2026年7月29日水曜日

第73回 伊勢修養学舎堂々完結! ~挑戦の先に見えた、1年生の逞しい背中~

 10泊11日にわたり、5班編成で実施されてきた「第73回 浪速高等学校 伊勢修養学舎」が、ついに最終日を迎えました。 今年度は1052名が参加。神社神道の学校に学ぶ生徒として、この伊勢の神聖な地で多くの貴重な体験を重ね、かけがえのない学びを得てくれたと確信しています。

男子の「禊(みそぎ)」、女子の「舞」をはじめ、この地に鎮座される神々を参拝する本当の意味。そして、仲間と同じ時間を共有する中で育まれた、固い信頼関係――。 この修養行事には、実際にその場に身を置き、自ら経験しなければ決して得られない学びが満載です。

何よりの収穫は、すべてのプログラムを全員でやり切ったという圧倒的な達成感です。 この達成感は、必ず次のステージへと挑戦するための大きなエネルギーになります。仲間と共につかみ取った「本物の達成感」を1年生の皆さんには胸に刻み、さらなる高みを目指して挑戦を恐れず前に進み続けてほしいと願っています。

また今回は、昨年度参加できなかった2年生も合流し、1年生と共にすべての行事に挑んでくれました。 その立ち振る舞いや取り組む姿勢は、さすが「浪速で1年間学んできた先輩」そのもの。伊勢の地で大切な本質を学び取り、背中で後輩たちを引っ張ってくれる頼もしい姿を見せてくれました。

長期にわたり熱心にご指導いただいた神職の先生方、疲れた生徒たちをいつも温かく迎えてくださった神宮会館の皆様、そして安全第一でバスを運行してくださったドライバーの皆様。 数え切れないほど多くの方々のご協力とご支援があったからこそ、この修養学舎を無事に成し遂げることができました。支えてくださったすべての方々へ、心より深く感謝申し上げます。

この御恩に報いる唯一の方法は、生徒たちがここからさらに逞しく成長した姿をお見せすることです。どうかこれからも、本校の生徒たちを温かく見守っていただければ幸いです。

31日は一学期の終業式を迎えます。夏休みに入ってからも、講習や部活動など、それぞれの目標に向かって走り出す生徒がたくさんいます。伊勢での修養を終え、一回りも二回りも逞しくなった自信を胸に。 そして、自分たちが多くの方々に支えられ、見守られているという感謝の気持ちを忘れずに。

今を一生懸命に生きる ~挑戦するからこそ、変わることができる~

この言葉を体現するように、新しい挑戦へと一歩を踏み出し、一度きりの高校生活という青春を全力で謳歌してください!

2026年7月28日火曜日

伊勢修養学舎5班2日目 ~神聖な地で自分と向き合うことで成長のきっかけをつかむ~

 修養学舎では2日目の夜、各クラスに分かれて夕食後にホームルームの時間を設けています。その時間ではそれぞれのクラスがこの伊勢修養学舎を通じて考えた独自のテーマを掲げ、意見や考えを出し合い、今後の学校生活にどう生かしていくかを語り合う――それこそが、この時間の大きな目的です。今回は、伊勢修養学舎での学びや気づきをテーマにするクラスが多く見られました。各教室を回ると、生徒たちがいつも以上に素直な気持ちで、自分の意見を堂々と伝えている姿がとても印象的でした。

このホームルームで大切なのは「共感」と「協働」です。まずは、自分の想いを言葉にするその姿勢が何より重要です。そして、その意見をクラスの仲間がしっかりと受け止め、認め合うこと。さらに「その意見をより良い方向へ進めるためには、これからどうすればいいのか」を全員で話し合うこと。これこそが「共感と協働」のプロセスです。

「共感」と「協働」を実際に体験することで多くの気づきを得ることができると考えています。日常の教室で行うホームルームとは全く違う、この「伊勢」という神聖な地だからこそ、誰もがどこか謙虚で、まっすぐな素直な自分と向き合えたのではないでしょうか。

