2022年10月31日月曜日

修学旅行道南班出発

 本日から2年生が修学旅行へ出発しました。北海道道東・道南・宮崎方面・長崎方面・沖縄方面へと各生徒達が行きたい場所へ友人とクラスの枠を取り払い、高校生活の中で最高の思い出作りに出発しました。

沖縄班出発前
道南班出発前

私は北海道の道南方面への班に帯同させてもらっています。道南班の1日目は伊丹空港から函館空港へと向かい、到着後はいったんホテルに入り次の観光地へと向かいました。

本日は五稜郭公園と箱館奉行、トラピスチヌ修道院を周り函館山の展望台を訪れ夜景を楽しみました。

五稜郭はかつて戊辰戦争の最後の戦いである箱館戦争で榎本武楊、土方歳三らが率いる旧幕府軍にとって最後の砦となった場所でもあり生徒達は歴史に刻み込まれた場所に立つことで多くの事を感じ、時代の移り変わりを学んでいる様子でした。また2010年に復元された郭内にあった江戸幕府の役所である箱館奉行所も見学させてもらいました。

箱館奉行所前

その後は100万ドルの夜景が楽しめる函館山に向い夜景を楽しみました。函館山は牛が寝そべっているような外観から臥牛山(がきゅうざん)とも呼ばれ、そこからの眺めは宝石のような輝きで「世界三大夜景」に称えられるほどだと言われています。

山頂はかなり冷え込んでいましたが、生徒達は思い思いに写真を撮るなどして楽しんでいました。道南コースは希望する生徒が大変多くA班とB班に分かれ行動していますが今日から始まった修学旅行、日常とは違う日々の中で学びや感動を一つでも多く体感してほしいと思います。全員が無事に帰阪できるよう学院神社の大神様に祈念し気を引き締めて生徒達をサポートしていくつもりです。

トラピスチヌ修道院

2022年10月29日土曜日

第1回高校入試説明会実施

本日2023年度入試浪速高等学校第1回入試説明会を校内で実施しました。来年の高校入試に向け校内での最初の説明会となります。開催にあたり何よりも嬉しかったのは昨年よりも多くの受験生と保護者の皆様にご参加頂けたことです。本校説明会にお越し頂き本当にありがとうございました。

今年も参加者の方には各教室に入って頂き、オンライン方式で実施致しました。日常生徒達が学校生活を過ごしている教室で説明会を聞いて頂くことで、在校生達の目線で本校を見て頂くことが出来ると考えこの様な形での説明会としています。本校で学ぶ生徒達の雰囲気を実際に教室に入って頂き感じてもらいました。机の大きさや教室の広さを体感して頂く事も学校選びには重要な事だと思っています。ご参加頂いた受験生と保護者の皆様には本校の教育環境の良さを感じてもらえたのではないかと思っています。

説明会は約1時間、浪速の情報を生徒達と一緒に少しでも多くお伝えできるよう一生懸命説明させて頂きました。

その後は個別相談会やクラブ別相談会、校内自由見学会を実施しました。ご参加頂いた皆様に少しでも本校の教育活動の中身を知ってもらい、浪速の学校生活を直接見て頂くことで今後の私立高校の選択にお役立て頂ければ幸いです。

今回の説明会には生徒自治会、放送部、吹奏楽部、空手道部など多くの生徒達が教員と一緒に参加してくれました。司会や学校の説明、そして校内見学会の案内など本校自慢の生徒達が一緒に説明会の運営に参加してくれました。浪速に通う生徒がどのような生徒なのか。それを直接見ていただくことが「浪速教育」を感じて頂く一番の方法であると思っています。

第2回目以降も少し内容を変えながら実施したいと思っています。是非とも一度浪速高校に足を運んで頂き、浪速の魅力を感じてもらえれば嬉しく思います。次回の開催は11月12日(土)となっています。一人でも多くの受験生と保護者の方に出会えることを楽しみにしています。ご来校を心からお待ちしております。

 

2022年10月28日金曜日

2年生修学旅行結団式

来週月曜日から2年生は修学旅行に出発します。その結団式を本日午後に実施いたしました。2年連続、海外修学旅行ではなく国内での修学旅行になりますが、まずは実施することが出来て嬉しい限りです。

本校の学校行事の中で伊勢修養学舎につぐ、最重要行事として実施される修学旅行。2年生の生徒達は本当に楽しみにしていたと思います。高校生活の中での重要な学校行事を最高の形で一つでも多くの思い出を創ってほしいと思います。

