3班の生徒たちは2日目の行事を見事にやり切ってくれました。男子生徒も女子生徒もご指導を受けた神職の先生方の言葉一つ一つをしっかりと心で受け取り素直な気持ちで行動に移してくれてました。
本校の伝統行事である「伊勢修養学舎」において、神楽奉納と女子生徒が修得する神楽舞(かぐらまい)は、日本の伝統精神や感謝の心を学ぶ上で非常に重要な意味を持っています。伊勢修養学舎の2日目、生徒たちは身心を清めた状態で伊勢神宮(内宮)に参拝します。 その後に内宮の敷地内にある神楽殿(かぐらでん)にて、大御神への感謝と祈りを込めて御神楽の奉納を行います。厳かな雰囲気の中で行われるこの奉納は、生徒たちにとって神道の精神を肌で感じる貴重な体験となります。毎年別大々神楽(べつだいだいかぐら)という神楽をご奉納させていただいており生徒達は大神様に3年間の学校生活の充実と健康を祈願しています。
この神楽舞は、倭舞(やまとまい)・人長舞(にんじょうまい)・舞楽(ぶがく)から構成されており、倭舞は女性神職4名による和琴、笛、篳篥(ひちりき)、笏拍子(しゃくびょうし)による大和歌に合わせて舞う、幽玄な余韻がある舞となっています。また舞楽においては蘭陵王(らんりょうおう)という雅楽の曲名の1つで武人の舞らしい勇壮さの中に、美貌で知られた蘭陵王を偲ばせる優雅さを兼ね備えた素晴らしい舞となっています。
女子生徒が体験・練習する舞は「豊栄の舞」です。女性が舞うことを前提として作られたため、別名「乙女の舞」とも呼ばれています。舞人は、右手に榊(さかき)または季節の花を持って舞います。舞に込められた意味は森羅万象の神々を崇め、太陽の恵み、生きていることへの感謝、そして自然への感謝の心を表現しています。万物に神々が宿ると考える日本固有の文化が息づく舞です。舞を習うことで日本人が育んできた歴史の重み、伝統のすばらしさを感じ、「生きること」について改めて考えて欲しいと思っています。
この女子生徒たちは、皇學館大学の祭式教室をお借りし、神職の女性講師の先生方から直接ご指導を受けています。初めて体験する独特な体の動きや作法に戸惑いながらも、一所懸命に練習を重ねることで、美しい所作とともに「ご奉仕する大切さ」や「生きる力」を学んでいきます。
また本校では、元宮内庁式部職楽長を務められた豊英秋先生(平安時代から続く雅楽の一族)から長年指導を受けている歴史があります。学校には本校オリジナルの神楽「尚学の舞」もあり、伊勢修養学舎での経験は、こうした学校独自の深い神道教育の土台ともなっています。
3班の生徒たちも猛暑の中本当に頑張ってくれています。素晴らしい生徒たちが本校に入学してくれて約4か月になります。本校の伝統行事でもある伊勢修養学舎に参加して浪速でしか学ぶことができない多くの学びを体験することでさらに成長してくれたと本日の生徒たちの姿を見て確信しました。あと1日最後まで気を抜かずにやり切ってください。