生徒たちは、この期間に学んだこと、新しい発見、そして自らの成長について語り、同時にクラスメイトの言葉に真剣に耳を傾けていました。「人の話を聞くこと」から、確かな変化が生まれます。 きっかけは、日常の至るところに転がっています。この修養学舎は、まさにその「きっかけ」が溢れるチャンスの場です。今回のホームルームは、近い未来と遠い未来を思い描きながら、「その実現のために、今、自分は何をすべきか」をじっくりと考える、極めて有意義な時間となったはずです。

伊勢修養学舎とは、古き良き伝統を学びながら、次なる新しいことへ挑戦するエネルギー(エナジー)を養う場所です。初日に配られた「校長講話の要旨プリント」は、ぜひ自宅の机の前に貼っておいてください。最低でも、高校を卒業するその日まで。

心に刻んでほしいキーワードは、次の5つです。「品格」・「情熱」・「規律」・「尊重」・「結束」

『今を一生懸命に生きる』 ~挑戦するからこそ変われる~

このフレーズを忘れず、メッセージをしっかりと胸に刻み込んで、自分の夢に向かって挑戦し続けてほしいと願っています。挑戦の先には、必ず「新しい自分」との出会いがあります。それこそが、皆さんが「成長した」という証拠なのです。

2026年7月27日月曜日

伊勢修養学舎4班帰阪・5班スタート ~お米の原点と学校の鳥居~

本日4班の生徒たちが修養地である伊勢を後にして大阪へ戻っていきました。大きな成長と当たり前の事への感謝、そして新たな気づきを神道行事から学んでくれたと思います。そして明日からの日常生活にそれらをどう生かしていくのか。この3日間で伝えてきたことを忘れないでこれからも挑戦して多くの事を学び続けてほしいと思います。 

そしていよいよ最終班の5班の生徒たちが伊勢の地に到着しました。第73回目の伊勢修養学舎の締めくくりとしてしっかりと神道行事を含むすべての行事に対して懸命に取り組んでくれることを期待しています。

今日はこの伊勢修養学舎で2日目に訪れる神社2社伊雑宮(いざわのみや)と倭姫宮(やまとひめのみや)についてお話させていただきます

伊雑宮(いざわのみや)はお米の原点とされており特別な別宮でもあります。約2000年前(第11代垂仁天皇の時代)、天照大御神(あまてらすおおみかみ)に捧げる御飯(御贄・みにえ)を選ぶためにこの地を訪れた倭姫命(やまとひめのみこと)によって建てられました。伊勢神宮の本宮から遠く離れているため「遙宮(とおのみや)」とも呼ばれますが、数ある別宮の中でも極めて特別な地位にあります。

「神田(しんでん)」をもっており宮域には専用の田んぼを持つ唯一の別宮で、日本の主食である「お米の原点」がここにあります。また本宮との強い結びつきがあり内宮の最高位の別宮(荒祭宮)の近くに、わざわざ伊雑宮を拝むための「遥拝所」が作られています。そして自炊の調理場があり神様へのお食事(神饌)を調理する「忌火屋殿(いみびやでん)」が別宮で唯一存在します。このように古くから地域の人々によって、海の幸・山の幸の豊作が祈られてきた温かみのあるお宮です。

倭姫宮(やまとひめのみや)は本校と伊勢神宮を繋ぐ場所でもあり御祭神は、天照大御神を伊勢の地へとご案内し、内宮を創建された倭姫命(やまとひめのみこと)です。各地を巡られた倭姫命は、伊勢の国に入った際、天照大御神から「この地にとどまりたい」という御神託(神様からのお告げ)を受け、現在の五十鈴川のほとりに内宮を建てられました。

現在、私たちの学校にある「学院神社」の鳥居は伊勢神宮の式年遷宮の際に、この倭姫宮から譲り受けたものです。この鳥居こそが、本校と伊勢神宮の深い絆を象徴しています。

このように、みなさんが通う学校と伊勢神宮には、歴史的にも非常に深い関わりがあります。 みなさんには神社神道を建学の精神とする学校で学ぶ生徒としての誇りとプライドを持たねばなりません。今回の修養行事で訪れる神社はすべて本校との繋がりのある神社ばかりです。そのそれぞれの神社の由来や歴史を知ることで、参拝の本当の意味が見えてきます。深い歴史を感じ、参拝時には5感をフルに活用して何かを感じ取り心を健やかに参拝をしてください。