日常の生活から離れ、旅に出る事で多くの学びと発見を得ることが出来ると思います。仲間との絆を深めると共に、各訪問地での文化や産業、大自然を直接見る事で知識や見識、情操をより一層深めてほしいと思います。また、浪速国際コースの皆さんは、日曜日からフィリピンのパーペチュアル・ヘルプ大学へ2週間の語学研修を行う為に日本を出国します。本当に長い期間ですが英語教育だけではなく、一つでも多くの国際的な文化や価値観、そしてグローバル感覚を身に付けて帰ってきてほしいと思います。

2年生のみなさん、修学旅行・語学研修の目的を忘れず、感染対策や集団行動での大事な事を疎かにしないよう、ケジメをつけて楽しんできてください。みなさんが健康管理に充分気を配りながら全力で楽しんできてくれることを願っています。いってらっしゃい! 

2022年10月24日月曜日

鉄道研究部の活躍

 昨日、南海電鉄多奈川駅構内において8月に行われた第11回全国高校生地方電鉄交流会で最優秀賞の南海電鉄社長賞を頂いた本校鉄道研究部がデザインしたヘッドマークの掲出記念出発式が行われました。

式典には多奈川町長様、南海電鉄の関係者の皆様をはじめ、この交流会の代表を務められている大溝先生などたくさんの方々にお集まりいただき本校の生徒達を祝福していただきました。


今回のテーマは、「関西空港からどの様に多奈川線に誘客するか」をテーマとし、多奈川線の特徴や沿線の特色を調査し、持続可能な方策を討論して発表させていただきました。たくさん参加した高校生の中から選ばれることが出来たことは本当に嬉しく、審査された先生方からは高い評価を頂けたと聞いて生徒達を誇らしく思いました。

これから約1ヶ月半の間本校の生徒達がデザインしたヘッドマークを付けた南海電鉄の各支線で走ることになります。このマークに込めた思いは神社神道を建学の精神とする本校ならではの「三種の神器」の一つの八咫烏をモチーフとし、多奈川線を走る岬町の海と夕日を基に、これからも地域が活性化されるようにと願いを込め作成したと聞いています。

今後もこのような活動を積極的に応援していき、浪速高校の関わる全ての地域の皆様に少しでもお役に立てることが出来るよう学校としても貢献していかねばならないと改めて確認させられました。

鉄道研究部の皆さん本当におめでとう!そしてこれからもたくさんの人たちに喜んでもらえるような活動を期待しています。

2022年10月22日土曜日

3年生球技大会

 今日は3年生達が高校生活最後の球技大会を行いました。陸上競技大会の中止に伴いクラスが一つとなって楽しめるスポーツ行事が無くなり高校生活の終わりに近づいている生徒達に少しでもいい思い出を創ってもらおうと実施を決定しました。

浪速祭で使ったクラスTシャツを着てみんなで楽しい時間を過ごしてくれていました。勝った負けたではなく心が一つになって楽しんでいる姿は本当に見ていて気持ちが和みます。大きなエネルギーを与えてくれます。

3年生にとってはこれから大学入学試験が本番となってきました。そんな中で行われた球技大会。受験勉強の様な学習活動とは違いますが今日の一日でまたそれぞれの目標に向け努力する為のエネルギーを蓄えてくれたのではないかと思っています。

最高の仲間たちと一緒に過ごす時間を大切に。そしてこれからも仲間を大切に支え合い励まし合いながら高校生活という青春を謳歌してほしいと思います。頑張れ!3年生。


2022年10月18日火曜日

聞く準備の大切さ

 【こだまでしょうか、いいえ、誰でも。】 

これは童謡詩人の巨匠と称された金子みすゞさんの詩から抜粋した言葉です。この言葉が使われている詩は、以前 CM でも使用されていたこともありますので知っている人もいるかもしれません。このフレーズが使われている詩『こだまでしょうか』の全文を紹介します。

『こだまでしょうか』

「遊ぼう」っていうと「遊ぼう」っていう。「ばか」っていうと「ばか」っていう。

「もう遊ばない」っていうと「遊ばない」っていう。そうして、あとでさみしくなって、

「ごめんね」っていうと「ごめんね」っていう。こだまでしょうか、いいえ、誰でも。

今回の言葉にある“こだま”について考えると、やまびこのように自分の声が響いて返ってくるということですから、それは誰かの声や気持ちではありません。自分の声です。そこで『いいえ、誰でも』という“自分以外の誰か”の存在を示すことで『みんな一緒だよ』ということを伝えているのだと思います。『誰もが幸せを望んでいて、誰もが不安を抱えています。ですから、一方通行にならずにお互いの気持ちに寄り添っていきましょう。これは誰にでもできることなんですよ!』というメッセージだと感じました。

