2020年7月22日水曜日

スポーツの日って??

7月23日は「海の日」、そして7月24日は「スポーツの日」という休日でお休みです。スポーツの日?そんな祝日いつからできたの?と思っている人も少なくないと思います。よく似た祝日で「体育の日」という日があるのはもうみなさん知っていると思います。
そもそも10月10日の体育の日は1964(昭和39)年に東京オリンピックが開催された記念として作られた祝日の事です。東京オリンピックの開会式が行われたのが10月10日だったため、その日を「体育の日」として国民の祝日に定めたのは、東京オリンピックから2年後の1966(昭和41)年。それ以降、全国の学校で体育の日に運動会を行うようになるなど、「秋といえばスポーツ」というイメージが定着しました。また2000(平成12)年以降は、祝日を月曜にすることで連休を取りやすくする「ハッピーマンデー制度」の導入により、10月の第2月曜日が「体育の日」に変わりました。
しかし今年は毎年10月の第2月曜日に設けられていた「体育の日」という名称を、2020年から「スポーツの日」と改め、そして今年だけは特別に7月24日に変更となりました。 ではなぜわざわざ改名して日時を変更する必要があったのか?そう今年は東京2020オリンピックが開催される予定であったためです。56年ぶり2度目となる東京オリンピックの開催を記念して、2020年に「体育の日」が「スポーツの日」に改名されたというわけなんです。
「体育の日」を改名するに当たっては「スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う」ことを目的としてスポーツの日としたのだそうです。単に体を動かして自分が健康になるだけでなく、周りの人と仲良くしてみんなで社会をよくしていこうという、大きな目標に変わりました。
また今年は当初開催予定だった東京2020オリンピックのスケジュールに合わせ、開会式に当たる7月24日を「スポーツの日」、開会式前日の7月23日を「海の日」に、閉会式翌日の8月10日を「山の日」に変更しました。これはオリンピック・パラリンピックをスムーズに運営するための特別措置です。
ちなみに、同じ場所でオリンピックが開催されたことのある都市はアテネ、パリ、ロンドン、ロサンゼルスに続いて東京が世界で5都市目という事知っていましたか?
2021年からは「スポーツの日」は本来の10月の第2月曜日に、「海の日」は7月の第3月曜日に、「山の日」は8月11日に戻るそうですが、改めて決定するオリンピックの開催時期やスケジュール次第ではまた変わるかもしれません。「スポーツの日」これは今年からオリンピック開催を記念とし「体育の日」から改名された名称であったという事です。
ついでにみなさんせっかくだから7月23日の「海の日」と8月10日の「山の日」の由来も調べてみてはどうでしょうか?なかなか面白いですよ。