2023年5月27日土曜日

進路決定に向けて

 昨日で中間テストも終わり今日から「いつも通り」の学校生活が始まりました。この「いつも通り」という言葉の大切さをこのコロナ禍の3年間で学び、知ってくれている本校の生徒達は「いつも通り」の日々を大切に、そして一生懸命に前を向いて歩んでくれています。各学年の生徒達はそれぞれの次の目標に向ってまた今日から頑張ってくれる事と思います。

そんな中、今日は3年生対象の大学別進路説明会を実施いたしました。校内だけではなく校外の施設をお借りして国公立大学・私立大学・専門学校など120校を超える学校から講師の先生を派遣していただき、学校の説明と生徒達一人一人の質問に対応していただける3年生にとっては進路決定の大切な機会となりました。各進路先の説明を聞く機会も1校だけではなく複数校の先生方の説明を生徒達が聞けるよう進路指導部の先生方が創意工夫して準備をしてくれています。

会場内の様子を見ていると3年生達は各校の先生方の話を真剣に聞きメモを取るなど生徒達はこの機会の重要性を理解してくれている様子でした。また説明後も質問なども積極的に行っていたように感じました。今日のように自ら進んでの発問や行動が進路選択には最も重要な事です。そこで知った情報や経験が必ずや希望する進路への合格の近道ではないかと思っています。

3年生のみなさん今日学んだ情報や知識を次にどう生かすのか。これからの進路決定の判断材料として生かし切ってほしいと思います。最後に判断するのは自分自身です。1つでも多くの正しい情報を得て後悔のない判断をしてください。これも学びです。3年生のみなさんもう目の前に迫ってますよ。

2023年5月20日土曜日

今年も『おおさかグローバル塾』へ参加

 本日放課後に、大阪府が実施している海外進学事業『おおさかグローバル塾』に見事合格し入塾した生徒に対し激励金の授与を行いました。この事業は、大阪府が国際競争に勝ち抜くために必要な人材の育成を目的として行われている事業です。将来、世界で活躍できるトップレベルのグローバル人材の育成を目的として、海外の大学での学位取得を目指す大阪府内在住の高校生を対象としたプログラムです。

昨年度から再度実施されるようになり、大阪府下のトップレベルの公立・私立の高校から多くの高校生たちが応募しています。学位取得のために海外進学を目指しているだけではなく、世界に目を向け様々な分野で活躍しようとする志の高い人物、そして何よりもレベルの高い英語力が求められ、周りとコミュニケーションをとりながら協力し行動できる人物が求められます。

昨年本校から3名の生徒が合格し今年の2月に全ての課程を修了し無事に終えることが出来ました。そして今年度も本校から昨年と同じく3名の生徒が見事合格してくれました。これからは毎週日曜日に行われる海外進学講座に参加し、7月下旬から8月上旬には英国リーズ大学に短期留学して更なるレベルアップを目指します。帰国後は海外進学に備えディスカッションやディベート、プレゼンテーションを強化し高度なコミュニケーション能力を身に付け、海外進学資格試験に挑戦していくなど来年の2月まで実施されます。

3名の生徒達はこれから「冒険」が始まります。今まで見た事のない、感じた事のない経験や体験を積んでいくと思いますが、その一つ一つが自分自身の描く未来への布石だと考えてください。辛いことや挫折してしまいそうなこともあるかもしれませんが、楽しいことや嬉しい事、ワクワクすることの方がきっと多くあると思います。一度しかない高校生活の中で、この様な素晴らしい事に『挑戦』してくれた3名の浪高生達を心から応援しています。

2023年5月17日水曜日

中間テストに備える浪高生達

今学校は今年度に入って最初の定期考査の直前となり、放課後校内ではその定期考査に備え生徒達はその準備に入っています。定期考査の結果を良いものにするには、当然その為の良い準備が大切になります。その準備とはまずは日常の授業をいかに充実させるかが大きなポイントとなります。

当たり前の事ではありますが、その当たり前のことをいかに徹底してやれるかどうかが重要な事だと思っています。そういう意味でも本校では定期考査の1週間前からは、原則部活動も一旦停止し、学校全体が試験勉強に向けて全力を尽くす雰囲気に切り替わってきます。

またもう一つ準備で大切な事は自主学習です。本校では定期試験前や実力テストなどの大切な試験前になると、生徒達は恒例のように校舎内いたるところにある自習スペースで学習に励み、試験に向けた準備をしています。

このように本校の生徒達は重要な試験に対して準備の大切さを理解しています。浪高生達は、いい結果を生み出すためには日常の学校生活を誠実に過ごし、常にベストを尽くすことが重要だという事を理解してくれています。日頃から生徒達の学校生活の中での行動を見ているとその事がよくわかります。

さあ~定期考査が終わるまでの1週間をどのように過ごすのか。一人一人の生徒が目標とするところに到達するには何が足りなくて何をどのようにすれば到達できるのかを考えて最後まで諦めずに失敗を恐れないでチャレンジしてほしいと思います。後悔をしない為にも今持てる力を正しく全て出し切る事。ぜひ頑張ってほしいと思います。みなさんの力を信じています。頑張れ浪高生! 