自分自身が発した言動や行動は全て自分自身に戻ってくる。この詩を読んでみると『伝え方』はさらに重要だと改めて感じさせてくれます。様々な状況下で生活する人々が共存しているわけですから、人間関係というものは非常に複雑です。些細な言葉の使い方を誤ったことによってトラブルに発展することは少なくありません。実際に会って目を見て話さなくても簡単に伝えることができる時代だからこそ、情報が多すぎて伝わらないことや聞いてもらえないこと、思うように伝わらないことがあると思います。“お互い様”の精神で、伝える前に“聞く準備”を整えてもらう作業も忘れないことで、お互いの気持ちを響かせ合えるのではないでしょうか。

2022年10月13日木曜日

今日一日小さな一生

本日は高校朝礼の日。「今日一日は小さな一生」というキーワードをもとに校長講話を行いました。今日一日を心穏やかに、自分が出来る事を精一杯して力の出し惜しみをせず全力で生きる。その小さな積み重ねが自分の一生を創って行くという意味を込め生徒達に伝えさせてもらいました。

浪速祭 動画コンテスト部門 表彰クラス代表者
浪速祭 フォトコンテスト部門 表彰クラス代表者
先月下校途中に自転車に乗っておられた方が転倒し怪我をされたのを、本校の生徒3名が目撃し救急車の手配など救助活動を行った事に対して近隣の方からお褒めの言葉を頂きました。本日その生徒3名に対し善行表彰をさせてもらいました。
校外での善行にたいして表彰を受けた3名の生徒達

本校の生徒達は今日表彰した生徒以外にも日常の学校生活の中でやらされてやるのではなく自然にこの様な正しい行動をとることが出来る生徒達ばかりです。そういった小さな思いやりや優しさのある行動や言動が学校の雰囲気を良くし、そして安心感を創っていってくれると考えています。

弓道部 私学大会女子団体・個人優勝 男子団体準優勝 代表者

ボクシング部 新人大会 フライ級・ライト級 2位

学習活動に部活動に励むことが出来、卒業時に目標としている進路へ進学する為にも、この楽しい学校、安心できる学校で一人一人が協力し、支え合い、励まし合って過ごしていってください。それをできるのが浪速高校の大きな魅力だと思っています。その1つの成果として今日も多くの部活動で優秀な成績を残してくれた生徒達を表彰しました。

空手道部 国体 個人組手2位・3位
       個人形2位・4位
大阪私学大会 男子総合優勝・女子準優勝
     2年・1年組手 優勝
修道館杯争奪高校生大会 男子団体 3位

大切な事は目の前のゴールに向け今を一生懸命に生き、そしてもっと先にある二つ目のゴールに向けてこれから生き抜く力を身に付けどんどん前に進むこと。「今日一日は小さな一生」このキーワードをこれから忘れないでほしいと思います。
本日最後の朝礼の進行司会を務めた自治会のメンバー
そして今日まで司会進行役を担ってくれていた自治会の生徒の皆さんは最後の朝礼となりました。自治会の皆さん最後まで見事にやり切ってくれました。お疲れ様でした。本当にありがとう。来月からは新しい自治会メンバーでの実施となります。新しいメンバーの頑張りが楽しみです。

2022年10月11日火曜日

試験に向け準備する生徒達

今週の土曜日から2学期の中間テストが始まります。それに先週末から部活動も一旦停止となります。生徒達は中間テストの準備の為に放課後先生方に質問をしたり、校内の自習スペースや各ホームルーム教室で学習を行ったりと試験に向け準備をしてくれています。

学校生活の中で大切な事はやはり行動の「切り替え」だと思います。部活動と学習活動を両立させるためには行動の切り替えが重要です。けじめのある学校生活が文武両立を達成するのに必要な行動であると思っています。

本校の生徒達はその様な行動を日々実践してくれています。先週末までは放課後多くのクラブ活動が校内至る所で活動をしていましたが、今日からはその活動を教室に移して学習活動に励んでくれています。

そのようなケジメのある行動を浪高生達は行うことが出来ます。本校には最高の学習環境が整っています。そこで学ぶ浪高生達の学校生活に対する姿勢とリンクさせて、真の文武両立を達成できる学校としてこれからも生徒達を応援していきたいと考えています。そして一人一人の生徒が、学習活動や部活動が精一杯に出来る環境と安心して学校生活が過ごせる居心地の良い学校をこれからも創っていきたいと思っています。

