2024年10月12日土曜日

令和6年度指定校内定式

 10月に入り、大学入試に取り組む3年生は、日々の学校生活において不安と緊張の日々を過ごしていると思います。ここ数年、大学入試も様々な形式の試験が用意されており、受験生にとっても自分の強みを生かしてチャレンジできるようになってきています。3年間の高校生活の中で培ってきた学力はもちろんのこと、それ以外にも自分の強みを発揮することができる様々な入試があります。

今日はそういった様々な入学試験の受験方法の一つでもある指定校推薦入試の出願を許可された生徒とその保護者の皆様を対象とした校内指定校内定式を実施しました。毎年多くの大学から指定校推薦入試の枠をいただき、その基準を満たしている生徒達が出願し、校内で厳正に選考された結果、出願を認められた生徒とその保護者の皆様にご来校頂き、私からの激励と心構え等についてお話させていただいております。その後は、学年主任や進路部長から今後の流れや注意点など大切な事を生徒と保護者の皆様にお伝えさせていただきました。

私からはまず、今日ここに内定を受けた生徒達は、浪速を代表する生徒として、推薦されるにふさわしい言動と行動が求められると訴えました。これで入試が終わったわけではありません。これからが始まりであるという事と残りの高校生活は新たなステージで活躍するための準備をする期間だという事を伝えました。何をするのか。それは入学に向けた準備です。大学から求められている事や必要な物を揃えて期日内にしっかりと提出する事。そしてもう一つ大事な事は学び直しです。特に英語に関してはもう一度復習を行い、基礎学力を高めておく事が重要であるという事を伝えました。

また現在はクラスの多くの仲間たちはまだ今後の受験に向け闘っている最中であるという事。そんな彼らの為にも学校生活の中での学習環境をより一層高めなくてはならない。その為にはみなさんの言動と行動が大事になると伝えました。今日内定を受けた生徒はまだ正式な合格通知が届いておらず入学が決まったわけではありません。スタートしたばかりです。自分の為にも、そして仲間たちの為にも緊張感とケジメのある学校生活を過ごして行く事です。今何をしなければならないかを自分で考え、自ら進んで取り組むことが何よりも大事であると生徒達に伝えました。

そして今受験に向けて頑張っている全ての3年生に伝えます。大学合格は確かに一つのゴールです。でもその先にはみなさんの未来が続いていきます。その未来にもゴールがあるという事を忘れてはいけません。今の努力と結果がどうであろうと必ずそれは未来へと繋がっていきます。10年後・20年後の自分がどんな自分でありたいか。今よりもっと幸せな未来となるようこれからも不安や心配はあると思います。でも前を向いて挑戦して行ってほしいと思っています。君達なら大丈夫です。自信を持ちなさい。今君たちが日々行っている努力は必ずこれからの人生において役立ってきます。だから最後まで諦めずに今の歩みを止めないでください。君たちは一人ではない。多くの人達が見守ってくれているから安心してください。3年生のみなさんの更なる挑戦をこれからも学校は全力で応援をしていきます。 

2024年10月8日火曜日

大阪府知事表敬訪問

 昨日の午後、この夏に行われたインターハイや全国高校文化祭、全国中学生大会、アジア大会で優勝などの結果を残すことが出来た大阪府下の高校生・中学生達が、大阪府吉村知事への報告を行う為に大阪府庁に集合しました。大阪府下私立・公立9校の高校・中学生達が吉村知事への大会報告と今後の抱負を伝えました。その姿からは多くの人達への感謝の気持ちと自分のこれからの方向性をしっかりと持ってこれからも挑戦し大阪の発展に貢献したいという強い意志が伝わってきました。

どんな大会でも同じですが、特にインターハイや全国中学生大会、アジア大会など大きな大会に出場する選手達は頂点(優勝)を目指して絶え間ない努力を重ねています。今日参加した生徒達はその一つしかない優勝を掴み取った生徒達ばかりです。この努力は本当に素晴らしい事だと思います。でも優勝したことで努力が報われたと思うのではなくその優勝までの努力のプロセスがあったからこそ、優勝を掴みとることができたと考えてほしいと思います。結果を残すために多くの時間を費やし自分と闘い挑戦してきた成果として優勝という形が残ったという事だと思います。

