2023年3月24日金曜日

3年ぶりの多聞合宿

本日は3月23日から25日まで3年ぶりに多聞尚学館で実施されている勉強合宿に激励に行ってきました。 今回は高校1年生の英語・国語・数学のハイレベル講座として実施しておりこの1年間のハイレベルな演習によって身に付けた学力を更に高める事を目的として行われています。

大学入試には応用力と実践力、そして適応力が求められます。今回の合宿ではよりハイレベルな演習、模試などを実施してその後に対策と解説を行い、目的とする力を養成する為に行われています。新学期に向けての課題の発見とその解決策、そして一人一人の生徒達が自分の強みと弱みを見つけそれに向けた対策を講じるきっかけとなればいいと考えています。

生徒達は目の前の難問に真摯に向き合い自分の力を試すために全力で取り組んでくれていました。同じ目標を持った仲間たちと共に過ごす3日間でたくさんの発見や気づきがあると思います。そのきっかけを見逃すことなく新学期に生かしてくれれば必ず大きく成長出来ると思います。

夜も遅くまで自習をしている生徒がほとんどで学習活動に向かう姿勢は出来上がっています。あとはどれだけ貪欲に挫けることなく努力し続ける事が出来るかどうかです。生徒達には「目の前のゴールは志望校の合格、でもその向こうにもゴールがある。先を見据え今を全力でやり切ることが大事です。今が最も幸せと言えるように頑張ってください。」と伝えてきました。

出来ない事を発見し出来るようになる努力をする事が学びの基本であり、その小さな経験の積み重ねが大きな自信となり今後の人生において大きな武器となる事は間違いありません。浪高生にはぜひその経験や体験を多くしてほしいと願っています。頑張れ新高校2年生達!

2023年3月20日月曜日

2022年度カナダ語学研修

 今日カナダ語学研修に本校の生徒28名が日本を出国しました。この語学研修は国際コースの研修とは別に開催されており3年ぶりの実施となりました。コロナ前はニュージーランドやオーストラリアで実施していましたが今年度はカナダのバンクーバーでの研修としました。バンクーバーはカナダのブリティッシュコロンビア州に位置しており東洋の国々からの玄関口となっている西海岸の大都市です。

都市機能と大自然が融合した美しい都市であり、独自の文化を継承しつつ様々な国の文化や人種が共存する都市でもあります。生徒達はこの素晴らしい環境で英語学習を中心としたプログラムを行い、アクティビティーや文化体験を行う事で視野を広げ、国際感覚を身に付ける為にいろんな事に挑戦をしてくれます。

現地の先生方や同じ年代のバディーと交流し英語力だけではなく今後の学校生活に生かすことが出来るよう一つでも多くの事を学び、掴み取ってきてほしいと思っています。またホストファミリーとの生活体験を通し異文化を肌で感じると共にその土地に住む人たちの考え方や行動を理解し、尊重しあい、自分自身の考えと上手く適応させる為の訓練も是非忘れないでほしいと思います。

10日間という短い期間ですがこの期間カナダ・ブリティッシュコロンビア州には国際コースの留学生を含め34名もの浪高生が滞在し学ぶ事となります。多くの生徒が日本を飛び出してカナダで頑張っている事は本当に嬉しく思います。多くの失敗もあるとは思いますが決して挫けることなく最後までやり切ることでまた一回りも二回りもたくましくなることが出来ます。3月30日の帰国まで健康でたくさんの経験をしてきてまた元気な顔を見られることを楽しみにしています。

最後にターム留学中の生徒達へ

現地に赴いてから約1カ月が経とうとしています。みなさんは今春休み中ですね。日本ではなかなかできないいろんな事を体験できていますか?素晴らしいホストファミリーの方々に見守られ安心して過ごしていると思います。この休み期間で一人でも多くの現地の友人との交流を深めてください。まだまだ現地は寒い時期だとは思いますが体には充分気を付けて1日1日を大切に、そして楽しく充実した毎日を過ごしてください。頑張れー!浪高生。

バンクーバー国際空港

2023年3月18日土曜日

令和4年度修了式

冷たい雨が降っている中、令和4年度の修了式が執り行われました。初めに、今年度を無事に終えることが出来たことの報告と感謝の気持ちを込め学院神社へ参拝を行い、学院長先生からの講話後、修了式に移りました。

