2日目となった今日は朝から男子は禊を実施しました。非常に良い出来であったと思います。大きな掛け声と鳥船行事は最初としては最高の出来であったと思います。午前中の神道行事であるお神楽奉納や別宮への参拝もと滞りなく終えることができました。
そこで今日は神社や寺院で参拝する前に、手を洗うところあります。神社なら鳥居をくぐってすぐのところにあるアレです。その建物のことを「手水舎」といいます。手水舎とは、神社で参拝する前に身と心を清めるための水が用意されている建物のことを指します。「てみずしゃ」または、「ちょうずしゃ」と呼びます。
実は、手水舎の呼び名はいろいろあって、神社本庁は「てみずや」、大國魂神社は「てみずしゃ」と呼びますし、「ちょうずや」「ちょうずしゃ」と呼ぶところもあります。歴史をたどると、「てみづ→てうづ→ちょうず」と発音が変化したものですが、元の形である「てみず」と読んでいる神社もあるようです。また神社に参拝する際本殿までの道に玉砂利が引かれておりその上を歩いて本殿まで行く事になります。この玉砂利ですが玉砂利の“玉”には「魂」や「御霊」という意と、「玉のような」という表現でも使われる、美しさ・宝石・大切な物、という意があり、“砂利”の方は、本来はさざれ石(細石)のことで、つまり玉砂利は、ミタマの籠もった、美しい宝石のような小さい石、ということになります。そのような清らかな石を踏むことで、参拝者がしだいに身を清め、最高の状態で祈ることができるよう配慮されているのだそうです。
手水の作法や玉砂利の意味を知る事でまた一つ神社神道の学校で学ぶ生徒として神社への参拝についての知識を深めてくれたように思っています。本日も大変暑い中ではありましたが本校の生徒達にはこの素晴らしい日本文化を学び、「日本人の心のふるさと」と言われる伊勢の地で自分を素直に見つめ直すきっかけとなってくれればいいと思っています。今日も生徒達は良い学び、浪速でしか学びえない体験をしてくれたと思います。1班は明日が最終日です。今日以上の姿で内宮を参拝してほしいと思います。