス、ストレスを回避する力が備わると言われています。みなさんもこのような力を育てる為に日常生活に取り入れてみてはどうでしょうか?

今何かに行き詰っているなら、「エゴ・レジリエンス」の力で一つの壁を乗り越えるきっかけになるかも知れません。「自分で立ち直る力」「ストレスに負けない力」「心のバランスをとることができる力」を身に付ける事が出来ると思います。ぜひ試してみてください。

2022年5月18日水曜日

定期考査に備える浪高生

 昨日から今年度初めての定期考査『1学期中間テスト』の1週間前となりました。1年生は高校生活初めての定期考査となります。中学校時代とはまた違った心構えで臨んでほしいと思っています。2年生、3年生にとっても日頃の学習の成果を図るものとして大切な試験です。特に3年生にとっては重要な試験となる事は理解していると思います。

先日の朝礼でも伝えたように中間テストの結果を良いものにするには、良い準備が大切になります。その準備とは当然ながら日常の授業をいかに充実させるかが大きなポイントとなります。当たり前の事ではありますが、その当たり前のことをいかに徹底してやれるかどうかが最も重要です。

そしてもう一つ準備で大切な事は自主学習です。本校では試験前になると、生徒達は恒例のように校舎内いたるところにある自習スペースで学習に励み、試験に向けた準備をしています。このような姿を見ていると本校の生徒達は本当に準備の大切さを理解してくれていると感じることが出来ます。自宅においても試験に備えた学習に励んでくれていると思っています。

常にベストを尽くすことが重要だという事を理解し、試験に備えてくれる本校の生徒達の姿は、生徒達の今後の未来が明るいものになる事を約束してくれているように思えてなりません。是非誠実に、そして焦らず少しずつ前に進んでほしいと思います。頑張れ浪高生達!

2022年5月16日月曜日

世界に目を向ける浪高生

 本日お昼休みの時間に大阪府が実施している海外進学事業『おおさかグローバル塾』に見事合格し入塾した生徒に対し激励金の授与を行いました。この事業は大阪府が国際競争に勝ち抜くために必要な人材の育成を目的として行わている事業です。将来、世界で活躍できるトップレベルのグローバル人材の育成を目的として、海外の大学での学位取得を目指す大阪府内在住の高校生を対象としたプログラムです。

ここ2年はコロナ禍の影響で実施はされていなかったのですが、コロナ禍の前は大阪府下のトップレベルの公立・私立の高校から多くの高校生たちが応募しています。学位取得のために海外進学を目指しているだけではなく、世界に目を向け様々な分野で活躍しようとする志の高い人物、そして何よりもレベルの高い英語力が求められ、周りとコミュニケーションをとりながら協力し行動できる人物が求められます。

今回本校から3名の生徒が見事合格してくれました。今後は毎週日曜日に行われる海外進学講座に参加し、7月下旬から8月上旬には英国リーズ大学に短期留学して更なるレベルアップを目指します。帰国後は海外進学に備えディスカッションやディベート、プレゼンテーションを強化し高度なコミュニケーション能力を身に付け、海外進学資格試験に挑戦していくなど来年の2月まで実施されます。

これから3名の生徒達は今まで見た事のない、感じた事のない経験や体験を積んでいくと思いますが、その一つ一つが自分自身の描く未来への布石だと考えてください。辛いことや挫折してしまいそうなこともあるかもしれませんが、楽しいことや嬉しい事、ワクワクすることの方がきっと多くあると思います。一度しかない高校生活の中で、この様な素晴らしい事に『挑戦』してくれた3名の浪高生達を心から応援しています。

2022年5月13日金曜日

「Thinking and Action」

今日は5月の朝礼を行いました。校長講話のキーワードは「シンキングとアクション」。この2つをキーワードとして伝えました。

シンキングは考え抜く力。現状を分析し、目的や課題を発見し明確にすることによって、達成のためのプロセスを創造する力です。簡単にいえば動機かもしれません。アクションは行動。前に踏み出す力。物事に対して正しい方向に進んで取り組み、その結果、自分の周りの仲間や環境にもいい影響を与え、そして目的に向って確実に行動する力。