クラス代表者の回廊からの参拝

修了式は、はじめに全校表彰・部活動表彰・各表彰など生徒達の活躍を全校生徒で称えました。そして、更なる活躍と一人一人の生徒に自分が通う学校の活躍を報告しました。その後の校長講話では、この1年を振り返っての話と来年度に向けての話をさせていただきました。

寳來賞受賞生徒

優等賞・皆勤賞・精勤賞 代表生徒

この1年間「挑戦」と「+ONE」というテーマを持ち毎月の朝礼ではその月のキーワードを伝えてきました。生徒達はこの一年そのキーワードを実行してくれたと思います。だからこそ今年度も無事に終えることが出来たと考えています。そのキーワードだけではなく毎日の日常生活の中では必ずたくさんの「気づき」があります。その「気づき」を見逃すか、掴むかでこれからみなさんが歩んでいく道は大きく変わっていきます。

弓道部 大阪城弓道場高校弓道大会 男子の部 1位

アイススケート部 大阪高校スケート競技会 
男子1・2位 女子3位

その「気づき」を掴み、行動に移せば何かしらの変化が起きます。その変化を大切にし、良い変化でも悪い変化でも素直に受け入れ次の変化へとつなげていく事が重要です。この1年沢山の失敗や成功、後悔などがあったと思いますが、それは自分の未来が幸せになる為に必要な事であったと考えれば、いい経験であったと思えるのではないでしょうか。それが本当の学びであり、その中で得た経験や変化が成長につながると考えています。その成長は目に見える成長もあれば目には見えない成長もあります。

吹奏楽部 全日本 管打楽器ソロコンテスト 関西大会
金賞・銀賞 受賞者

英検 準1級・2級合格 各合格級 代表者

この1年を振り返る時期として、春休みの期間は最高のタイミングです。来年度に向けて自分自身をもう一度見つめ直し「新たな挑戦への準備」をしっかりとしておいてください。その為には「自立」する気持ちを持つことが大切です。新年度に向けてのセッティングをしっかりとする。考え、備える為の時間をこの時期に取ることで4月以降いいスタートが切れると思います。

1年生スポーツ大会 優勝・準優勝 クラス代表者

すららカップIN浪速 
クラス対抗部門 優勝クラス代表者
個人部門 1位・2位・3位

この春休みの期間「新たな挑戦への準備」をしっかりと行い開校100周年を迎えてください。大きな節目となる令和5年度が全校生徒にとって幸せな、素晴らしい1年になるよう強く願っています。次の100年に向けたスタートです。一人一人の生徒が自分の人生にとってベストな選択となるよう失敗を恐れず、自分を信じていろんな事に「挑戦」してください。今はまだ失敗は許されます。先生方が必ずサポートするから大丈夫。安心してほしい。4月の始業式には入学してくる新たな仲間たちと一緒に元気な姿で会いましょう。楽しみにしています。

第77回 大阪高等学校総合体育大会
男子総合 優良校
女子総合 第4位
  第69回 大阪私立高等学校総合体育大会
男子総合 第2位
女子総合 第1位

2023年3月15日水曜日

今しかできない事

 3月に入っていよいよ今年度も終わりに近づいてきました。生徒達は新学期に備え学習活動に部活動に日々頑張ってくれています。現在学校は特別講習期間で生徒達がそれぞれの目的にむかって充実した毎日を過ごしてくれています。

そんな中、8日から英国のCity College Plymouthという学校の学生たちと先生方が来校されました。学校では観光学を学んでいる学生たちで日本の観光地や文化を実際に見学して学ぶ事が目的だそうです。

本日が最終日となりこの期間日本の文化を学び、校内の見学や大阪市内の見学、文化体験で学んだり見聞きしたりした内容をプレゼンテーションし、無事に終えることが出来ました。

期間中は国際コースの生徒達が中心となって英国からのお客様をおもてなししてくれました。本校の生徒達にとっても非常に学びの多い期間でもあり、日頃の学習活動の成果を発揮する絶好の期間であったと思います。

英語を自由自在に使い、世界の人達との交流を深め、文化や考え方など日本とは全く違った感覚を肌で感じる事で、生徒達はまた新しい世界を知ることが出来ます。こんな機会でしか学ぶことが出来ない経験をしてくれたと思います。

