今年度の第69回伊勢修養学舎「お伊勢参り」も最後の5班目となりました。最後の5班目の生徒達も他の班と同様にしっかりとした心構えで臨んでくれたと思います。
今日はこの69年にわたり本校の「伊勢修養学舎」を支えていただいてきた「神宮会館」についてお伝えしたいと思います。
この神宮会館は昭和28年の第59回式年遷宮の附帯事業として神宮が建設されました。お伊勢参りの宿として伊勢神宮崇敬会が運営を委託され、第60回御遷宮時に西館を、平成5年の第61回御遷宮時に本館を新築され現在に至っており、お伊勢参りの宿として知られている宿泊施設です。内宮への参拝も徒歩5分という近さもあり毎年日本全国から多くの参拝者の方がたが宿泊されています。
本校の伊勢修養学舎は神宮会館が建設された翌年昭和29年から始まっており、第1回目の伊勢修養学舎から69年間にわたりお世話になっているお宿となります。本校の伊勢修養学舎の歴史を語る上で、この神宮会館なしでは語ることができません。神宮会館の変遷とともに、本校の伊勢修養学舎も変革していきました。現在も非常に恵まれた環境の中で、修養行事をスムーズに行えるようご配慮いただき実施できています。このようにこの神宮会館は、多くの卒業生がお世話になっており、修養学舎中は生徒達の修養の場所でもあり、そして神宮会館の皆様の心温まるおもてなしは心と身体の癒し宿ともなっています。
このように伊勢修養学舎には69年間にわたり受け継がれてきた数多くの伝統があります。参拝するところ、見学するところ、滞在するところ、すべての場所にはそこへ行く理由があり、そこには深い歴史があり、受け継がれてきた先人たちの想いがあります。その事をこのお伊勢参りで学んだと思います。
本日で5班すべての日程がこれで終了となりました。今年の第69回伊勢修養学舎「お伊勢参り」を終えた1年生の生徒達の成長は今後のみなさんの学校生活から見えてくると思います。例年の伊勢修養学舎で実施している行事の中で、出来なかった行事もたくさんありましたが、この伊勢修養学舎で最も大切な事は伝え、現地で実際に学び、経験してくれたと思っています。「今を一生懸命に生きる」この事が最も重要なキーワードです。感謝の気持ちを忘れず、日々謙虚に浄く、明るく、正しく、直く生きていく事が大事な事です。
校長講話の要旨プリントは机に貼ってくれていますか?最低でも高校卒業までは貼っておいてほしい。キーワードは「品格」「情熱」「規律」「尊重」「結束」の5つです。~挑戦するからこそ変われる~このフレーズを忘れずに校長からのメッセージをしっかりと心に刻んでくれていることを願っています。そして自分の夢に向かって挑戦し続ける事。そうすれば必ず自分の中で新しい自分を発見できることができます。それが成長したという事です。さあ~やるぞ!浪高生。前に進め!
そして5日間にわたり大変お世話になった神宮会館の皆様、安全運転を心がけていただいたバスの運転手の方々本当にありがとうございました。来年こそは本来の伊勢修養学舎に戻ることが出来るよう日々祈願するばかりです。
最後に生徒達解散後に第69回伊勢修養学舎「お伊勢参り」が無事に終えることが出来たことに感謝と生徒達の成長を学院神社の大神様にご報告をして今年度の第69回伊勢修養学舎を終える事にします。
『今を一生懸命に生きる』~挑戦するからこそ変われる~