今日は1班の生徒が最終日です。男子は早朝から禊、女子は内宮の参拝後の大祓詞奏上と書写を見事にやり切り閉校式を迎えることができました。閉校式では開校式とは全く違った姿勢と雰囲気を醸し出しており1班の生徒たちの成長を実感できたことは本当にうれしい限りです。
その後、1班の生徒たちを見送りその後約1時間後に2班の生徒たちが神宮会館に到着しました。2班の生徒たちも3日間の修養学舎で神道行事を通じて大きく成長してた姿を見ることが楽しみです。一生懸命に行事に向かう生徒たちを教職員はしっかりとサポートし1班同様に、いやそれ以上の成果を出していきたいと思います。
今回本校の生徒たちが修養学舎として訪れていある伊勢神宮には、天照大御神(あまてらすおおみかみ)をお祀りする「内宮」と、豊受大御神(とようけのおおみかみ)をお祀りする「外宮」があります。実はその他にも大小さまざまな社が伊勢志摩地域に点在し、すべてで125社から成る神社です。伊勢神宮の「125社」とは、内宮(皇大神宮)と外宮(豊受大神宮)の2つの正宮に加え、別宮14社、摂社43社、末社24社、所管社42社の合計125社を指します。これらは、伊勢神宮の境内や周辺に点在し、それぞれ異なる神様を祀っています。
最初に向かうのが前回のブログでご紹介した猿田彦神社。そして次に向かうのが「外宮」(正式名:豊受大神宮)です。外宮に祀られている御祭神は天照大御神の食事を司る「豊受大御神」です。正殿は神宮だけの建築様式「唯一神明造(ゆいいつしんめいづくり)」となっています。第21代雄略天皇(ゆうりゃく)の御代に今の地に祀られたと伝えられています。
日本書紀や丹波国風土記によると、稲作、養蚕、醸造の神様といわれ、衣食住、物を生産しそれを加工するつまり産業の守護神と考えられているのです。今から1500年前、天照大御神のお食事を司る、御饌都神(みけつかみ)として丹波の国から現在の地にお迎えされました。内宮の御鎮座から約500年後です。
伊勢神宮には古くから「外宮先参(げくうせんさん)」という習わしがあり、お祭りや参拝はすべて外宮から先に行うのが厳格なルールとなっています。修養学舎という学びの場で外宮を訪れるのには、単なる観光ではなく、これからの生き方につながる深い意義があります。
豊受大御神は、私たちが生きていくために欠かせない「衣食住」、そしてあらゆる産業の守り神です。 毎日お腹いっぱいご飯を食べられること、お気に入りの服を着られること、安心して眠れる家があること。これらは決して当たり前ではありません。外宮への参拝は、自分の生活を支えてくれているすべての「恵み」に対し、「いつもありがとうございます」と感謝を伝えるためのものです。
また外宮では、神様が迎えられたその日から今日まで、約1500年間、毎日欠かさず朝と夕方の2回、神々に食事を供える「日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)」というお祭りが行われています。 雨の日も、嵐の日も、歴史の中でどれほど大きな災害や戦争があっても、一日たりとも休むことなく続けられてきました。境内の厳かな空気を感じながら、「一つのことを途切れさせずに続けることの凄さ」と、それを守り抜いてきた先人たちの情熱の重み「継続の尊さ」も知る機会となります。
このように修養学舎では伊勢の地で重要な神社へ参拝する事でその神社の成り立ちや日本文化を学ぶことが出来ます。神社神道の学校で学ぶ生徒としてこの様な事を学ぶ機会を得るのはこの浪速でしかない事でもあります。浪速でしか経験できない、浪速でしか学ぶことが出来ない事をこの伊勢修養学舎で多く学び今後の学校生活に生かしてくれる事が浪速高校の伝統となっています。今年もその伝統を引き継ぎ生徒達は頑張ってくれています。