また新しい友人が出来これからその絆を深めて行ってほしいと思います。国際コースの皆さんをはじめ多くの生徒達が心暖かい対応をしてくれました。本当にありがとう。

この3月は生徒達にとって本当に多くの物事に挑戦できるチャンスです。カナダへ留学している生徒、また20日からは語学研修で国際コース以外の生徒達がカナダへ研修に行きます。校内では英国からのお客様を迎え、そして多くの生徒は学習活動に部活動に励む生徒達の姿が校内で見られます。浪速高校はそれぞれの生徒達が自分の目的にあった学びが出来る学校です。

視野を広く持ち、世界を知る為にいろんな方法で一つでも多くの事をこの期間に学び掴んでほしいと思います。その為には挑戦する気持ちが必要ですね。これからもそのような生徒達をサポートしていきます。

2023年3月10日金曜日

希望と夢を胸に

 本日は4月から本校に入学予定の専願受験生の皆さんが登校して来てくれました。4月から始まる高校生活をしっかりと準備を整えて新学期を迎えてもらい、夢と希望に満ち溢れた高校生活をスタートしてもらえるように、今やっておいてほしい事だけを伝えさせてもらいました。

今年の受験生は、中学校の入学時から3年間コロナの影響で学習活動や部活動にも大きな影響があり、多くの制限の中で学校生活を過ごしてきたと思います。入学式も実施出来なかった生徒も多いかと思います。そんな中で中学校生活を過ごし、受験生たちは高校受験となりました。

そんな状況下の中でも希望校合格に向けてコツコツと学習活動に励み、希望校の合格を手にした皆さんの努力に心からの敬意を表すると共に、4月からの新入生一人一人の高校生活を思うと私はその責任の重さに身が引き締まる思いです。コロナ感染対策も規制が緩和され、日常生活も少しずつ元に戻りつつある中、浪速高校での3年間が元気で楽しく、充実した学校生活が過ごすことが出来るよう全力でサポートして行きたいと思っています。高校3年間という一生に一度しかない青春を謳歌できるよう一緒に頑張っていければ嬉しいです。

これから今通われている中学校で、もうすぐ中学校の卒業式が行われると思います。最後の最後まで充実した中学校生活を過ごしてほしいと思っています。中学校生活をしっかりと締めくくれてこそ、良い高校生活のスタートが切れると思います。そして、今日お渡しした入学前課題も含めて、中学校の学習の復習と高校での学習の準備も少しずつ進めて欲しいと思います。

入学式で本校の制服を身にまとった輝かしい皆さんとお会いできることを楽しみにしています。そして4月から始まる新しい仲間との学校生活を楽しみにしておいてください。こころからみなさんに伝えたいと思います。ようこそ浪速高校へ。そして先輩たちと先生方と一緒に充実した3年間を過ごして行きましょう。

2023年3月8日水曜日

世の中何一つ無駄な物はない。

Life is very interesting…in the end, some of your greatest pains, become your greatest strengths.

「人生って不思議なものね…一番つらかった痛みが結局一番の力になることがあるんだもの。」 

この言葉はアメリカ合衆国の女優、映画監督、プロデューサー、実業家である『ドリュー・ブライス・バリモア』さんの言葉です。

今回の言葉を知った時に『確かに!』と納得しました。私は人生って壮大なパズルを創っているのと同じだと考えています。日常の生活の中での人間関係や経験、そして持っている知識やスキルなど自分自身の全てに同じことが言えると思っています。

今回の言葉は、実際に目に見えるものではなく、痛みや力といった目に見えない“感情”を表現したものです。この言葉のように表現するなら『無駄だと思ってやったことがその後大変役に立った』、『辛くて、痛くて大変だったけどこの経験が今に生かされている』など私の人生の中でもそのような経験がたくさんあります。もっと言えば『嫌だったはずの人が強い味方になった!』『要らないはずだった物がとても役に立った!』ということもあり、改めて人生における様々な出来事に無駄なことなんてひとつもないんだなと感じました。

