2020年7月31日金曜日

クラブ活動訪問記~神楽・雅楽部~

本日は、雅楽部と神楽部をご紹介させていただきます。この2つのクラブ活動は神社神道を建学の精神にしている本校においては非常に重要な文化部であり学校としても大いに支援をしている部活動です。特に大切な神事を行う学校行事においては生徒達の手によって執り行われ学院神社の大神様に奉納してくれることは非常大切な事であり本校の教育活動の基礎となるところであると考えています。
神楽部
雅楽部
神楽部は本日、大阪天満宮の講師の先生から式神楽・剣の舞・豊栄の舞のご指導を賜りました。今年度は多くの新入生を迎え、総勢25名となりました。今年はコロナ禍の影響でお稽古の開始が大幅に遅れ6月からお稽古を再開し、現在は新入生は基礎の舞を、上級生は9月の例祭・浪速祭に向けて練習に励んでいます。

次は雅楽部です。神楽部と同様に重要な学校行事の時に祭典音楽を担っており神楽部の舞の音を奏でる重要な役割の雅楽。部員のほとんどが素人の生徒達です。1300年以上の歴史がある雅楽を生徒達は頑張って練習をしてくれています。現在新入生が入部し16名。今後行われる浪速祭にむけて一年生は基礎練習を行い、2.3年生は1年生の補助をしながら自身のさらなる楽の向上、神明奉仕を目指し日々頑張っています。

講師の先生が来られない日は先輩たちが後輩の指導を行い自主的に練習を重ねてくれています。両クラブの生徒達は自分たちの役割を十分に理解してくれており、練習中は集中して一切の私語をせず真剣に取り組んでくれています。その影響で練習場には凛とした空気が流れているのを感じれます。神楽部という部活動を持っている学校は日本中本校だけであると思います。雅楽部は近畿圏の高校で数校あるのは聞いていますが本校のように神楽・雅楽の双方を持ち活動している学校はないと思います。生徒のみなさん誇りをもって部活動に励んでください。


2020年7月29日水曜日

クラブ活動訪問記~男子バスケットボール部~

本日紹介するクラブ活動は男子バスケットボール部です。男子バスケットボール部はここ数年着実に力をつけてきており顧問の先生を中心に非常に元気のある本校の運動部の中でも注目すべき部活動の一つです。部員たちも礼儀正しくスポーツマンらしい清々しさを感じさせてくれます。
昨年度の大会の結果は 
・令和元年度 大阪高等学校バスケットボール選手権大会(ウィンターカップ予選)
ベスト16 Gブロック準優勝
・令和元年度 第67回 大阪高等学校バスケットボール新人大会
ベスト16 南地区3位
となっており顧問の先生からは「今は部員41名一丸となって9月20日から始まる大阪高等学校バスケットボール選手権大会(ウィンターカップ予選)にて府内ベスト4以上に入ることを目標に日々練習しています」と教えていただきました。顧問の先生には絶対に目標を達成してもらいたいとお願いしました。
練習中部員たちの動きは良く部員同士のコミュニケーションもとれており監督の先生の指示を受けながらも自分たちで練習を創っていこうという気持ちを持っている所が素晴らしいと思います。これは強くなる!と確信しました。今年はコロナの影響で1学期のすべての試合が中止となり選手たちは公式戦に飢えていると思います。是非その熱い気持ちを次の大会にぶつけてほしいものです。
今後は試合に向けた準備を万全にして一人一人の選手が持っている力の全てを出してくれる事を期待しています。「ONE TEAM」「ONE HEART」で目の前のプレーに全力を尽くしチームに貢献してください。浪高生としての誇りを持ち浪速高校バスケットボールチームの選手一人一人の活躍をたのしみにしています。「挑戦から変化へ」

名選手の言葉:
「僕は物事を中途半端な気持ちではやらない。なぜなら、もしそうしたら中途半端な結果しか、期待できないとわかっているからね。」
「失敗をすることは耐えられるが、挑戦しないでいることは耐えられないんだ。」
「ハートのすべてを注ぎ込めば、勝利するかどうかは問題ではない。」
                                                                 マイケル・ジョーダン(Michael Jordan)

「努力の上に花が咲く」頑張れ―!



