一歩踏み出せるなら、もう一歩踏み出せる。
【If you can take one step,you can take one more.】この言葉はアメリカのフリークライマー トッドリチャードスキナーさんの言葉です。
今までの生活の中でも感じてきたことですが、“0(ゼロ)を1にする”ということを求められることがあります。これは簡単なことではありません。全く何もない状態から一歩前に進むことは本当に勇気がいることでかなりのエネルギーが必要となります。
登山で一歩目を踏み出す時に『右から?左から?足をどこに置く?滑らないかな…体重乗るかな…崩れないかな…』など、ミスが許されない場合は特に躊躇する材料はいくらでもあります。そこで、できる限りのイメージと勇気を振り絞って一歩目を踏み出した時、出す前よりも確実に高い位置に進むことができ、一歩分とはいえこれまでよりも長く自分の進んできた道を振り返ることができるのです。そして何より、踏み出し方のイメージが想像だけではなく確実性がプラスされ、自信を持って進んでいくことができるはずです。そういう意味で、この言葉にある“もう一歩”は“一歩目さえ出れば”という“覚悟を持つこと”の大切さを説いているのだと思います。
新学期が始まり通常の授業が始まりました。本校の新しい仲間となった新 1 年生、高校生活最後の年を迎える新 3 年生、後輩ができることで新たな覚悟が必要となる新 2 年生、そして昨年度本校を巣立って新たな舞台に挑戦する卒業生達、立場は様々です。どんな一歩目を踏み出すのでしょうか。歩くコースも様々です。軌道修正も戻ることも可能だと思います。方向よりも、歩幅よりも、踏み出す勇気が一番必要です!それが「挑戦」です。