今振り返ると人生における様々な経験は実体験という自信になりその時の感情や対応など今後の行動を判断するデータにもなると思います。困った時に“あの時はこうしてクリアした”や”あの時はこれが原因で失敗した”など当時の苦労や達成感から生まれた実体験がきっかけで“今回もきっとクリアできる””同じ失敗を繰り返さないように”などという気持ちにさせてくれます。

今の社会に求められている『問題解決能力』は、様々な経験を積み重ねて成長し、豊かな人間になっていくことを願ってのことだと思います。また、そのような能力を身につけていくことが今後の社会を『しなやかに生き抜いていく』うえで重要なことなのです。

スポーツも同じことが言えます、自分に合った強い負荷をかけて身体を痛めた分、栄養補給をして回復させることで前よりも大きなパワーを身に付けることが出来ます。また満足のいかない結果や傷んだ心を、仲間からの愛情やアドバイスを受けながら乗り越える事で仲間との絆が深まり、チーム力がパワーUP してクリアできることもあります。いずれもオーバーワークは怪我の原因になりますが、失敗を恐れずチャレンジする勇気は常に持ち続けていく事でいろんな課題を克服していけると思います。

自分が歩んでいる道に無駄なものはひとつもない。良いことも良くない事も全てを素直に受けいれ次にどう判断して行動していけるかが大事な事だと思います。浪速で学ぶ生徒達にはそういった気持ちを持ってこれからの人生を歩んで行ってほしいと思っています。 


2023年3月3日金曜日

海外で挑戦している浪高生 ~ターム留学視察~

 現在浪速国際コースの生徒6名がカナダへターム留学にいっています。約半年間現地の学校で、語学はもちろん、いろんな国々の仲間と出会い、そこで新たな発想や文化を学ぶことになっています。自分の将来の夢に向かう為、浪高生達が大きな挑戦をしてくれています。そんな生徒達の激励と本校の更なる国際化を図る為、理事長先生のご支援をいただき現地へ赴くことが実現しました。

                            

カナダのケロウナ、バ―ノンで4名の生徒が、そしてビクトリアで2名の生徒達が、それぞれ違う学校で学んでいます。そこに通う本校の生徒は現地の生徒達からは大歓迎され、学校生活も楽しく過ごしている様子でした。

                             

一方では現地の価値観や考え、表現方法など日本の高校生徒とは全く違う生徒達に迎え入れられ、戸惑っている感じも見受けられました。でもそれが学びです。英語というコミュニケーションツールを自在に使い、全く違った世界を知ること。それこそが留学の大きな目的です。生徒達はその事を充分理解しており、必死に学ぼうとする姿勢が感じることが出来たので安心して見守ることが出来ました。挫けず頑張ってほしいと思っています。

                             

またホストファミリーの方々にもお会いすることが出来ました。毎日生徒達を温かくサポートしていただいているお陰で、日々充実した日を過ごしている様子でした。ここでも多くの学びがあることを生徒達は理解しています。自分の家とは全く違う、それも海外の国で家族として迎え入れられ、日常生活はいつもとは勝手が違います。当然の事です。

そういった環境下の中で自分自身どのように生活をしていき、家族の一員として楽しい時間を過ごすことが出来るように協力し合ってこそたくさんの経験や学びを得る事が出来ると確信しています。

日常の会話も同じです。日本の学校で学ぶ生徒としては、英語力は優れている生徒達ばかりですが、現地でのコミュニケーションは想像以上に大変です。その点は覚悟のうえであったとは思いますが、いざ現地での生活が始まると、「なかなか慣れるまでが大変でした」と生徒達は口をそろえて言っていました。でもそこでも怯むことなく自分の考えや想いを必死に伝える気持ちを持っていれば必ず成長していきます。

自らの身を全く違う環境において自分を鍛えている生徒達の姿を見てきっと留学を終えたときの成長は著しく、更にたくましくなって帰国してくれると思います。カナダという遠い国で浪高生が「挑戦」している姿を見ることが出来、彼らから勇気と感動を得ることが出来ました。

それを今浪速で学ぶ生徒達にも伝えたいと思っています。みなさんの仲間はいろんなところで頑張っています。夢と希望をもって挑戦している姿は周りの多くの人達にもエネルギーを与えます。浪高生達にはしっかりと前を向いて一歩一歩進んでほしい。そう強く思っています。