さあ~生徒の皆さん中間テストに向けてギアを上げていってください。校内を回っていても元気で明るい生徒達ばかりです。今はそのエネルギーを学習活動に生かしてください。2学期の最初に伝えたキーワードは「決意」です。1学期の反省を生かし、しっかりとした決意をもって定期考査に望んでくれることを期待しています。

2022年10月6日木曜日

転ぶ事は間違いではない。間違いは転んだままでいる事

 『The greatest glory in living lies not in never falling,but in rising every time we fall.』

生きるうえで最も偉大な栄光は、決して転ばないことにあるのではない。転ぶたびに起き上がり続けることにある。これは、南アフリカ共和国の元大統領ネルソン・ホリシャシャ・マンデラ氏の言葉です。

みなさんはこれまで多くの成功体験をしてきたと思います。反対に失敗したことも多くあると思います。その失敗を物理的に解消して乗り越えたり、他の成功体験によって失敗を成功の基と捉えられるようになったりしたこともあると思います。中にはまだ心に傷として残っている場合も・・・。 どれだけ成長しても、必ず目の前には問題が立ちはだかり、上手にクリアできる事もできない事もあると思います。その問題に『多分これは無理だろうな・・・』と思って取り組むのではなく、『これが成功したら最高だ!』と思って取り組んだ方が、楽しめると思います。また、もしも上手にクリアできなくても『今度は違うやり方で』と、何度もチャレンジしていくことが大切ではないかと考えています。チャレンジは『成功』する為ではなく『成長』する為に行うものです。

これから皆さんが向き合って行かねばならない事は目に見えない問題が多くなると思います。コロナウイルス、進学について、将来に向けての不安など目に見えない相手とどうやって向き合っていくのかが重要となってきます。失敗などネガティブな状況となっても、決して諦めることなくまた立ち上がり、前に進むことが重要な事だと思います。私は目に見えない問題や不安に対しては『気持ち』という形のないもので立ち向かうしかないと思っています。

浪高生達にはその事を理解してもらいそして誰かが何とかしてくれるのを待つよりも自分に何ができるのか。自分には起き上がり続ける力があると信じてほしいと思っています。特に3年生のみなさんには強く訴えたいと思っています。志望校を諦めずに最後まで力をつける努力をしてこれから始まる本番に備えてほしいと思います。頑張れ!



2022年10月1日土曜日

令和4年度校内指定校内定式

 今日は指定校推薦入試の出願を許可された生徒とその保護者の方を対象とした校内指定校内定式を行いました。内定式においては、私からの激励と今後のスケジュールや心構え等について、学年主任や進路部長から生徒と保護者の皆様に大切な事をお伝えしました。

私からは、今後は合格に向けた取り組みに集中すること、そして基礎学力をもう一度再確認し、進学先での新たな学校生活がスムーズにスタートできる為に、残りの高校生活を更に充実させていかなければならない。そして今何をしなければならないかを自分で考え、自ら進んで取り組むことが何よりも大事であると生徒達に伝えました。

特に生徒達には浪速を代表する推薦された人物らしい言動と行動が求められると訴えました。また、クラスの多くの仲間たちはまだ今後の大学受験に向け闘って行かねばなりません。そんな彼らの為にも学校生活の中での学習環境をより一層高めていくには、みなさんの言動と行動が大事になると伝えました。今日内定を受けた生徒はまだ合格が決まったわけではありません。スタートしたばかりです。自分の為にも、そして仲間たちの為にも緊張感とケジメのある学校生活を過ごしてほしいと思います。

そして3年生全員に伝えます。大学合格は確かに一つのゴールです。でもその先にはみなさんの未来が続いていきます。その未来にもゴールがあるという事を忘れてはいけません。ダブルゴールです。今の努力と結果がどうであろうと必ずそれは未来へと繋がっていきます。10年後・20年後の自分がどんな自分でありたいか。今よりもっと幸せな未来となるようこれからも挑戦して行ってほしいと思っています。

校内指定校推薦入試に出願を認められた生徒達のこれから益々の成長を大いに期待しています。そしてこれからの受験に向け不安と闘いながら頑張っている3年生。最後まで諦めずに闘ってほしい。君たちは一人ではない。多くの人達が見守ってくれています。3年生のみなさんを心から応援しています。