一方で、全ての選手やチームが絶え間ない努力をする事で優勝を掴み取れるわけではありません。知っての通り優勝できる選手やチームは一つしかありません。ここで、優勝できなかったから、努力が報われなかったと考えるのは違うと思います。努力が報われたかどうかを判断するのは、人生を歩んでいる限りまだまだずーっと先の事ではないかと思います。

本校の生徒達達には日頃からいろんな事に挑戦してほしいと伝えています。たとえ今の自分の力では乗り越えることが出来なくとも、今の自分を知る為にもぜひ行動に移してほしい。それが挑戦です。たとえ失敗しても構いません。跳ね返されても次は跳ね返されないように工夫し別な方法で乗り越えられるようにすればいいのです。それが努力の意味です。その小さな積み重ねで本当の力が付いていくのです。

2024年10月5日土曜日

第2回オープンキャンパス実施

 浪高生達は現在中間テストの真っただ中です。今日土曜日は2学期から導入された学校5日制で生徒達は自宅学習、もしくは校内での自学自習を行い中間考査の準備をしてくれています。特に学校に登校してくれて自学自習(2S SELF-STUDY)に参加している生徒はわからない所を熱心に先生方から指導を受けるなど充実した自学学習時間を過ごしてくれていました。

2S   自学自習

2S 個別指導

その様な中で本日は校内において第2回目のオープンキャンパス(授業体験会)を実施いたしました。三部制の完全入れ替え制での実施とさせて頂きました。8月に実施された第1回のオープンキャンパス授業体験会の参加数を大きく上回る受験生とその保護者の皆様に浪速高校まで足を運んでいただきました。心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

2学期に入り中学3年生の受験生の皆さんと保護者の皆様にとっては高校受験に向け、志望校選択の為に各私立高校へ学校見学をされる時期となってきました。本校も今回のオープンキャンパスをスタートとして10月26日(土)から校内での入試説明会を12月にかけて3回実施します。12月には個別相談会も毎日校内で実施をしていきます。

受験生や保護者の皆様におかれましては浪速高校はどんな学校なのか。どんな雰囲気なのか。また教育方針はどうなのか?進学実績・部活動の様子など様々な事を情報をお知りになりたいと考えています。本校の入試関連行事ではその様な情報を一つでも多く知って頂き、志望校の選択に役立てて頂く為に本日のオープンキャンパス(授業体験会)やこれからは校内での入試説明会・個別相談会などを12月の中旬まで開催させていただきます。

今日のオープンキャンパス(授業体験会)では本校のICT機器を活用した授業体験から浪速高等学校の授業の雰囲気を少しでも感じる事が出来たのではないかと思っております。ご参加いただいた皆様は授業を楽しく受けて頂き高校生の雰囲気を感じて頂けたと思います。また授業終了後においても校内の施設を見学して頂き本校の充実した教育施設をご覧いただけたと思います。自信をもってご案内できる施設の充実ぶりにご満足頂けたと考えております。

10月26日(土)からの入試説明会では教育方針や進路状況、そして在校生達が本校での学校生活の様子を直接受験生や保護者の皆さんへプレゼンをさせて頂く準備をしております。もちろん大切な入試情報などもお伝えさせていただくつもりです。より深く浪速高等学校を知っていたくことが出来ると思っています。

先ほども書かせていただきましたが今後は本格的に私立高校選択、高校受験に向けた準備が始まります。受験生と保護者の皆様にとっていい志望校の選択が出来るように私達もしっかりと情報をお伝えさせて頂きます。是非入試説明会へのご参加を心からお持ちしております。

最後に重ねて今日ご参加いただきました保護者の皆様と受験生のみなさんに心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。また入試説明会でお会いできるのを楽しみにしております。

2024年10月2日水曜日

自分に正直でいる事の意味

【 Being entirely honest with oneself is a good exercise.】

 自分にひたすら正直でいることは良い修練になる。

この言葉はオーストリアの心理学者で神経病理学者を経て精神科医となり、神経症研究、自由連想法、無意識研究を行ったジークムント・フロイト氏の言葉です。  

誰もが自分には嘘をつくことができません。しかし、自分に嘘をつかず、正直に生き続けることはとても大変なことです。日常生活の中では、目の前の出来事に対して自分の中で違和感を覚えることは多くあります。そこでNOならNOとハッキリ言えることは非常に重要なことです。しかし、場合によっては互いの主張についての話し合いたいだけなのに、喧嘩に発展してしまうことはよくある話で、これが原因で人間関係がこじれてしまうことへの恐れや“協調性がない”と周りからの評価が下がることが気になって結局『自分が我慢して済むのなら…』と抱え込んでしまうことも現実としてよくあることです。

