2022年4月23日土曜日

いつもの挨拶に「+ひとこと」

 当たり前のように使っている「挨拶」という言葉。挨拶の「挨」は心を開く、「拶」は相手に迫るという語源から「挨拶」という言葉が生まれました。つまり挨拶とは、心を開いて相手に近づくこと。朝いちばんに爽やかに挨拶を交わすだけで、その日1日が大きく変わっていきます。

本校の生徒達は「挨拶」が出来る生徒達ばかりです。多くの方々からその様なお声を頂戴しています。いつもの挨拶に「+ひとこと」を加えるだけで大きく変わっていきます。お互いの嬉しい言葉の気遣い。「〇〇さん、おはよう」と、挨拶の前後に相手の名前を入れてみてください。名前を呼ばれると、その相手に対して親近感を覚えるという心理効果が働くと言われています。特に仲良くなりたい人には積極的に名前を呼び合う事でより一層親近感が湧いてきます。

また名前だけでなく、日常の何気ない様子、例えばお天気トーク。「おはよう」の次に「〇〇さん、今日はお天気良いね」や「桜(紅葉)が見ごろですね」などの季節のワンシーンも取り入れてみると相手との距離が近くなります。その時大切な事はアイコンタクト。スマホに目を落としたまま「おはよう」と言われるのと、目を合わせて言われるのとでは全く印象が変わってきます。目の前の人と、そっと視線を交わす瞬間を大切にすると本当に気持ちのいいものです。

そしてもう一つ。さりげなく相手を思いやる。なかなか難しいですが、さりげなく思いやる一言は、相手を普段から気にかけているというサインになります。踏み込みすぎずさらっと聞くのがポイントです。そしてポジティブな気付き。人は誰でも自分に興味を持ってもらうと嬉しいものです。相手にとってタイムリーな話題などをさりげなく質問することできっかけになって自然に会話が広がっていきます。今日の相手について、ポジティブな気付きを伝えてみるのもいいと思います。1日のはじまりだからこそ、良い気分でスタートしたいものです。

全ての事を伝える必要はありません。「+ひとこと」でいいのです。新学期が始まりいいスタートを切った浪高生達。その学習活動や部活動に励んでいる成果がより一層出せる為には、一人一人の生徒が何事に対しても素直な心を持ちポジティブに考え前に進んで行く必要があります。その為には生徒一人一人のメンタリティーが重要となってきます。

学校生活の始まりを最高の「挨拶」でスタートさせ、「挨拶」と「+ひとこと」を実行してみてください。そうすれば勇気と情熱が心の中から湧いてくると思います。浪高生達はもっと自分たちの強みを生かさないともったいないですよ!自信をもって前に進もう。