2020年7月27日月曜日

はじまりの花火

7月24日みなさんは花火を見ましたか?
この花火は「全国一斉花火プロジェクト~はじまりの花火~」と題して47都道府県で一斉に花火を打ち上げたプロジェクトでした。花火の打ち上げに関しては3密を避けるため実施場所などは非公表で行われ約全国120か所で20時から約1分半の打ち上げが行われました。

その趣旨は7月24日はオリンピック開会式の日。世界中の一流のアスリートが東京に集いスポーツの祭典が始まるはずだったこの日。日本青年会議所の人たちが”あたらしい日本がはじまる日”としてオリンピックの関係者の皆様を励まし、新たなスタートを切るための”はじまりの合図”になるように同プロジェクトの実施を決めたそうです。
また今年はコロナ禍の影響で全国各地の花火大会は中止するところが多く日本中のみなさんに希望の光となり「新たな一歩を踏み出すきっかに」と考えておられたようです。
 今みなさんは定期考査が終了し2学期に向けての授業と部活動に励んでいると思います。そんな中みなさんは今「希望の光」を持つことができていますか?前日の23日には新国立競技場において水泳の池江璃花子選手がメッセージを朗読されていました。「逆境からはい上がっていくには希望の力が必要」と述べられていました。私もそう思います。希望の光が遠くに輝いているからこそ前向きに考えられ頑張れるものだと思います。
浪高生のみなさん小さくてもいい。大きくなくてもいい。この夏は今までとは全く違った形になると思いますがみんなの心の中には「希望の光」が輝いててほしいと思っています。

 池江選手はこう言っておられます。「今この瞬間もオリンピックを目指しているアスリートだけではなく世界中の多くの人々は自分が出来るすべての努力をしていると思います。どんな小さな努力でもそれが無駄とかは決して思わずに」と。そしてもう一つ最後に池江選手はこう言いました。「スポーツは決してアスリートだけで出来るものではないその事を忘れずにしたい。感謝と尊敬を胸に前に進んでいこうと思います」と。 「希望の炎を消すな。そして一歩前に」1年後に向けて1歩進む「TOKYO 2020 +1」と述べられていました。
私は浪高生に「この苦境に立たされているのは自分だけではない。世界中の多くの人々が今おかれている状況を打開するため努力し、もがいている事を知ってほしい。これから自分がどう行動するのかを自身で考え決めてほしい。諦めずに前に進もう。一歩一歩。 希望の光を輝かして浪高生一人一人の夢の実現に向け妥協しないでこの夏を乗り越えよう!」と伝えたいと思います。


2020年7月22日水曜日

スポーツの日って??

7月23日は「海の日」、そして7月24日は「スポーツの日」という休日でお休みです。スポーツの日?そんな祝日いつからできたの?と思っている人も少なくないと思います。よく似た祝日で「体育の日」という日があるのはもうみなさん知っていると思います。
そもそも10月10日の体育の日は1964(昭和39)年に東京オリンピックが開催された記念として作られた祝日の事です。東京オリンピックの開会式が行われたのが10月10日だったため、その日を「体育の日」として国民の祝日に定めたのは、東京オリンピックから2年後の1966(昭和41)年。それ以降、全国の学校で体育の日に運動会を行うようになるなど、「秋といえばスポーツ」というイメージが定着しました。また2000(平成12)年以降は、祝日を月曜にすることで連休を取りやすくする「ハッピーマンデー制度」の導入により、10月の第2月曜日が「体育の日」に変わりました。
しかし今年は毎年10月の第2月曜日に設けられていた「体育の日」という名称を、2020年から「スポーツの日」と改め、そして今年だけは特別に7月24日に変更となりました。 ではなぜわざわざ改名して日時を変更する必要があったのか?そう今年は東京2020オリンピックが開催される予定であったためです。56年ぶり2度目となる東京オリンピックの開催を記念して、2020年に「体育の日」が「スポーツの日」に改名されたというわけなんです。
「体育の日」を改名するに当たっては「スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う」ことを目的としてスポーツの日としたのだそうです。単に体を動かして自分が健康になるだけでなく、周りの人と仲良くしてみんなで社会をよくしていこうという、大きな目標に変わりました。
また今年は当初開催予定だった東京2020オリンピックのスケジュールに合わせ、開会式に当たる7月24日を「スポーツの日」、開会式前日の7月23日を「海の日」に、閉会式翌日の8月10日を「山の日」に変更しました。これはオリンピック・パラリンピックをスムーズに運営するための特別措置です。
ちなみに、同じ場所でオリンピックが開催されたことのある都市はアテネ、パリ、ロンドン、ロサンゼルスに続いて東京が世界で5都市目という事知っていましたか?
2021年からは「スポーツの日」は本来の10月の第2月曜日に、「海の日」は7月の第3月曜日に、「山の日」は8月11日に戻るそうですが、改めて決定するオリンピックの開催時期やスケジュール次第ではまた変わるかもしれません。「スポーツの日」これは今年からオリンピック開催を記念とし「体育の日」から改名された名称であったという事です。
ついでにみなさんせっかくだから7月23日の「海の日」と8月10日の「山の日」の由来も調べてみてはどうでしょうか?なかなか面白いですよ。

