2020年4月2日木曜日

休校中の今、生徒たちに伝えたいこと

 昨日の雨天から一転、本日は天候も回復し、吹く風が少し肌寒さはあるものの学校内の桜の花も満開の手前まで来ているように感じています。



 今日は約1ヵ月以上に渡って実施されている休校措置に関して生徒の皆さんへ、伝えたい事を書かせてもらいます。
   昨日のブログの最後に『後悔のない正しい判断を期待しています。』と書かせていただきました。休校措置の大きな目的は自分の健康(命)を守ること。これが大きな目的の一つです。その行動が自分の家族や仲間達を守るという事につながるのです。この事は生徒の皆さんは理解してくれていると思います。

 もう一つの問題は、今私たちは目に見えない敵と戦っているということ。人間は、ウイルスのような目に見えない物に対し異常な恐怖心を持ち、その敵が自分の周りの至る所に存在していると勘違いしてしまい、全く無関係な人間や他のものを標的としてしまうことがあります。そのようなことにならないためには、現在の情報化社会において、膨大な情報を自分自身で正しい知識に基づき『正しく判断』し、根拠のないデマに惑わされないことも大事なことだと考えています。

  最後は一人一人の責任ある行動です。感染者が確認された当初、「若い人は罹患しても大丈夫」「症状は軽い」「インフルエンザと同じ」などの何の根拠もない噂が流れ、『私は大丈夫!』という先入観を持ってしまったのではないでしょうか?

  ウイルスは人間が行動することによって感染し拡大するものです。そんな状況の中、日常的に基礎疾患をお持ちの方々にとっては日々怯えて生活しておられることを私たちは忘れてはなりません。その方々の心境は計り知れないものがあります。その様な方々のためにも、そしてこれ以上の感染拡大防止の為に【世のため人のために尽くす】思いやりの心をもって責任ある行動をしてください。神社神道の学校に学ぶ生徒の皆さんなら理解して実行してくれると信じています。

  後悔のない正しい判断をし、行動することによって自分自身を人間的に大きく成長させる。そのような休校措置期間であってほしいと考えています。