宣言を出す際には
- 国民の生命・健康に著しく重大な被害を与える恐れがある
- 全国的にかつ急速な蔓延により国民生活・国民経済に甚大な影響を及ぼす恐れがある
この2要素が認められる必要があります。もちろん趣旨は新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するためのものであるのは当然ですが、問題は今までは今回このような『緊急事態宣言』を発動することは一度もなかったことです。
ではなぜ今回一部地域においてこのような『緊急事態宣言』が発動されたのか? 答えは一つです。
その地域の人々の『命が危ぶまれる、健康を害する危険がすぐ近くまで迫っている』という事です。
大阪府もその一部地域に含まれており、残念ではありますが、生徒のみなさんの安全を第一に考え8日以降の学校への登校につきまして一旦白紙に戻しました。みなさんは今後学校から出される内容について1年生は自宅へ手紙の郵送と電話連絡、2年生・3年生はホームページかclassiにて連絡をさせてもらいます。みなさんは1日2回は必ずホームページを確認するようにしてください。今回の『緊急事態宣言』は今までの都道府県から出された要請とは違ったものであると認識することが大事なことです。
さて、このコロナウイルスはみなさんの生活、家族の生活、国民皆さんの社会生活を一変させています。こうした状況の中、私も含めたすべての先生方・生徒のみなさんの行動や言動が試されていると思っています。
このような状況は私自身も経験はありません。これから先、一人一人の生徒の事を考えながら一つ一つ目の前の課題を前向きに向きあって対応していかなければなりません。今学校では、全ての先生方が学年を超えて一致団結してこの状況を乗り切るため毎日頑張っています。浪速で働く先生方が生徒のみなさんの為、そしてまだ見ぬ新入生の不安や心配事を少しでも和らげれるようにと、今出来うることを一つ一つ考えながらいろいろな対応をしています。
みなさんも同様に、今自分の周りに起きている課題と自分自身の課題を一つ一つ解決していけば、この状況は必ず乗り越えられます。信じて前を向いて前進しよう!
次に登校できる日には全てのみなさんが健康で元気一杯登校して来てくれることを心から祈っています。 『今が辛抱の時!』
そこで校長からみなさんへメッセージがあります。
高校2年生・3年生みなさん
- 各学年から出ている課題、また自身で考えた課題に取り組んでいますか?
- 3年生は大学受験を控えた学年であり非常に不安を抱えている生徒も多くいると思います。今は自宅学習となっている状況下では前年度の外部模試や校内模試を総復習するなど自分の弱点克服に努めてください。心配しすぎるのはよくないですよ。今出来る事に全力を尽くしてください。もし相談事があるなら遠慮なく担任の先生へ連絡してください。
- 進路指導部から出されるメッセージをよく読んでおいてください。
- 早く始まってほしいと思っている生徒は多くいると思います。残念ながら今の現状、それは叶いません。今は自宅において学習面においての準備を万全にしておいてください。
- 何か疑問や心配があれば学校の担任の先生に電話してください。不安や心配は話せば楽になり問題解決の一歩となります。いつでも待っています。
- この期間に高校3年間をどのように過ごすのかを考えてください。卒業後の進路も踏まえ目標となる進路先や就きたい職業などを見つけるきっかけを是非作ってください。
最後に生徒みなさんへ
- 自分の大切な体。家族の為・自分の為に守ってください。
- エピデミック(流行)に流されず冷静な行動と言動を。自分には関係ないと思わない。
- 『チャレンジ』から『チェンジ』へ。挑戦から変化へ。人間力を高めよう!
以上校長からのメッセージです。