2021年10月18日月曜日

すべては過程だ。結果ではない。

 It’s all about the journey, not the outcome. これは当時陸上界のスーパースターとして有名選手であったカール・ルイスの言葉です。『ウサイン・ボルト選手』はみなさんも知っているかと思いますが、カール・ルイス選手はオリンピックと世界選手権で通算 20 個のメダルを獲得し、そのうち 17 個が金メダルでした。この信じられないほどの経歴はまさに『レジェンド』と呼ばれるべき存在です。

その偉大なレジェンドが残した言葉が【It’s all about the journey, not the outcome. すべては過程だ。結果ではない】でした。多くの輝かしい『結果』を残した選手が、『すべては過程だ。結果ではない』と言ったのには理由があると思います。『結果』を勝つこと、または優勝する事とします。勝利する人は一人、または一つのチームです。一握りの人、または1チームしか頂点には立てません。自分が求める『結果』が出るように、その過程を踏まなければ『結果』など簡単に出るものではない。それは『計画・過程(努力)・自信・当日の環境やコンディション(運)』の全てが最高水準でなければ、ここまでの結果を出すことは難しいと言っていると私は思います。

私も長きにわたりスポーツの世界で生きてきた中で、『過程の重要性』は理解しているつもりです。しかし誰もが認めるような素晴らしい過程を経て挑んだからといって、必ず『結果』が出るわけではないのが『勝負の世界』の厳しさだと思っています。それと同時に、良い結果を残すことは素晴らしいですし、結果を残すことに越したことはないとは思いますが、『結果』とは歩んできた過程の『答え』のひとつであり、その『答え』には正解・不正解は存在しないと思っています。私たちは生きている以上、いくらでもチャレンジできますし、いくらでも努力し、進化することができます。

今の時点で悪い結果だと感じていても、その『過程』の中で、悔しさを力に変えて次のチャレンジが成功すれば、それは紛れもなく『結果』なのです。ゴールを決めず、チャレンジを続けましょう!それが『今を一生懸命に生きる』という事だと思います。中間テスト期間真っただ中の浪高生達、結果が全てではありません。この言葉【It’s all about the journey, not the outcome. すべては過程だ。結果ではない】の意味を理解して最後までやり切ってくれることを期待しています。