昨日の放課後、昨年も実施したビブリオバトル2024校内予選会を図書館で開催しました。学期末テスト前にもかかわらず昨年を上回る生徒が参加をしてくれました。ビブリオバトルは京都大学大学院に研究員として在籍していた谷口忠大氏が「本を通じた社会的なつながりが生まれる」ところに着目し、その様な勉強会を開催していい本と出会う場になればという事で発案されました。
「人を通じて本を知る、本を通じて人を知る」をコンセプトとして、本を用いて人と人を繋げ、人と知識を繋げる知的ゲームと位置付けられ2010年に普及委員会が発足しました。その後、多くの関係者の協力で大学生らを対象とした全国大会も始まりました。現在では小中高や一般企業などにも広がっており、研修目的や家族団欒の場となるなど、広く活用されています。
しっかりとしたルールも定められており発表者(バドラー)が面白いと思った本を持って集まり、一人5分の持ち時間内にその本の魅力を伝え最後に「どの本が一番読みたくなったのか?」を基準とした投票を行って最多票を集めた本をチャンプ本とする事になるゲームです。本日の校内予選会に参加した生徒達も、思い思いの本を紹介してくれました。
一人一人違った切り口で、考えに考え抜いた表現方法でその本の魅力・面白さを表現してくれました。それぞれの本に対して自分自身が感じた事を、興味を持ってもらえるように一生懸命に伝えようとする気持ちが伝わり、非常にわかりやすかったと思います。
このような経験はこれからの社会で必要とされているプレゼンテーション力を鍛えるいい機会でもあります。表現力や言葉の使い方がいかに大切なのかを体験してくれたと思っています。多くの本を読むことで語彙力を鍛え、さらに豊かな表現方法や言葉の使い方を学びプレゼンテーション能力を磨いてほしいと思います。
本日参加した生徒の中から一人が選ばれ大阪府大会に出場し全国大会出場を目指します。昨年度も本校の代表生徒が大阪代表として全国大会に出場してくれました。2年連続の出場を目指して選ばれた生徒は頑張ってほしいと思います。