2026年3月4日水曜日

イタリア班B団の生徒達へ ~今日という日は小さな一生~

 私たちは日々、忙しい生活の中で時間に追われ、一瞬一瞬の大切さを忘れがちです。神道の教えに「今を一生懸命に生きる」という教えがあるのと同じく仏教にも「一日一生」という教えがあります。この言葉には、私たちの人生観を変え、日々をより豊かに生きるヒントが隠されています。この双方の言葉には、一日を一生のように大切に生きよ、という教えです。今この瞬間を大切に、過去に囚われず未来に対しても必要以上に不安がらずに感謝の気持ちを忘れず二度と来ない今日という日を充実に過ごすことが重要であるという意味だと考えています。

昨日イタリア班B団の生徒達が登校し今回の修学旅行が中止となった経緯や今後の対応について説明をさせていただきました。生徒達の様子を見ていると落ち着いているようには見えますが心情は悲しみに打ち砕かれていると思います。今回の出来事で私たちはこの世界のすべてのものが相互に関連し合い、影響を与え合っているという事に気づかされました。周りの人々や自分自身を取り巻く環境との関わりが今日という日に大きな影響を与えるという事です。

そうゆう中で生きている私達は、目の前で起きた事や過去に囚われすぎず、かといって未来ばかりを見つめるのでもなく、今目の前に起きていることを自然に受け入れてその瞬間を適切にそして誠実に生きるということが「今を一生懸命に生きる」「一日一生」という事だと思っています。私たちは明日のことを当たり前のように考えがちですが、実際には明日が来るかどうかは誰にもわかりません。だからこそ、今日という一日を、あたかも自分の人生すべてであるかのように大切に生きる。今日という日は今日で終わり。また明日には新しい日を迎えることができる事への感謝の気持ちを持って生きることが重要です。

イタリア班B団の生徒達にとって今回の出来事を素直に受け入れ、自分なりに解釈しながらこれからも前に進んでいってほしいと思います。そして先々この経験が自分の人生にとって学びとなることを心から願っています。本当に生徒達に辛い想いと残念な想いを持たせた結果になったことを申し訳なく思っています。

3月に行われる代替旅行についても少しでも高校生活の思い出のひと時となるよう準備をしています。海外ではなく国内での実施となりますが日常の環境とは違った場所で仲間と過ごす時間はまた新しい日々を体験できると思います。ぜひ金曜日の説明会に参加してほしいと思います。

「今を一生懸命に切る」「一日一生」の教えは、私たちに人生の真の豊かさを教えてくれます。今日という一日を大切に生きることは、決して難しいことではありません。むしろ、それは私たちの人生をより充実したものにしてくれるのです。今回、私は今日という日は小さな一生だという事を改めて学ばせてもらいました。

2026年2月28日土曜日

真の覚悟とは ~1年生進路ガイダンス~

 昨日で学年末試験も終わり生徒達は新年度に向けての準備に入る期間となりました。寒さも日ごとに和らぎ春がすぐ近くに来ているのを実感していると思います。この1か月をどのように過ごすかで新年度4月以降の学校生活が大きく変わることは間違いありません。

 そこで今日は生徒達に森信三先生が説く「人間は真に覚悟を決めたら、そこから新しい智慧が湧いて、八方塞りと思ったところから一道の血路が開けてくるものです」という言葉を紹介したいと思います。

「真の覚悟」とは、人間が真に腹をくくり、逃げ場のない状況(八方塞がり)にあってもなお、自らの生き様を貫こうとする強い決意のことです。この覚悟が新しい智慧を生み、閉塞した現状を打開する一道の血路(活路)を開く源泉となると強調されています。 

真の覚悟におけるポイントは八方塞がりからの状況を打開するには 真の覚悟を決めれば必ず打開する道が開けてくる。そして他人に言われてやるのではなく、自分の人生の目標に向かって主体的に生きると決めること。 苦しい時こそ真の力量が試されるとし、日常生活の中に真理がある。「時を守り、場を清め、礼を正す」といった、基本を日々徹底すること。このことが真の覚悟を持つ実践の形だと説かれています。 