2020年7月20日月曜日

クラブ活動訪問記~吹奏楽部~

学期末考査明け最初の部活動の紹介をさせていただきます。本日は吹奏楽部にお邪魔させていただきました。本校の吹奏楽部は78名の部員が在籍しており本校の中で部員数の多いクラブ活動となっています。今年度はコロナ禍の影響で3月以降は全く活動が出来ず部員たちは自宅に楽器を持ち帰り練習をしていたと聞いています。吹奏楽部は各大会への出場だけではなく学校行事などにおいても大活躍をしてくれています。新春拝賀式、入学式、卒業式、例祭、文化祭、校内学校説明会など学校の重要行事には欠かせない存在となっています。また学校外においても地域のボランティア活動にも積極的に参加しており地域の人たちとの交流も行っています。
文化部発表会にて
生徒達は非常に礼儀正しく、明るい生徒が多く全体練習が出来ない現在においても各パートでの練習をリーダーが中心となって練習に取り組んでいます。
吹奏楽部は近年出場した大会においては大阪府吹奏楽コンクールにて中地区金賞、またアンサンブルコンテスト/クラリネット四重奏で金賞を受賞し大阪府代表として全国大会に出場するなど輝かしい成績を収めています。今後の大躍進が期待できるクラブです。
とにかく練習熱心です。部員同士が互いに切磋琢磨しながら練習しているのを見ているとひしひしとその熱心さが感じられます。練習場所は3密にならないよう換気を常にしながら練習を行っています。部員たちは全体練習が出来ていないのが不安な様子ですが、その分今は自分の技術を磨けるチャンスと思って頑張ってくれています。
一日も早く大会の実施やコンクールに向けての全体練習が出来るように、新型コロナウイルス感染の状況が少しでも早く終息の方向に向かってくれるのを祈るばかりです。吹奏楽部のみなさん必ず今の努力は報われます。目標を見失ず諦めず毎日頑張ってください。みなさんの演奏は聞いている人の心を癒し、潤いを与える事が出来ます。みなさんの演奏を聴けるのを楽しみにしていている人がたくさんいる事を忘れないでください。
 
音楽家の名言
 "僕は貴族ではないが、貴族にもまさる高貴な心をもっている。人間を高めるのは、
  身分ではなく、心だ" : モーツァルト

 ”風は見えなくても風車は回っている。 音楽は見えなくても心に響いてくる、
  囁きかける。” :J.S.バッハ

2020年7月16日木曜日

要注意!コロナ感染予防対策再度確認せよ!

