2021年7月9日金曜日

人はなぜ勝負にこだわるのか

 「Sometimes you have to accept you can’t win all the time.

   常に勝つことはできない。時にはそのことを受け入れなければならない。

 この言葉は13歳でFCバルセロナに加入し、17歳でトップチームデビューして以降、10度のリーガ・エスパニョーラ優勝、6度のコパ・デル・レイ、4度のUEFAチャンピオンズリーグを含むバルセロナ歴代最多33回の優勝に貢献したリオネル・アンドレス・メッシ・クッシッティーニ、レオ・メッシ選手の言葉です。

 サッカーに精通していない人であっても魅了してしまう素晴らしい選手であるメッシでもこのように考えているこという事に正直驚きましたが、勝負の前からそんな気持ちで臨んでいるとは考えられません。きっと本心では『絶対に負けない!』と当然考えているはずです。

 彼は自分がトップとして君臨しつづける為に何が必要であるかを考え、その為にはライバルの事を深く知ることが大事であることをよく理解していました。と同時にトップの座を狙うライバルたちが自分を攻略するために私のことを深く知ろうとしていることもよく理解しており、そのことに対する危機感も持ち合わせていたと思います。またこのことは、彼がライバルをとてもリスペクトしていたことの表れでもあったと思います。それこそがメッシ選手がトップにまで上り詰めることができた最大の理由だと感じています。

本日行われた優秀クラブ表彰式

 スポーツの世界だけでなく、私たちは日々の生活の中で様々な『勝負』を繰り返しています。私もこれまでの生活の中で多くの勝負に挑んできたつもりです。ライバルとの勝負、自分との勝負、テストを含めた様々な問題を解決するという勝負など、『チャレンジ=勝負』というイメージで取り組んできました。その全てが現在の自分を形作っていると思いますし、今思えば人生をより良いものにするための貴重なデータ収集になったと考えています。

ボクシング部全国選抜大会各階級優勝者

 そもそも勝負における“勝ち負け”というものに対し、過去に『何をもってそう捉えるのか』ということを考えたことがありました。例えば勝ったからといって次の勝負も勝てるわけではありません。負けたからといって今後の人生が絶望的になるわけでもありません。勝負そのものを避け続けていれば負けることはなく、当然勝つこともないということになりますが、それでは全く意味のない人生になってしまうのかと問われると、決してそういうわけではありません。このように様々な考え方があると思います。

硬式テニス部全国私立高校大会団体優勝

 では、なぜ人は勝負をするのか。最初は『みんなやってるから』『やれって言うから』やってきた人も多くいると思います。でも、勝負をした後の爽快感と達成感、そして出た結果の善し悪しに関係なく喜びや悔しさを感じる事は勝負したときにしか感じる事はできません。その様な感情こそが自分の今後の人生の“肥やし”となると確信しています。いつも皆さんに伝えている「挑戦(チャレンジ)」とは様々なことを感じたり考えたりしながら勝負という名の『力試し』をするという事です。 今後も『チャレンジ=勝負』していきましょう!

放送部NHK全国高校放送コンテスト出場者