2024年7月25日木曜日

伊勢修養学舎2班 3日目 ~風日折宮と荒祭宮~

本日2班の生徒達は3日間の修養行事を全て終えて帰阪しました。この班は本当に元気がよく初日からその元気さが裏目に出て指導を受けたりした生徒はいましたが本当に素直に対応してくれ、初日以降は素晴らしい姿勢で行事に臨んでくれました。3日間でこれだけ成長した班はあまり経験がありません。それほど素晴らしい修養行事となりました。2班の生徒の皆さん本当にお疲れさまでした。

さて生徒たちの成長の喜びもつかの間3班の生徒達が到着しました。2班の生徒達と同じように素晴らしい修養の場となるよう更に気を引き締めて頑張っていかねばなりません。先生方も全力で生徒達のためにサポートしてくれており、3班も生徒と教員が一つになって神道行事が充実した形となるように創っていくつもりです。

この修養行事では2日目、午前中の神道行事で内宮内での御神楽の奉納後に参拝するお社があります。風日折宮(かざひのみのみや)と荒祭宮(あらまつりのみや)という2つのお社を参拝します。3班の生徒達は明日参拝します。

まず、風日折宮(かざひのみのみや)は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の御子神で、風をつかさどる神である級長津彦命(しなつひこのみこと)と級長戸辺命(しなとべのみこと)を祀る内宮の別宮です。雨風の災害がないよう、また五穀が豊かに実ることを祈願するお祭り風日折祭と関りが大変深い別宮です。

この別宮とは「わけみや」の意味で、正宮に次ぎ尊いとされる。内宮の別宮は風日祈宮のほか境内に荒祭宮(あらまつりのみや)1宮、境外に月讀宮(つきよみのみや)、瀧原宮(たきはらのみや)、伊雑宮(いざわのみや)、倭姫宮(やまとひめのみや)ほか4宮があります。

次は荒祭宮への参拝。この荒祭宮のご祭神は天照大御神様の「荒御魂」で神様の御魂のおだやかな働きを「和御魂(にぎみたま)」というのに対して荒々しく格別に顕著なご神威をあらわされる御魂の働きの事を言います。別宮の中でも格式が高く他の別宮と比べても殿舎は大きく、正宮につぐ大きさとなっています。

いよいよ開幕のパリ・オリンピック。そのオリンピック選手や芸能人など勝負ごとに向かう前に参拝をされる方が多く、後日紹介する導きの神様、猿田彦大神様と合わせて前に一歩踏み出すために祈願される方が多いようです。
このようにこの修養学舎ではさまざまなお社を参拝させてもらいます。全ての参拝には意味があり、その事をしっかりと理解したうえで参拝する事が大切な事です。素直な気持ちで参拝する意味を心にしっかりと持つことで自身の心が洗われ、そして清らかな心を持つことが出来ると思っています。1年生のみなさんにはこの修養学舎においてそういった経験を積んでくれています。