そのことから「自分にひたすら正直でいること」は自分の芯を強くするための“良い修練になる”という意味であると私は考えています。 修練とは『精神・技芸などを磨き、鍛えること』とあります。例にあげた内容に置き換えて考えてみると、“自分の主張を相手側の立場に立ってよりわかりやすく伝える力、聞く力を磨きましょう”という捉え方になると思います。もし意見が対立しても、意見を伝え、聞き、納得ができるのであれば自分に正直に“勉強になった!”と主張を取り下げることもできるはずです。

明日からの定期考査についても同じだと思います。試験当日までの授業への取り組み方、そして試験前の準備など全て今日までの自分が行ってきた行動の結果が試験当日に試されるのです。その結果が出た時に自分に正直にいれる事でその結果を正直に受け入れる事が出来、それらを生かして今後の学習活動への取り組みへの変化へと繋げていくことが出来ます。

しかし試験の結果が悪かった時はついついそこから目をそらしたくなります。自分は苦手だからとか準備が出来ていないとか様々な理由を並べてその結果を正当化しようとします。確かにその通りかもしれません。重要なのは次にどう行動するかです。そんな状況を変える為に自分は何をしたのか?その原因をわかっているのなら改善させる努力をしていかねばなりません。

【自分にひたすら正直でいる】という事は目の前の出来事をポジティブな思考に変換できるようにしていくことで、行動に変化が現れ、自分自身の『成長』と『自信』を実感し楽しむことができれば、きっと結果がどのような形となろうとも必ず次に生かされる修練となると確信しています。

明日からの定期考査においてはもう過去の時間はもう戻りません。でも今この瞬間からはまだ時間は残されています。その残された時間をどのように過ごすのか。それは一人一人の生徒がどのような心構えで定期考査に向かうのかで行動は変わってきます。生徒の皆さんにはいろんな視点から目の前の物事をとらえ、心と頭をアップデートさせながら修練を続けて行く事が大切であるという事を理解し、その為にも【自分にひたすら正直でいる事が良い修練となる】という事を覚えておいてほしいと思います。

2024年9月27日金曜日

中間テストに向けて

 昨日から生徒達は中間テスト1週間前に入りました。10月3日から行われる中間テストに向けた準備をさらに加速させるために部活動は一時休止し学習活動に集中する期間となっています。この1週間は定期考査に向けた準備期間としてどれだけの準備と対策が出来るかどうかでその結果は大きく変わってくることは言うまでもありません。その試験に向けて準備して行く中で闘って行かねばならないのは不安という目には見えないものです。

「わからない、どうしよう。」などせっかく頑張ろうとしているのに不安に取りつかれて準備が捗らない事もあるかと思います。そこで考えてほしいのはその不安はどこから来ているかです。人は不安な時はワラにもすがる思いで何かにすがる事があります。不安の根拠が明確でその根拠を解消する為にすがるのならまだしも、根拠のないワラにすがっていてはそのワラと一緒に沈んでいくだけだと思います。根拠のない不安をかかえていても全く意味はありません。

特にこの時期、3年生は大学受験に向けた準備が日常の学校生活の中では大きなウエイトを占めていると思います。多くの生徒はいろんな不安を抱えていると思います。そんな不安を解消するには不安の根拠を解消する為のよい行い(行動)を日々こつこつとしていくしかないのです。

毎日精一杯よい行いをする事で、それが”タネまき”となって必ずその不安を少しずつ解消してくれます。勉強においても、こつこつと積み上げていくことで、不安を減らせると思います。どんな失敗や辛い事があってもそれを受け止めて深く反省し次に生かす「心」があれば、将来その様な出来事が自分を大きく成長させてくれたと思える日がくるでしょう。どんな日も自分自身の「心」の在り方で素晴らしい日になるという事を忘れないでほしいと思います。この事をこの定期考査に向けて準備している浪高生達に伝えたいと思います。

