2020年6月27日土曜日

クラブ活動訪問記~家庭科部~

学校も通常授業となり徐々に元の学校生活が戻ってきています。まだまだ感染予防対策は万全にしなければいけませんが生徒達も笑顔で元気に過ごしてくれています。そのような生徒の姿を見られることは本当に嬉しいことです。今後みなさんにそんな学校の様子を少しでも見てもらう為にも私が授業中や休み時間また放課後のクラブ活動など生徒達の様子を見に行った時に撮った写真や感想を折々紹介して学校の様子を見ていただきたいと思います。今後少しずつ発信させていただきますのでお楽しみにしてください。
最初は部活動の様子です。本校には運動部25と文化部30合わせて55のクラブ活動があります。本当にたくさんの部活動があり多くの生徒達が入部し素晴らしい環境の中でいろいろな経験と体験を積み人間力を磨いてくれています。そこで第1回目に登場してくれるのは家庭科部です。



実習室に入ると凄くあまーい香りが室内に漂っていました。何を作っているかというとマフィンを部員たちは作っていました。。生徒達は2グループに分かれ楽しそうにワイワイ言いながら生地を作っていました。みんなで協力しながら一つの食べ物を作る雰囲気を見ていると本当に心が和みます。

男子生徒も頑張っています。これからは男子もお料理などの家事は絶対に出来たほうが良いと思います。私も学生時代も含め7年間自炊をしていました。食事の支度や後片付けの大変さを学ぶことは大切なことです。そういった経験からお父さん、お母さんへの日頃の感謝の気持ちが芽生えます。

あとは焼くだけです。

完成しました。さあ~これからが一番大事??みんなで食べましょう!
 
最高の笑顔ですね。食べてるときには部員同士で味の確認をしながら次への改善点や次は何を作ろうかなどの話で盛り上がっていました。準備から後片付けまで家庭科部のみなさんお疲れさまでした。これからもどんどんいろんな物にチャレンジしてくださいね。

2020年6月25日木曜日

体育の授業が変わる

文部科学省が昭和39年から行っている「体力・運動能力調査」によると子供の体力・運動能力は昭和60年ごろから現在に至るまで低下傾向にあると報告されています。その原因の一つとして情報化社会の影響で屋外での遊びが減少し運動に親しむ機会が減少しているからだと言われています。本校の体育実技においてはそう言った「運動が苦手な生徒」「体育が嫌い」と言った生徒にも体育が楽しい、運動が楽しいと感じてもらえるような体育実技指導を行っています。学習面において本校では最新のICT機器を活用した教科指導を行っていますが体育実技指導においてもICT機器を利用した授業を行ってくれています。
体育の実技中において指導を受けた形通りに自分の身体を自分のイメージ通りに動かすことが出来ない生徒や体の動かし方がどうしても理解できない生徒が多くいます。そういった時にイメージ通りの形になっているかどうかなどをiPadを利用し自分の動作を自分で確認できるアプリを使いフォームや動作の確認しています。 生徒達はプレイが終了した後に自身の動画を確認し問題点や改善点を自分の目で確認することが出来ます。
このような授業展開を行うことによって担当教員は今まで以上に積極的に授業への参加意識がより一層高まったと言っていました。これは生徒達が今までの口頭での指導のように抽象的な形ではなく問題点や改善点が自分の目でしっかりと見る事が出来るようになったことが大きな原因であると考えられます。はっきりとした形で情報が入ってくることで自分自身で問題を解決しようとする意欲が湧いてくるからだと考えています。 このように教室内での授業だけではなく生徒達が授業に積極的に参加する姿勢、問題を解決する能力、また仲間と問題点を共有し議論しながらbestな解決策を考える学習方法を体育の授業で実践しています。


今後はグループやチームでの実技指導においてもこのような映像を利用し周りの仲間と連携し協働して問題解決する能力などの習得、意見交換や議論によって新たな考え方に気がつくなど知識と考え方の柔軟性を高めるためのツールとしてICT機器を積極的に利用していきたいと思っています。
体育とは体を育むと書きます。体とは「身体」と「心」この2つのバランスが大切です。最も大切な生徒の心身の健康の保持と増進の大切さを学習する場は保健体育の授業です。保健体育の授業をすべての生徒が楽しく、元気に参加できる環境とその指導方法の改良をこれからも実施して行きます。生徒に変化を求めるなら私たち教員も変化していかねばなりません。「挑戦から変化へ」浪速高等学校の教職員はこれからも生徒ともに挑戦し、生徒と共に変化していきたいと思っています。
「TEAM浪速」前へ進もう!
Change is the law of life. 
And those who look only to the past or present are certain to miss the future 
 ~変化とは人生の法則である。過去と現在しか見ない人は確実に未来を失う~
     (第35代アメリカ合衆国大統領 ジョン・F・ケネディ)