 これからの学校生活で如何に「真の覚悟」を実践できる日常生活を過ごすのか。みなさんの周りには多くのチャンスが存在しています。そのチャンスをつかむか、逃すかは自分次第ということです。

今日も1年生を対象とした大学進学に向けた分野別体験模擬授業が校内で実施されました。3Sも実施され多くの生徒達が参加してくれました。 このような機会はもうありません。その機会を逃すことで新しい知識や経験を得ることができなくなる。近い将来自身の進路を決定していく際の判断材料や知識を得る機会が減ることになるのです。勝手に意味がないとか無駄とかで判断すのではなくそのような機会に自らの意思で参加し、そこで得たものをどのように生かしていくかを考えていかねばならないと思います。

 もうみなさんは大人への入り口に差し掛かっています。自分の好きな事だけを選んでやっていてはいけません。将来に向けて必要な準備をしていく時期となっています。好きとか嫌い、得意や不得意で判断するのではなく、やりたいことをやれるためにはすべきこと。このことを明確にしてそれを実行に移せるかどうか。その1点に尽きると思います。「真の覚悟」を持つことでこのような行動ができるようになると思っています。それができることで変化が現れてくる。その変化を成長と呼び、更なる成長へ挑戦する自信となっていくと思います。ぜひこの1か月はそのような覚悟をもって生活をしてほしいと思います。大いに期待をしています。

2026年2月27日金曜日

学年末試験が終了 ~修学旅行イタリアB団結団式~

 学年末試験が本日で終了しました。生徒の皆さんお疲れさまでした。今の心境はどうでしょうか?達成感を感じている生徒はしっかりと準備し最後まであきらめずにやり切ってくれたと思います。そうでない生徒はこの期間を振り返ってみて反省点をしっかりと明確にして次回同じことにならぬよう改善していかねばなりません。

試験終了後に来週月曜日から出発する修学旅行イタリア班B団の結団式を行いました。生徒達は本当に楽しみにしていたと思います。昨年11月にはトラブルに見舞われ実施できなかった修学旅行ですがいよいよ来週に迫ってきました。待ちに待った海外修学旅行です。大いに楽しんで素晴らしい経験をしてきてほしいと思います。

そんなウキウキした雰囲気の中ですが私からは気を引き締めるようなお話をさせていただきました。修学旅行は家族旅行とは違い修め学ぶ為の旅行です。日本から離れ外国の文化に直接触れることでその国の文化のすばらしさや日本文化との違いを学ぶ。また日本と違う生活習慣を体験することで価値観が大きく変わると考えています。

この期間は自分を成長させるためのきっかけを創る期間と考えてほしいと伝えました。仲間たちとの思い出を創ることも大切な事ですが最も大切なことをしっかりと抑えといてほしいと思います。無事に行って無事に帰ってくる。先に修学旅行を終えた2年生の生徒達同様にイタリア班B団の生徒達にとってこの修学旅行が素晴らしい経験となることを願っています。

2026年2月19日木曜日

夢なき者に成功なし

先週に行われた高校入試も無事に終わりました。今年もたくさんの在校生達が高校入試の手助けをしてくれ無事に終えることができました。本当にありがとうございました。入試が終われば校内は少しずつ次年度に向けた準備が始まっています。まず今週から在校生達は明日から始まる学年末試験に向けての準備に取り掛かってくれています。

高校入試補助員の生徒達

この学年末試験の重要性を生徒達は理解してくれています。今自分達が出来る事を精一杯行う。その事をしっかり理解して身に付けて当然のように実行している浪高生達は本当に素晴らしいといつも誇りに思っています。