2024年9月24日火曜日

自分を磨く

 学校生活の中では授業や部活動、学校行事などを通じて様々な経験から新しい知識や考え方を知ったりする事で多くの学びを得ることが出来ます。しかしその事だけで自分自身に変化が起きるわけではありません。

多聞での情報の共通テスト対策講座

重要な事はその学びを次にいかに生かしてどのような行動を起こすことが出来るかどうかです。良い結果を求めるには目的や目標の達成の為に自分は何を実行することができるかで決まります。行動を伴わない決意だけの人は残念ながら良い結果を得る事はできないと思います。

本校の生徒達は今必要な事を認識し、自分が持っている物を活かして実行に移してくれる生徒が沢山います。先週末も多聞尚学館で行われた情報と英語の共通テスト対策講座にも多くの生徒が参加し特に情報プログラムについて徹底的に指導を受けていました。

日本ジュニアゴルフ選手権大会出場 ゴルフ部

目標とする国公立大学の合格に向けて1泊2日間の多聞合宿に参加した生徒達の行動が得たものは大いに今後の成長を期待できる内容であったと思います。何かを成し遂げるには何を知っているかだけではなく、実行する為にどんな行動をしているか。そしてその行動を起こすことが出来たらそれを続けているかどうか。ここが最も重要な事だと思います。

第78回国民体育大会大阪府代表 弓道部
全日本ジュニアテニス選手権 出場
硬式テニス部

部活動の生徒達も同様です。真の強者の姿は実際の行動に表れます。どんなに情熱的な事を言いても熱い想いを持っていようともその人がそれを実現する為の具体的な行動を起こさなければ何も考えていない者と同じだと思います。

全国高校総合体育大会 空手道部 
男子個人形 優勝
団体組手 3位
全日本空手道体重別選手権大会 ー60㎏
3位
アジアカデットジュニア選手権大会
個人形 優勝

本日お昼休みに激励金と祝い金の授与を受けた生徒達には試合の勝負に勝つ強さだけではなく心の試合にも打ち勝ち、他の人の規範となるような行動が出来る真の強者となるように日常の行動に磨きをかけてほしいと思います。

全国高校総合体育大会 空手道部
女子団体組手 3位
アジアカデットジュニア選手権大会
女子組手 優勝
浪速目指す文武両立は感謝の気持ちを忘れず、常に今を一生懸命にそして誠実に行動し、更なる高みを目指して学習活動に部活動に自分自身に挑戦することです。本校の生徒達には常に自分を磨く行動を積極的にこれからも行ってくれる事を期待しています。

2024年9月21日土曜日

修学旅行保護者説明会

 本校では11月に実施予定の第2学年修学旅行の保護者説明会を実施いたしました。3連休の初日となった日にも関わらず多くの保護者の皆様にご参加いただきました。ありがとうございました。

昨年までの修学旅行は新型コロナウイルスの影響を受け国内での修学旅行に限定させていただいておりました。多くの制約の中で生徒達には不安や残念な気持ちを抱かせた中での実施となりましたが参加してくれた生徒達は目の前の状況を前向きに捉えてくれ一生の思い出となる修学旅行になったと帰阪後に伝えてくれたました。

今年度の修学旅行については、昨年から国内だけではなく海外の感染状況も大きく改善されており、5年ぶりの海外修学旅行を復活させるべく1年前から準備を着実に進めてまいりました。今年度の修学旅行はオーストラリア、ニュージーランド、マレーシア・シンガポール、韓国と国内の沖縄・北海道の6コースから生徒達が自由に選択して参加する形となりました。

修学旅行はただの観光だけではなく生徒達が異なる文化や環境に触れ、視野を広げ、成長する為の貴重な機会でもあります。海外では言語やその地の生活習慣に触れることができ、国内でも地域の魅力や歴史に深く関わることができます。本校の修学旅行はどのコースに選択しても生徒達にとっては大きな学びを得ることが出来る内容となっています。

生徒達がこの修学旅行を通して成長し、青春時代の大切な思い出に残る素晴らしい経験が出来るように私達教職員と担当業者が全力でサポートをさせて頂きます。保護者の皆様におかれましてはどうぞご安心いただき今後も何かご不明な点がありましたらご遠慮なく担任にお申し付けいただければ幸いです。本日はお忙しい中にもかかわらずご来校頂きありがとうございました。