2020年6月22日月曜日

第1回オープンキャンパス

6月20日(土)今年度初めての浪速高等学校オープンキャンパスを開催いたしました。コロナ禍の影響で開催が延期されていましたが15日(月)から学校も通常授業となったこともあり6月20日(土)に第1回目を開催することにしました。

実施については感染防止対策の観点から募集人数を決めさせていただいての実施とさせていただきました。定員はすぐに一杯となり、お忙しい中ご参加いただいた受験生と保護者の皆様本当にありがとうございました。深く感謝申し上げます。

今年度は4月以降の外部での入試説明会が全て中止となっています。今後も外部での入試説明会は縮小や中止が考えられます。このような状況の中でも入試広報活動は本校が今出来る事を一つ一つコツコツと行っています。その目的は一人でも多くの受験生と保護者の皆様に浪速高等学校に来校いただくこと。このことが最も重要な事であると思っています。そしてご来校していただいた受験生と保護者の皆様には本校の教育活動の環境とその内容を実際の目で見ていただき、肌で感じていただきたいと思っています。是非本校の生徒達の日常の学校生活をご覧いただきたいと思います。学習環境と生徒達の様子など本校の教育活動を自信をもってご案内させていただきます。
授業中の様子を見学
一つでも多くのクラスを見学してもらっています
ランチの試食(左:そぼろ丼・右:唐揚げカレー)
chromebookを使ってのアンケート
1年生・2年生の生徒達が一人一台使用しているchromebookを用意させていただきchromebookを使ってアンケートのご協力をお願いしました。たくさんのご意見をいただきありがとうございました。今後の広報活動に生かしていきたいと思います。
今後も今回のような少人数でのオープンキャンパスを開催させていただき浪速高等学校の日常の学校生活を見ていただく機会を増やしていきたいと思っています。是非本校HPにご注目いただきWEBからお申し込みをお願いいたします。また本日22日から26日までの期間ZOOMを使っての個別相談会も実施しております。こちらの方もWEBでの申し込みとなっていますので本校HPからお申込みをお願いいたします。受験生と保護者の皆様どうか今後の本校の入試説明会等のイベントにご注目を頂き一人でも多くのご参加を心からお持ちしております。
本校の制服

2020年6月19日金曜日

3年生覚悟を決めよ!

昨日文部科学省から来年初めて行われる「大学入学共通テスト」については予定を変更せずに来年1月16日、17日に行われることが正式に発表されました。
試験範囲の調整などはまだありそうですが大枠としては当初の予定通り実施ということになりました。また各私立大学においてもAO入試、スポーツ推薦などの入学試験実施要項なども今後発表されていくと思います。今回のコロナ禍の影響で多くの私立大学の募集については例年通りの募集方法とは限りません。その事を認識して必ず自分の目で確認して置く必要があります。それと共に今後進路指導部から出される情報や、6月に行われる個人懇談期間を利用して後悔のない進路選択をしてほしいと思います。今後は困った時や不安なことは積極的に担任の先生や教科担当の先生に相談を持ち掛けてください。必ず希望と勇気を与えてくれます。
今後各大学では7月や8月にかけていろんな形でのオープンキャンパスが行われると思います。直接大学に訪問できなくても今ではネットでいろんな情報を発信してくれています。いろんな情報を集める事も揺るぎない意志を固めるには大切なことだと思います。3年生のみなさんこの新型コロナウイルス感染の影響で受験勉強が充分にできなかったと思います。しかしその事は全国の高校生はみんな同じです。重要な事はここからどうするか、何をするかで違いが出てくるのです。やるべき準備に変わりはありません。学力を高めるしかないのです。今の学力をどう伸ばすのか。絶対にぶれずに今出来る事に全力を尽くす事。それが勝利への最短の近道です。
3年生のみなさんにはこれから校内で行われる講習や夏季講習などに積極的に参加してほしいと思います。そして毎日の授業を今まで以上に充実させるための準備をしてください。そう言った行動と準備をすることが絶対に必要な事だと思います。ジタバタしても何も変わらない。もう覚悟を決める事。3年生のみんな「挑戦から変化へ」一人一人が勝利への道を歩んでほしい。我々は全力で応援します!