新型コロナウイルス感染拡大が止まらない。
本日朝礼の時間を使って校長講話を短時間させてもらいました。内容は再度生徒一人一人の感染予防対策を万全にすること。この点を講話させてもらいました。
昨日で学期末考査が終了して生徒達も一安心していると思います。しかし世の中に目を向けると関東を中心としコロナウイルスの感染拡大が止まりません。大阪においても日々感染者数は増加しています。大阪モデルもステージがグリーンからイエローに変わっています。今後も感染者数は増加していくと思われます。本校では本日から通常の授業となり、生徒のみなさんも試験が終わって一安心しているこのタイミングで生徒達にはもう一度うがい・手洗い・換気、そして3密を避ける行動をとるなど基本的な事について注意喚起しその重要性を伝えさせてもらいました。
そして本日は理事長先生からNANIWAオリジナルマスクのプレゼントもありました。以前から理事長先生にお願いしていたマスクが昨日届き、本日講話の後に全校生徒に一人一枚配布しました。
NANIWA ロゴ入り 接触冷感マスク
このマスクを本校の感染防止対策のシンボルとして「NANIWA ONE TEAM」となって更に感染予防に対する意識を高めてほしいと思います。絶対に感染しない。人に感染させない。その強い意志とその為の行動を生徒達に期待しています。安全に安心して学校生活を過ごすことが出来るよう生徒と教員が一体となり一人一人の自覚と責任ある行動で家族と学校を守っていきましょう。

2020年7月15日水曜日

期末試験最終日~The test is over~

本日期末試験が最終日を迎え無事に終えることが出来ました。高校生のみなさんお疲れさまでした。今年度の1学期はコロナ禍の影響で中間テストを実施することが出来ず1学期の定期考査はこの学期末考査の1回となりました。特に3年生にとっては1学期の成績は大学進学に向けての大切な資料となることからこの期末試験は非常に重要な試験となりました。3年生は6月の学校再開直後から意欲的な姿勢で学習活動に取り組むことが出来ていました。そして試験前から試験中にかけてはより一層強い意志をもって学習に向かっていました。私はその様子を見て安心し非常に嬉しく思いました。きっと満足のいく結果が期待できると思います。また1年生・2年生においても同様で今回の1学期期末考査は全学年の生徒が学習活動に意欲的に取り組みそして集中することが出来ていたと思います。期末試験期間中校内を巡視していても学校全体に緊張感のある良い雰囲気を感じとることができました。みなさんよく頑張りました。素晴らしかったと思います。
ところでこの期末試験みなさんは「やり抜く」ことができましたか?結果はどうであれ「GRIT」を伸ばし自信をつける事が出来たかどうか。信頼できる自分になれたかどうか。一度自身で振り返ってみてください。そして振り返った後は改善点を見つけ出して改善すること。このように自分自身で問題点を明確にしてその問題点を解決するための努力する事。この事が最も大切な事だと思います。きっともうみなさんはわかってくれていると思います。あとは実行するだけです。
さあ~明日から8月5日の終業式までは通常の授業となり勉強に部活動に積極的に取り組めることになります。熱中症など体調管理には充分注意しながらみなさんにとって熱い夏にしてほしいと思います。挑戦から変化へ。今日は体を少し休めてまた明日から自分の夢に向けて歩み進んでください。

  Step by step. I can’t see any other way of accomplishing anything.”
(ステップ・バイ・ステップ。どんなことでも、何かを達成する場合にとるべき方法はただひとつ、一歩ずつ着実に立ち向かうことだ。これ以外に方法はない。/マイケル・ジョーダン)





2020年7月13日月曜日

期末試験3日目~「GRIT」から生まれるもの~

期末試験3日目となりました。2日間の休みの間生徒のみなさんはどのように過ごしていましたか?きっと期末試験中という事もあり3日目以降の試験科目の準備に追われていたと思います。あと2日最後まで諦めずにやり抜いてください。今日は頑張っているみなさんに「やり抜く力(GRIT)から生まれるもの」について伝えたいと思います。
今回の期末試験は今まで以上に準備を万全にして望んでくれていると思います。そしてその準備した力を全て出し切れるよう試験に向かってくれています。この学期末試験が終了するまでやり切るつもりで今みなさんは本気で「勉強をやろう」と思って頑張ってくれていると思っています。
あと2日間やり抜くことが出来たならみなさんの気持ちの中には「勉強をやろう」から「勉強がやれた」という形に変わっていきます。そのような形に変化するときっとそこには達成感とやり切れたという自信が自分の心に宿ると思います。そのような達成感や自信を感じる事が出来たり、何かを得られたということがきっかけとなって人間は少しずつ自分自身の心の中に変化が生じていくものだと私は思っています。
ではどのように変化していくのでしょうか?答えは自分自身が信頼できる人間に変化していくということです。「やろう」と「やれた」を一致させることで自分自身に自信をつける事ができ、自分を信頼できる人間に変化させることが出来ると考えています。「やり抜く力(GRIT)」を伸ばしてそれをやり切ることによって「達成感・自信」を付ける事ができ、最後には「信頼できる自分」が生まれてくるのではないでしょうか。逆に言えば「信頼できる自分」がいれば「達成感・自信」をつけられるという事です。
生徒のみなさん今回の学期末試験が終わった時自分の心の中に何か新しい信頼を作ることが出来たのなら今回の学期末試験における人間的な成長は大いにあったという事になるでしょう。きっと成長を感じることが出来た人は成績もよくなっていると思います。さあ~あと少し結果が楽しみになるような姿勢でやり抜いてください。頑張れー!