学年末試験に向けて 図書館
コスモススペース
放課後校内を歩いてみると浪高生達の笑顔と真剣な眼差し、様々な生徒達の姿から、今自分がやらねばならない事を全力で行い、常に前を向いて挑戦してくれている生徒達を見て、「今を一生懸命に生きる」という事を実践してくれているように感じることができました。次年度に向けて素晴らしいスタートを切るためにも、今年度の最後の締めくくりをどのように行動するのかが重要となってきます。
男子硬式テニス部 全国私学高校テニス大会出場
江戸時代の思想家・教育者でもある吉田松陰が残した言葉があります。

「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。ゆえに夢なき者に成功なし」

有名な言葉ですよね。この言葉通り生徒達は夢の実現のために今この時を大切に一生懸命目の前のことに挑戦してくれています。この期間いかに理想をもって計画し、それを実行して成功へと導くことができるのか。すべてが成功できなくとも小さなことを一つでも多く成功することで夢の実現へと近づくことができるのです。しっかりと準備をして全力で挑んでください。そうすれば次の道が開けてくることは間違いありません。いざ前進あるのみ。頑張れ浪高生達!!

女子硬式テニス部 全国選抜テニス大会出場

2026年2月9日月曜日

高校入試前日 ~大丈夫という言葉~

  本日は2限目まで授業を行い、明日2月10日に行われる2026年度浪速高等学校入学試験に向けた準備に全校生徒と先生方が一丸となって取り掛かりました。校内全ての箇所の清掃と共有場所の消毒、そして受験会場の設営などを行いました。

多くの受験生は「受験」という関門を初めて経験すると思います。不安と緊張で受験生の皆さんは一杯だと思います。そんな受験生の心を少しでも和らげることが出来る受験会場となるように明るく、広く、清潔感に満ち溢れた環境を整える為に生徒達と先生方で万全の準備を整えました。試験当日は全ての受験生が気持ちよく、安心して安全に受験していただけるように環境を整えております。
そこで今日は受験生の皆さんには「大丈夫」という言葉を伝えさせていただきたいと思います。「大丈夫」という言葉には様々な考えがあると思いますが私は不思議な力があると思っています。落ち込んだ時や不安な時など日常の中ではネガティブな感情が湧き出てくる時があります。そんな時私は自分自身の心な中で確信をもって一点の曇りなく言い切ります。「大丈夫最後までやり切りました」「大丈夫達成することができました」など過去完了形で心の中で言い切るのです。ただしその言葉の前後には必ず感謝の気持ちを付け加えます。「おかげさまで」「ありがとう}と。そう言い聞かせることで不安や心配事を考えることなく目の前のことに集中することができています。
言葉には「言霊」と言われるように不思議な力が宿っています。そう言い聞かせることで実現する可能性が高まるとも言われています。明日本校を受験していただく受験生の皆さんにはそのような気持ちを心の中にしっかりと持っていただき本校の生徒達が心を込めて準備した素晴らしい環境の中で持てる力を出し切っていただきたいと思います。受験生のみなさんは体調管理をしっかりしていただき明日を迎えてほしいと思います。当日は緊張するでしょうが私たちが全力でサポートします。安心して自分の力を出し切ってください。在校生たちも皆さんを応援しています。
そして浪高生の皆さんに伝えます。先日の朝礼でも「準備」の大切さ、そして「目的のある勇気」について伝えました。この期間学校はお休みになりますがみんなは2月の末から始まる学年末試験に向けてしっかりと準備を行っていかねばならない時期です。「ただの休みの日」となることがないようしっかりとした計画、目標を持って勇気のある行動してください。時間は皆に平等に与えられています。その時間をどう使うのか。自分次第ですよ。
高校入試でもご奉仕してくれる自治会役員と放送部の生徒達