2020年6月17日水曜日

部活動の意義とは~なぜ部活動に入るのか~

高等学校におけるクラブ活動は中学校と同様に特別活動として高校生活の中でその意義は重要とされています。学校の教育活動において求められているのは知識や学力の向上だけではなく、一人一人の生徒の「人間力」をつけること。そして「生きる力」を育むことが必要とされています。多くの友人とのかかわりの中で人間性を高め、より実践的な活動を通して自主的な問題発見能力とそれを解決する能力、またそのような態度を育てる事が部活動に参加する大きな目的であると思います。

チーム内で修正点を共有し改善する
選手同士で瞬時に判断
運動部の場合、団体スポーツと個人スポーツの違いはありますがまずは大きな目標である「勝利」に向けて一人一人が貪欲に掴みに行く姿勢は大切だと思います。試合中や練習中にはいろんな状況が起きます。目の前で起きていることを冷静に判断し解決することが勝利への近道だと知っている選手たちはいろんな意見を出し合い瞬時に判断して行動することが求められます。その時選手たちは必要最小限のコミュニケーションをとって情報を共有しbestな選択をしなければならないという経験から判断力や思考力、コミュニケーション能力が部活動では磨かれていきます。
神楽部の舞
雅楽部の演奏
文化部においては運動部の「勝敗」より「賞を獲った」の方が当てはまると思います。運動部と同じように目標としている所にむけての姿勢は運動部と同じであると思います。しかし求められているのは人を喜ばせたり、笑顔にさせたり、心を和ませたりといった自分達の周りの人々に貢献することではないでしょうか。同じ好みの仲間同士が興味や関心を深く追求できる活動は大きな魅力です。仲間と一緒に創意工夫して活動することによって得ることが出来る楽しさや達成感・成就感は一人一人の人間力の伸長に役に立ちます。そんな経験が一人一人の生徒の人間性を高める要素になっていると思います。
選手達主導のチーム作り
信頼する仲間と共に戦う
部活動は教師主導型の活動ではなく異なる学年の生徒が互いの存在を尊重しながら協力し活動しなければなりません。教師は「教える」のではなく「導く」「引き出す」といった形での指導が理想だと思います。そのような集団を創り上げることによって生徒達が自発的に活動できる環境が整備され自治的で自主的な活動が育まれると考えています。

ゲームに出場するものだけがヒーローではない
背中を押してくれる仲間
浪速高等学校は文武両道を高いレベルで目指す事が出来る学校です。素晴らしい環境と施設が整っています。その環境と施設の中で部活動からでしか得ることが出来ない経験を多くの仲間と一緒に共有し生涯の友人をこの浪速高校で作ってほしいと思っています。「勝つこと」「賞を獲得すること」だけが部活動へ参加する目的ではありません。そこにはやり切った者にしか感じることが出来ない達成感と充実感、そして生涯の宝物を得ることが出来ます。1年生のみなさんぜひそのようなチャンスを逃すことなくチャレンジしてみてください。新しい自分の発見の為に。挑戦から変化へ


2020年6月15日月曜日

通常授業再開!

本日6月15日(月)から通常授業に戻りました。本当に長かった。3月上旬以降、生徒達は休業期間を経て分散登校へと移り少しずつ登校できるようになり、本日からの通常の授業に戻るまで約3カ月、この長い期間の制限された日常生活や学校生活をよく乗り切ったと思います。本日全校生徒が登校しました。よく頑張った!浪高生!
朝の学院神社
大神様も喜んでおられると思います。
サーモカメラ前を通って校舎内に入ります

自転車通学者も同様に
本日は新年度初めて中学校・高等学校揃っての一斉参拝を実施しました。その後すぐに中学校と高等学校に分かれて校長講話を行いました。私からは今までの自粛生活からこれからは日常の活動の中で自らが自衛を心がけて生活しなければならない状況に移っていくことを伝えました。そしてこれから始まる高校生活においてみんなに期待することとお願いすることを各学年に向け講話をさせてもらいました。キーワードは「挑戦から変化」でした。
一斉参拝

校長講話
参拝後各ホームルーム教室でテレビ中継を利用しての校長講話。生徒のみなさんは真剣に聞いてくれています。私も講話に気持ちが入ります。
昼休み6Rの様子

フィジカルディスタンスをきっちり守ってくれています
6Rは営業していますが基本的にテイクアウトができる商品が多く売られています。ランチメニューなどを買って教室内で食べるという形でのランチスタイルに生徒のみなさんが協力してくれています。一応麺類も販売はしていますがテイクアウトできないので6Rで食べてもらっています。しかし現在は6Rの座席数は3密を避けるために減らしている関係で多くの生徒はテイクアウトを利用しています。本校の生徒達は事前にきっちりと6Rの状況を説明する連絡をしておけば自身の判断で3密を避けるための行動をとってくれます。本当に素晴らしい生徒達です。
昼休み生徒達の様子
全校生徒が揃うと校内に活気が満ち溢れます。生徒の笑い声や真剣な眼差しで授業を受ける姿、先生方の対話の様子などを見ていると改めて学校に登校しての教育活動って本当に重要であると再認識しました。今後も感染予防対策を万全にしながら少しずつではありますが通常の学校生活に戻していきたいと思っています。生徒一人一人の為に今出来る事を行って行く事を再度決意した1日でした。
みなさん Re START ですね。