2020年7月9日木曜日

期末試験始まる。

本日から1学期期末試験が始まりました。昨日からの大雨の影響で公共交通機関の乱れが心配されましたが大きな影響もなく予定通り実施することが出来ました。今年度最初の定期考査という事もあり試験開始前少し時間をいただいて私から試験に向かう心構えを話させていただきました。その後生徒指導部長の先生から諸注意を行い試験が始まりました。
いよいよ5日間の日程で試験が始まりました。生徒のみなさんは体調管理を万全にして今まで準備してきたことを全て出し切ってください。不安や心配事、そしてまだ準備が完ぺきではなくとも試験が始まれば目の前の事に集中して今まで準備してきたものを全て出し切れば良いと思います。
みなさんの正しい判断と行動が良い結果につながる事でしょう。一人一人の生徒が持っているやり抜く力「GRIT」を伸ばしてください。みなさんの挑戦を大いに期待しそして心から応援しています。「挑戦」から「変化」へ。

2020年7月7日火曜日

「やり抜く力」を伸ばせ!

いよいよ定期考査が近づいてきています。生徒のみなさんは準備に追われていると思います。さて今日は「やり抜く力」について伝えたいと思います。みなさんは今回の定期試験に対し高い意識を持って学習活動に励んでいると思います。その気持ちを試験が終了するまで持ち「やり抜く」ことが大切であるという事も理解していると思います。

そんなみなさんに本日は「GRIT」という言葉を伝えたいと思います。「GRIT」ってなに?と思うでしょう。この言葉は今世界で成功者と言われた人々が共通して持っている力の頭文字をとった言葉です。「GRIT」はGuts(度胸)、Resilience(復元力)、Initiative(自発性)、Tenacity(執念)の4つの頭文字をとった言葉で「やり抜く力」を意味しています。
私には素質や才能がない、いくら努力しても無駄だ。と思っている人もいるかもしれません。ところが世の中には自分をそのように思っていたとしても「成功者」として呼ばれる人がたくさん存在しています。彼らに共通する成功の要因は「GRIT」~やり抜く力~なのです。自分で考え、選び、そして行動するときあるいは何かやってみたいけどうまく出来ずに挫けそうになっている時に「GRIT」が充分に備わっていればその壁を乗り越える事が出来ると実証されています。

この「GRIT」は生まれ持った能力ではありません。みなさんも日常生活の中で身に付けることが出来るのです。もちろん今からでも伸ばして行く事が出来ます。
ではどのようにして伸ばしていくのか?それは「挑戦」です。
どんなことに挑戦するかは自分で決めます。それは人任せにせず自分が選んだという責任を持ってもらう為です。自分にとって意味のあることに挑戦してください。それもeasyな事を選択せずhardな事を選択してほしいと思います。そしてそれを高校生なら最低2年間は続ける事です。しかしhardな事を選んだら続かない事もあると思います。そんな時は「区切りのいい時期まで続ける」という特別ルールを作っておくことも良いと思います。

今みなさんは試験前の猛勉強中だと思います。まずは試験終了まで今まで経験したことないほどhardに勉強してみてはどうでしょうか。きっといい経験が出来ると思います。試験終了後にじっくりと何に挑戦するか考えて決めればいいと思います。すでに挑戦している人はその挑戦を継続してくれればいいと思います。とにかく今は試験準備を万全にすることです。

