2025年7月29日火曜日

伊勢修養学舎5班 2日目 ~神宮会館~

 第72回伊勢修養学舎もいよいよ明日が最終日となりました。5班の生徒達も2日目の行事をしっかりとした姿勢で受けてくれており多くの学びを得てくれていると思います。

1152名の高校1年生と高校2年生15名の生徒達が5班に分かれ10日間に及び宿泊をさせて頂いているのが「神宮会館」であります。今日は72年間にわたり本校の「伊勢修養学舎」を支えていただいてきた「神宮会館」についてお伝えしたいと思います。

この神宮会館は昭和28年の第59回式年遷宮の附帯事業として神宮が建設されました。お伊勢参りの宿として伊勢神宮崇敬会が運営を委託され、第60回御遷宮時に西館を、平成5年の第61回御遷宮時に本館を新築され現在に至っており、お伊勢参りの宿として知られている宿泊施設です。内宮への参拝も徒歩5分という近さもあり毎年日本全国から多くの参拝者の方がたが宿泊されています。
 
本校の伊勢修養学舎は神宮会館が建設された翌年昭和29年から始まっており、第1回目の伊勢修養学舎から72年間にわたりお世話になっているお宿となります。本校の伊勢修養学舎の歴史を語る上で、この神宮会館なしでは語ることができません。神宮会館の変遷とともに、本校の伊勢修養学舎も変革していきました。現在も非常に恵まれた環境の中で、修養行事をスムーズに行えるようご配慮いただき実施できています。このようにこの神宮会館は、多くの卒業生がお世話になっており、修養学舎中は生徒達の修養の場所でもあり、そして神宮会館の皆様の心温まるおもてなしは心と身体の癒し宿ともなっています。

このように伊勢修養学舎には72年間にわたり受け継がれてきた数多くの伝統があります。参拝するところ、見学するところ、滞在するところ、すべての場所にはそこへ行く理由があり、そこには深い歴史があり、受け継がれてきた先人たちの想いがあります。その事をこの伊勢修養学舎で学んでくれています。

今年の伊勢修養学舎を終えた1年生の生徒達の成長は今後のみなさんの学校生活から見えてくると思います。修養学舎期間中は全ての行事で最も大切な事は伝え、現地で実際に学び、経験してくれたと思っています。「今を一生懸命に生きる」この事が最も重要なキーワードです。感謝の気持ちを忘れず、日々謙虚に浄く、明るく、正しく、直く生きていく事が大事な事です。伊勢修養学舎では古き良き伝統を学びそこから新しい事に挑戦するエネルギーを養うことが出来るのです。最後の5班の生徒達にもその事を伝えていきたいと思います。