2023年7月26日水曜日

伊勢修養学舎 3班 2日目  ~風日折宮と荒祭宮~  

3班2日目。生徒達は男子と女子に分かれ修養行事を実施。男子の「禊」、女子の「大祓詞の奏上と書写」、内宮参拝などしっかりとした姿勢で修養行事に向かってくれていたように思います。

2日目の修養行事では内宮内で御神楽の奉納後に参拝するお社があります。風日折宮(かざひのみのみや)と荒祭宮(あらまつりのみや)という2つのお社を参拝します。

風日折宮

風日折宮は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の御子神で、風をつかさどる神である級長津彦命(しなつひこのみこと)と級長戸辺命(しなとべのみこと)を祀る内宮の別宮です。雨風の災害がないよう、また五穀が豊かに実ることを祈願するお祭り風日折祭と関りが大変深い別宮です。

この別宮とは「わけみや」の意味で、正宮に次ぎ尊いとされる。内宮の別宮は風日祈宮のほか境内に荒祭宮(あらまつりのみや)1宮、境外に月讀宮(つきよみのみや)、瀧原宮(たきはらのみや)、伊雑宮(いざわのみや)、倭姫宮(やまとひめのみや)ほか4宮があります。

次は荒祭宮への参拝。この荒祭宮のご祭神は天照大御神様の「荒御魂」で神様の御魂のおだやかな働きを「和御魂」というのに対して荒々しく格別に顕著なご神威をあらわされる御魂の働きの事を言います。別宮の中でも格式が高く他の別宮と比べても殿舎は大きく、正宮につぐ大きさとなっています。

荒祭宮

オリンピック選手や芸能人など勝負ごとに向かう前に参拝をされる方が多く、前回紹介した導きの神様、猿田彦大神様と合わせて前に一歩踏み出すために祈願される方が多いようです。

このようにこの修養学舎ではさまざまなお社を参拝させてもらいます。全ての参拝には意味があり、その事をしっかりと理解したうえで参拝する事が大切な事です。素直な気持ちで参拝する意味を心にしっかりと持つことで自身の心が洗われ、そして清らかな心を持つことが出来ると思っています。1年生のみなさんにはこの修養学舎においてそういった経験を積んでくれることを期待しています。