2023年5月15日月曜日

浪高生達の挑戦

 私は常日頃から生徒達には「挑戦」という言葉を投げかけています。何に「挑戦」するかは一人一人違いますが、3年間という長い人生の中であっという間に過ぎ去っていく青春時代に、自分の人生の中でこの3年間ではたくさんの軌跡を残してほしいと考え、事あるごとにその言葉を伝えています。

学校生活というのは校内での生活だけではなく校外、また部活動で仲間と共に同じ時間を過ごすこともたくさんあります。大きな例としては修学旅行や文化祭などの学校行事が挙げられます。また部活動においても日々の練習や公式戦、遠征など多くの時間を同じ目標に向って切磋琢磨する仲間と過ごしています。

その様な生活の中から得た経験や感動、そして達成感は生徒達にとって大きな成長の糧となります。文武両立を掲げる本校で学ぶ浪高生達は、週末も自分の目標、「夢」の実現の為に仲間たちと一緒に「挑戦」をしてくれています。

土曜日から1泊2日で千早赤阪村にある多聞尚学館で、2年生のハイレベル講座が行われました。国公立大学を目指す生徒約80名が、2日間徹底的に主要教科を学ぶために、講座に参加しました。コロナ禍の影響で3年間実施できなかったこの多聞ハイレベル講座も、今年度に入って実施できるようになり、来月は3年生が実施予定です。夜遅くまで仲間たちと共に学習し共に過ごす2日間は学習面だけではなくいろんな面でもモチベーションアップにつながると思います。

また日曜日には夏のインターハイ出場を賭けての試合が行われたクラブもありました。高校生にとってインターハイ出場は、大きな目標でもあり、高校生活の中での「夢」の1つだと思っています。昨年度もインターハイ出場を果たし、2年連続を目指して生徒達は「挑戦」してくれていました。スポーツを行う上で勝敗はつきものです。「勝った」「負けた」はもちろん大事です。目標の達成、「夢」の実現の為には勝たなければなりません。たくさんの壁を乗り越え、多くの試練に耐えそこにたどり着くものだと考えています。

しかしたどり着くところは「インターハイ」だけではないという事を知っておいてほしいと思います。前にも伝えましたがゴールはそこではない。また国公立大学への合格がゴールではありません。あくまでも一つの通過点であり本当のゴールはもっと先にあるという事。今回ハイレベル講習に参加した生徒、そしてインターハイ出場をかけて戦った生徒、全ての生徒が目の前の目標の達成の為、そしてその先にある目標に向けて「挑戦」してくれました。

その挑戦の時を終えて今感じている事は、一人一人想いは違うかもしれません。しかし結果がどうであれその経験を次にどのように生かしていくのかが大事になってくるというのは理解できていると思っています。特に思わしくない、また結果が伴わなかった生徒に関してはなかなか素直に受け入れることが出来なかったり、後悔したりと自分を責めてしまう事があるかもしれません。

その様な人は、思い通りにできなかった自分を責めるより、その理由と原因を自分で考え、同じ過ちをしない為にはどうすればいいのかを考え次の行動へと移してほしいと思います。この2日間の大切な時間を自分の成長につなげてください。時間は永遠にはありません。でも全ての人に平等に与えられています。その時間をどう過ごすかは自分次第。ピンチこそチャンスです。冒険心を持って「挑戦」する浪高生達をこれからも応援していきます。

2023年5月12日金曜日

5月朝礼

 GWウイークも終わりいつも通りの学校生活が戻ってきました。今学校は4月30日に行われた開校100周年記念式典を終え、今日までの歴史と先人たちが残してくれた伝統に感謝し生徒達は次の100年に向けてスタートしてくれています。今の在校生達は100年という大きな節目を迎えた年に浪速で学ぶ生徒達です。その生徒達がこの1年、どのような軌跡を残す事ができるかどうか。それが新たな100年に向け一番大切な事ではないかと思っています。

