あなたの周りには気遣いができる人はいますか?また、あなたは人に気遣いできていますか?気遣いとは言葉よりプラスαの行動をすることと言われています。日常生活の中でこんな会話があるとします。みなさん想像してみてください。「なんか顔が疲れてますね」、「そう?あんまり寝てないからかな」、「大変そうですね。頑張ってくださいね!」と日常よくある会話の流れですね。
これだと愛想よく思われることはあるかもしれませんが、「気遣いができる」とは思われないでしょう。気遣いができると言われる人は、先ほどの会話の後に「お疲れ様です!」「どうぞ」と声をかけ コーヒーなどの飲み物を差し出したりするのです。またはその人の仕事を手伝ったりするのです。
「頑張ってくださいね!」と言われただけと比べたらみなさんはどちらが「この人は気遣いができるなぁ」と感じるでしょうか。これは、本当にちょっとしたことでもいいのです。言葉だけでない何かを添えて行動できることが本当の気遣いだと思います。気遣いができる人は、世間一般に「良し」とされていることいわゆるマニュアルに重きをおかず、その場の空気を読んで行動します。
先日とあるセルフのガソリンスタンドに入りました。従業員さんが2名ほどいましたがセルフですから自分でガソリンを入れていましたがふとタイヤを見てみると少し空気がなくなっているように感じて従業員さんに見てもらおうかな?と思いながら給油口を見ていると従業員さんが知らぬ間に近くに来て、「タイヤの空気圧見ておきますね」と言ってくださいました。これぞ気遣いの出来る人っていうんだなと思いました。
このように気遣いができる人は先を読む能力に長けています。先を読むというのは想像力を働かせること。「もしあの仕事が決まった時は、資料が必要だよな。時間もかからないから、用意だけでもしておくか」と考え、先回りしておくことで信頼感を得ることができます。この信頼感の積み重ねで仕事ができる人と仕事ができない人の差が大きくなっていきます。もちろんこれはビジネスだけでなく日常生活の中でも同じだと思います。
想像力とは、シチュエーションをイメージするということもあるでしょう。また、何よりも大事な相手の立場を思いやるという意味での想像力もあるはずです。だから、本当の意味で想像力のある人は、準備はしますが決して自分の考えたことに執着しすぎません。
あなたの周りの気遣いができる人を観察してみるととても大きな配慮をしているわけではないはずです。これらのようなちょっとした小さな気遣いが積もり積もって周りに良い影響を与えています。そして最も大切なことは「気遣いができる人は、受けた気遣いに気づける人」ということです。あなたは相手の気遣いにちゃんと気づいていますか?もしかしたら気付けていないことがたくさんあるかもしれませんよ。