試験準備、そしてテスト期間中にどれだけチャレンジするか(Guts:度胸)、ちょっとぐらい上手くいかなくても続けて(Resilience:復元力)、自分が決めたことを(Initiative:自発性)、決めた期間までは最後までやり遂げる(Tenacity:執念)ことが「GRIT」そのものを伸ばしてくれます。生徒のみなさんぜひ挑戦し自分を変えてみましょう。

【9回失敗しないとなかなか1回の成功が手に入らない】 
    京都大学IPS細胞研究所所長 ノーベル生理学・医学賞受賞 山中伸弥 教授

【僕を天才と言う人がいますが僕自身そうは思いません。毎日血の滲むような練習を
  繰り返してきたから 今の僕があると思います。僕は天才ではありません】
               元プロ野球選手 イチロー 選手

2020年7月4日土曜日

試験準備に全力を尽くす!

前回木曜日のブログで「成功の秘訣は、何よりもまず、準備すること。」とみなさんに伝えました。昨日みなさんの様子を放課後見て回りました。本校では校内での自習は平日は18時まで(土曜日は16時30分)認められています。また教員が付き添えば19時まで延長が出来る形となっています。試験前になれば通常より多くの生徒が最終下校時間まで残って各自で自習をしています。今年度初めての定期考査という事で頑張っている生徒達の様子をご紹介します。
教室内では担任の先生または教科の先生がそれぞれ自習監督を担っていただいています。生徒達が自分の学習方法で学べるよう各教室において一人一人が自立した形をとっています。
8階の図書館や個別ブース型の自習室や自習カウンターでは3密を避けるために座席数を減らしているため満席となっていました。
2階にあるコスモススペースは換気が充分に出来る為に座席を減らしておらず多くの生徒で満席。5階の中央職員室前の学習指導スペースは生徒の出入りがひっきりなしに行われています。
この数年で定期考査前の自学自習にこれだけの生徒が残って勉強しているのはなかったと思います。それだけ今回の定期考査に対する準備の意識が高いということではないでしょうか?
生徒達が本気で学習に打ち込む事ができる環境を用意しそして生徒達をサポートする教員たちが生徒の想いに応える。生徒と教員が共に挑戦している姿が素晴らしいと思います。これこそが浪速高校の姿です。生徒のみなさんこの努力は決して裏切りません。きっとみなさんの心の中に自信と達成感が得られるでしょう。そしてその努力を継続してください。「継続は力なり」です。新しい自分を見つけに行こう!

2020年7月2日木曜日

期末試験前に突入

7月9日(木)から行われる1学期期末試験の丁度1週間前に入りました。6月15日から通常授業となり約3週間程になりますがあと1週間でもう期末試験が行われます。4月以降コロナ禍の影響で試験範囲は大きく縮小されると思いますが学校が休業期間中に出されている課題についても範囲に含まれていると思います。今までのような定期試験に取り組む姿勢ではなく今回の試験、または今年度の試験はいつも以上の集中力と中身の濃い学習時間となるように取り組んでほしいと思っています。通常の授業が出来なかった約3か月間をいかに取り戻すか?授業時間は確保します。あとはこれからの学習方法にかかっていると思います。
そのような意識をみなさんがもってくれていると私は確信を持っています。その理由として私は日常の学校生活で時折みなさんの授業の様子を見て回ります。その様子をよーく見ていると積極的に授業に取り組んでいる様子が見て取れます。なぜそんなことがわかるの?それはみなさんの目の動きです。視線の先には先生または電子黒板、そしてその目が自分の机のノートや教科書、chromebookなどを交互に行き来しています。そのような目の動きから私は授業に参加しようとするみなさんの姿勢を強く感じました。また、通常授業となってからこの2週間の出席率も99%程度となっています。ほぼ全員の生徒が学校に意識を向け登校し学習の遅れを取り戻そうとしている姿勢が感じられます。本当に素晴らしいことです。これからもその気持ちを絶対に忘れてはなりません。みなさんなら必ず出来ます。「挑戦から変化へ」です。
本日から部活動はいったん休止ですがまたテストが終了すればまた部活動に打ち込めます。テスト終了後に全力で部活動に打ち込めるようにまずは目の前の期末試験の準備を万全にしてください。
「成功の秘訣は、何よりもまず、準備すること。」私はそう思います。
 浪高生やるぞ!