そんな思いを込めて本日の朝礼では校長講話をさせて頂きました。今年のスローガン「挑戦」と「冒険」を胸に今、目の前の事に全力を尽くし一生懸命に生きる。出来ない理由を考えるよりは出来る方法を考え抜き行動する。5月のキーワードは「アクション」行動力。生徒達にはこの5月に自分が考え抜いたことを自信を持って行動に移してくれるよう想いを込めて伝えさせてもらいました。。

また今月23日からは新年度に入って初めての定期考査も行われます。まずはこの定期考査期間にどのような「アクション」を起こしてくれるのか。大きな期待をしたいと思っています。

陸上部 第62回全日本競歩輪島大会 女子高校5km 優勝
一人一人が目標を立て、その目標の達成の為にどれだけの行動が出来るのか。ここが大きなポイントだと思います。不安や心配よりもまずは行動する事。動くことで必ず何かを得ることが出来ます。良いことも悪い事もあるかもしれないけど大事な事はそのすべてを素直に受けいれ改善していけばいいのです。
弓道 全国高校総体1次予選 男子団体 優勝

第25回日本ジュニア管打楽器コンクール ソロ部門 高校生 入選

正しく、誠実に行動すれば良い結果は後からついてきます。ごまかしたり、後回しにしたりすると全ては後で自分に跳ね返ってきます。

大阪高校春季テニス大会 男子ダブルス 優勝 個人3位
        女子ダブルス 準優勝

そのような事にならないよう今この瞬間を大切に、そして大事な事から目をそらさず果敢に挑戦して行ってください。前進あるのみ!次の100年に向けて。

大阪高校ソフトテニス大会 Eブロック 優勝

2023年5月10日水曜日

「言霊」

 「別にいいよ、恥かいたって。一晩もすれば、忘れちゃうよ。」

この言葉は日本の漫画作品でもあり今も放映されている『ちびまる子ちゃん』の中で主人公の「さくらももこ」の一言です。ちびまる子ちゃんは、言わずと知れた国民的アニメ作品です。今回の言葉は主人公の『まるちゃん』の楽天的なイメージそのもので、“まるちゃんらしい”言葉です。

私自身、失敗を恐れて挑戦を躊躇している時に、何度か同じような言葉を友人にかけられたことがあります。幼い頃は『そんなに簡単じゃない』と思っていました。実際にやってみて失敗してしばらく落ち込んだこともあります。特に今回の言葉のような楽観的な言い回しで声をかけられたら『人の気も知らないで…』と、余計に挑戦することや自分と向き合うことから逃げたくなることもありました。

これまでの自分自身を振り返ってみると、こういったアドバイスに感謝はするものの、やはり躊躇してしまう場面はありました。しかし、そのまま挑戦せずに終わったことはありませんでした。なぜなのか?その理由については深く考えたことはありませんでした。周りからの励ましがあろうがなかろうが、その全てをシャットアウトして挑戦しないという選択もできたはずです。

では、今なぜ挑戦することができたのかと考えると、その言葉がポジティブな意味だったからであり、純粋にパワーを貰ったと感じたからだと思います。言葉は時々『言霊〜ことだま〜』と表されることがあります。神社神道の学校で学んでいるみなさんは知っていると思いますが、言霊とは、古代、言葉が持っていると信じられた神秘的な霊力のことです。 言葉には「言霊」があり、発した言葉通りの結果が表れると考えられていました。例えば試験当日に“滑る”という言葉を使わないのも、縁起の悪い言葉を使うことで悪い結果になってしまうと考える言霊思想があるからです。

その点から考えてみると、私たちが日常の生活の中で大切にしていかねばならないのは、家族や仲間に対してできる限りポジティブな言葉をかけることだと思います。また、自分自身もできる限りポジティブな言葉を浴びながら過ごすべきだと思います。時々人は『自分に言い聞かせる』という言葉を使うことがあります。私は、実際に行動に移すときにだけ自分に言い聞かせても、行動に移せるようになるとは思いません。

日々のポジティブな言葉の積み重ねがあるからこそ、行動に移すことができ、未来を切り開いていくことが出来るのだと思います。

では、人は誰からの言葉を一番多く聞くと思いますか?答えは明白。思い浮かべただけでも自分に伝わってくる自分自身の言葉です。ネガティブな言葉を聞かない日はありません。それでも皆さんには、ポジティブな言葉を多く発していくことで気持ちを上向きにして、毎日の学校生活を楽しく充実感をもって過ごして欲しいと思います。