2026年2月7日土曜日

全国大会に出場する選手たちへ

 昨日お昼休みに3月に行われる全国高校選抜大会・全日本選手権大会に出場する生徒達に対して激励金の授与式を行いました。男子・女子空手道部、体操競技部の生徒達が長野県・東京都で開催される大会に出場してくれます。ぜひ大きな舞台で今までの練習の成果と自身の成長を感じ取ってほしいと思います。
そこで生徒達には【日常生活を整えると心も整う、心が整うとパフォーマンスも整う】をテーマに激励をしました。この言葉が示しているのは、自身の日常生活を整えることで自分の心の状態が整えられて自然に今までの練習の成果がより一層出やすくなる。という事です。
例えば荷物を整える、身の回りの整理整頓をきっちりと行う、規則正しく生活を行うなどの行動をすることでその行為に表れる【心の状態】が【人間性(プレーや日常)】に直結するということを生徒達につたえました。それぞれの行為自体が大事なのではなく、そのような行為が雑になっている時は、集中力や感情コントロール、こだわりや気づきに甘さが出やすくなる。もちろん【運を引き寄せる力】にも影響を与える。逆に、荷物を整えるといった小さな行動ができているときは、精神状態、集中力はもちろん、プレーの質や判断、切り替えの速さも自然と整ってくる。何よりも心が整うことで、選手としての質も向上する可能性が高くなる。という事なのです。

日常生活を整えているという行為は、自分をコントロールできているかどうかという人間性を確認することができ、また人間性を磨くことのできる1つの手段でもあると考えています。それは勝負に向かう準備を整えることともいえます。大会に向けての準備ということを考えると日ごろの練習はきっちりとやってくれています。これからの勝敗は練習の内容はもちろん、練習以外の日常生活をいかに整えるのかで大きく変わってきます。自分自身のこれからの生活を再度見直して今以上の心の状態を整える行動をしてほしいと思います。

新たな取り組みは意識的な積み重ねで無意識でもできるようになります。これは簡単ではないからこそ、変化を感じる瞬間が訪れた時に、今まで感じたことのない高揚感に包まれると思います。それが成長というのではないでしょうか。「勝利の神様は細部に宿る」です。はじめは【やらされる】からのスタートでもいい。でもいつか【やりたいからやる】に変わる時が来るはずです。生徒達の健闘とさらなる成長を期待しています。

2026年2月6日金曜日

第1回「浪速探求発表会」

 昨日の午前中に1年生対象としたこの1年課題探求講座で学んだことを発表する「浪速探求発表会」を実施しました。この1年間「総合的な探求」の時間で得た知識や情報をもとに自ら課題を見つけその解決策について議論しまとめた結果を全員が提出してその中から7人の代表者を選んで1年生全員で情報の共有を行いました。

生徒達が身の回りの疑問や関心から課題を発見しその解決策を模索するために情報の収集や分析、まとめ・発表を行い討論することで新たな考え方や価値観を学ぶことができる大切な機会となりました。また仲間とともに課題の発見と解決のために主体的に考え、協働することの大切さを体験できたことは本当に良かったと考えています。

自分の中にあるものとそれ以外の外にあるものとの関係性を問い直すきっかけとなり他者との意見の違いを知り新たな世界を知る楽しさを体感することで「探求」の大切さを学び、さらに深い問いを生み出すことができる「探究」へとつながっていく事が期待できます。その相互の活動がこの学びの最も重要な事であると認識しています。

これからの社会は正解のない社会となっていくでしょう。そのような社会で生き抜いていくには用意された答えのない問題や課題に対してより良い答えを導き出すことができる営みができるかが大切になってくるでしょう。そのような協働作業ができる人材をこの探究活動で育んでいきたいと思っています。浪速で学ぶ生徒達にはいつも「たくましく・しなやかに」「今を一生懸命に生きる」この言葉はいつも伝えています。このような探究活動を行うことでその言葉が身に付いていくのではないかと考えています。

本日はいつもお世話になっている千早赤阪教育委員会の皆様、そして本校の探究活動に様々なご指導を頂いている方々にもご参加いただきました。お忙しい中生徒達のためにご来校いただきありがとうございました。今後も日々研鑽に努めてまいりたいと思います。引き続きのご支援とご協力、そしてご指導をお願いいたします。ありがとうございました。

本日発表してくれた7人(座っている)生徒達と
その発表のサポートをしてくれた生徒達