本校には校長講話という特別授業があります。この校長講話は木村理事長・学院長先生が始められ、毎年気持ちのこもったメッセージを伝えられ生徒達にとっては学校長からの特別授業として認識されています。校長講話は3年間の学校生活の中で2回実施され1回目は1年生時に行われる伊勢修養学舎の開講式の後、そして2回目は高校3年生の最後の登校日に合わせて行われます。1年生には高校3年間の学校生活において浪高生としての心構えと3年間充実した学校生活を過ごすために必要な事を伝え、3年生にはもう目の前に卒業が迫り、浪速を旅立っていく生徒一人一人に向け次のステージに向かっていく浪高生達への激励を行っています。
毎年7月に2泊3日で実施されている伊勢修養学舎は、今年は新型コロナウイル感染拡大の影響で中止となりました。しかし67回目となるこの伊勢修養学舎は神社神道を建学の精神とする本校にとっては最も重要な学校行事であることから、今年度入学生に対しては宿泊を伴わずに日帰りでの実施という形に変更して、第67回伊勢参りとして実施することにしました。来週後半から4班に分かれ感染対策を万全にとりながら実施します。
その第67回伊勢参りを実施するにあたり、私にとっても初めての校長講話を本日行いました。準備を万端にして全力で臨ませていただきました。伊勢修養学舎という行事の重要性と浪高生としての心構えなど、生徒達に心から訴えることが出来たと思っています。そうすることによって伊勢参りに参加する際、しっかりとした心構えをもち、神社神道の学校に通う生徒として伊勢の地に立ち参拝をしてくれると思っています。
テーマは「今を一生懸命生きる」~挑戦するからこそ変わることができる~とし約40分間講話を行いました。キーワードは「品格」「情熱」「規律」「尊重」「結束」をキーワードとしてこの浪速での3年間を社会で活躍できる、社会が求めている人間、そして社会にでて貢献できる人材になれる為のスタートにしてほしい。1年生の生徒には「たくましく、しなやかに生き抜く力」と「折れない心」を持ち合わせた生徒となり、この浪速を卒業してくれることを心から願っています。その為にも3年間一つでも多くの事に挑戦し、それを学びとしてとらえ、成長していってほしいと伝えました。
生徒のみなさんはしっかりと話を聞いてくれていたという報告を受け、これからの高校生活の中で本日の講話の内容を実行してくれることを期待しています。そして来週から始まる伊勢参り、浪速高校の生徒として立派に参拝し、3年間の健康と更なる成長を祈願してほしいと思います。