2020年6月11日木曜日

No rain No rainbow ~雨無くして 虹無し~

6月に入り鮮やかな新緑の季節の次にやってくるのが梅雨。「今年も梅雨の季節が到来!」と聞いて喜ぶ人はそんなに多くないと思います。どちらかと言えば「ジメジメして」「じとーっとまとわりつく」「湿った空気で心までどんより」などマイナスなイメージがあると思います。日本も沖縄や九州では梅雨入りとなって昨日四国・近畿・東海地方でも梅雨入りが発表されました。今後も関東甲信地方や北陸・東北地方においても順次梅雨入りとなっていくことでしょう。ちなみに北海道には「梅雨」の定義は気象庁にはなく長雨が続いた時は「蝦夷梅雨」と呼ばれています。
今日は「梅雨」の言葉の意味とその由来についてみなさんに伝えたいと思います。
「梅雨」とは春から夏にかけて季節が移り変わるとき日本や中国、韓国などの東アジア地域にみられる雨の季節の事です。中国では「Mei-yu」、韓国では「Changma」と呼ばれているそうです。漢字での表記は中国は「黴雨」韓国は「長魔」と表記されています。
梅の実
「梅雨」に「梅」の漢字が使われた由来は中国にあると言われています。中国の楊子江周辺では梅の実が熟す頃が雨期にあたりその頃から「梅」が使われるようになったそうです。最初は「梅雨(ばいう)」として伝わりました。雨によって黴(カビ)が生えやすくなることから「黴雨(ばいう)」という言葉が最初に生まれたそうです。しかし語感がよくないので「黴」の字ではなく「梅」の字となったそうです。
言葉の意味ですが2つの説があるそうです。一つ目は雨がたくさん降る6月~7月には木々に露がつくことから「梅雨(つゆ)」というようになったという説。
露がついた梅の実
もう一つは熟した梅の実が潰れる事から「潰いゆ(つゆ)」という説です。梅の実の成長には雨の存在が欠かせません。6月初旬は実が硬くても下旬には収穫を終える事がほとんどです。その為熟して潰れる時期でもあることから「潰いゆ(つゆ)」が「梅雨(つゆ)」になったという説があります。
「梅雨」の意味と由来について書きました。これからは「梅雨」の時期に入ります。この期間に雨が降らないと「空梅雨」となって農作物が育たなかったり、水不足になったり私たちの生活に大きな影響を与えることになります。私たちにとって「水」は命の源です。雨が降らなかったらこの世の生命は全滅してしまいます。最近大雨などで大災害が発生していますが私たち人間は自然の中に生かされている事を理解し行動していかねばなりません。そして雨の恵みに感謝していかねばなりません。

生徒のみなさん、今年の「梅雨」はマイナスイメージばかり感じるのではなくこの季節でしかできない事に積極的に取り組んでみてはどうでしょうか?反対に「梅雨」をプラスイメージにとらえている人は今まで以上に果敢にチャレンジしてください。きっと未来に向けての架け橋になると思います。
今年の「梅雨」は昨年以上にみんな笑顔で楽しい学校生活となるようにチャレンジしましょう。~雨でも笑顔と元気を忘れずに~  
No rain  No rainbow  ~雨無くして 虹無し~


2020年6月9日火曜日

サーモグラフィーカメラ導入

スタートアップ週間も2週目となり来週からの平常授業にむけてしっかりと身体を慣れさせるために今週からは短縮で6限授業を実施しています。来週月曜日からは全校生徒約2300人が登校してきます。今以上に感染症対策も万全にしておかねばなりません。その対策の一つとして本日から登校時に生徒の体温を測るサーモグラフィーカメラを2台導入しました。
サーモグラフィーカメラ
高校生用のカメラ
中学生と自転車通学者用のカメラ
生徒達が安心して学校生活を過ごすために出来る事は全て行う。それが一番重要な事だと思います。授業中においても先生方はマスクとフェイスシールを付けるなど予防対策を怠らずに授業を行っています。教員も生徒も「かからない」「うつさない」をこれからも実行していきます。
社会科の授業
書道の授業
神道の授業
昼休みの様子です。しっかりと前の人との間隔をとってくれています。
ベーカリーショップbull
昼休みはフィジカルディスタンスをとりながら過ごしてくれていますが楽しい会話をしていると自然に友人同士の距離が近づいてしまうようです。(生徒の声です)
男子生徒(昼休み)
来週からは学校内の密度も高くなりますが本校の新校舎は24時間空調管理がされており校内には光と風が十分に入ってくる設計となっています。また教室や廊下も広々していますので3密になることは充分に避けられます。しかし油断せずにしっかりと気を引き締め各教室の換気と消毒作業を万全にして全校生徒を日々迎えたいと思っています。生徒のみなさんも安心して登校してください。学校は大丈夫です。あとは自分自身でしっかりとした予防対策をとる行動をお願いします。