これから長い人生を生きていくうえでいろんなハードルを乗り越えていかねばなりません。その原動力となるのが「シンキングとアクション」です。乗り越えるという表現をするとみなさんは少し負担に思うかもしれませんが、私はいつも乗りこなすと言っています。

思ったような良い結果を導き出す為にはシンキングとアクション、行動が全てです。目標を定めたのならその目標に向って自らが考え抜いた道を信じ、結果を恐れずに柔軟に対応しながら前に進んで行く。その過程においては不安や心配はつきないかもしれませんが、できるかできないかを考えるのではなく、できる為にはどうすればいいのかを考える事が大切です。

自治会役員の生徒達から全校生徒への伝達

方向性が決まればとにかくやってみる事。行動してみることが大事な事です。正しいかどうかなんてやってみないとわかりません。大切な事は常に自分が出来る範囲のベストを尽くす事です。当たり前のことを当たり前にするのは誰にでもできますが、当たり前のことを徹底的に行うことができるかどうか。これがベストを尽くすということです。

空手道部全国選抜大会男子団体組手・形優勝

このことが出来ていれば考え抜いた道はさらに開けていくと思います。それが目標への一番の近道だということを忘れてはいけません。いい結果や思った通りにはいかなくても前に進んでいるのなら全く問題はありません。大切な事は何が出来て、何が出来なかったのかを知ることです。焦らず、慌てず確実に前に進んでほしいと思います。

空手道部全国選抜大会女子団体形3位

正しく、誠実にそして情熱を持ち規律を重んじて自分が考え抜いた道を信じて歩んでください。みなさんなら出来るはずです。日々の学校生活が今日よりも明日、明日よりも明後日と良い方向へ変化し、新たな次への課題が発見できるような楽しい日々を過ごしてくれる事を期待しています。 


2022年5月9日月曜日

使命感を持とう

 今日はデル社『DELL INC.』創設者のマイケル・デル氏の言葉を紹介したいと思います。「もしなにか自分のやるべき使命を見つけたのなら、内面から湧き上がってくる情熱こそ、あなたの人生を突き動かすモチベーションになるだろう。」

私は時々自分自身に問う時があります。情熱的に生きていますか?と。みなさんはどうでしょうか?私は、毎日淡々とすべきことをこなし、繰り返しの日々を過ごしていては情熱を感じる事が出来ないと思っています。そんな風にならない為には現状に目を向け、自分自身を変えることが必要です。自分が「情熱的に生きたい」気持ちを持ち、その思いを強めることが出来たら、その情熱が行動につながり「情熱的に生きている」自分へ変化を遂げることが出来ると思っています。

一度きりの人生自分の思い描く人生を送りたい、夢や目標を叶えたいと誰もが思うでしょう。その為には努力が必要となります。夢や目標があるのなら情熱的に生きる土台はできています。まだないのなら見つければいいのです。

見つけることが出来たらその後は行動あるのみ。失敗を恐れない覚悟を持つこと。ネガティブな気持ちはいくら考えても前に進むことはできません。出来るかできないかではなくやるかやらないか。時には失敗をする事やマイナスな感情になる事もあるでしょう。全く気にせずその感情を自分の味方にしてみてはどうでしょうか?自分が心から好きな事が(=情熱を注げる事)がすごくモチベーションを上げてくれるし、結果として人生を物凄く突き動かしてくれる(つまりは成功できる)という事も忘れないでほしいと思います。

理不尽な事も生きていればあります。その感情をプラスのエネルギーに変換し次への挑戦する為の情熱にしてほしいと思います。しんどくなれば時には休めばいいのです。自分自身を信じ「必ず自分は成し遂げられる」そう信じる事が重要だと思っています。

信念を持ち一歩一歩前に進む事、そして過度に焦らず、冷静な気持ちを持ちつつ情熱的に生きる事が良いと思っていますし私もそうありたいと思っています。