2024年11月7日木曜日

自ら光を発する人

 みなさんは「あの人オーラ凄いね」という人に出会った事はありますか?この「オーラ」ってなぜ感じるのでしょう?私はオーラとはその人から出る「光」ではないかと考えています。その様な人はいつも前向きで、ポジティブな発想を常に持って、周りの人達を温かくしてくれているのではないでしょうか。

もちろんその様な方はただ優しいだけではなく、厳しい時にそのオーラを発しているように思います。その厳しさの中に温かみを感じさせる、そういった雰囲気を醸し出しているのではないでしょうか?その方がいるだけで周りの雰囲気が一変し、光が差し込んでくるような感じを受ける事があります。

 問題や苦難が目の前に現れた時「ここが悪い、ここがダメだからできないんだ、やるんじゃなかった」と問題点ばかりを指摘している人ほど、どんどん「光」を失っていき自らの輝きを無くしていっているように思います。これからの自分の人生の方向性を見失ってしまう事もあるかもしれません。

浪高生の皆さん、明るい性格も大切ですが、重要な事は「光」のある明るい方向性を持っているかどうかだと思います。日常的には「ありがとう、楽しい、嬉しい」などの肯定的な言葉や同じ様な言葉が出るような行動をしていると自然に「光」を放つことができるようになると思います。その自然な「光」は周りにいる暗い人を照らし、その人に「光」を与え新たな道を探すきっかけを作ってあげることも出来るのです。

 この「光」とは、「人」が光ることによって周りの人を照らし、さらに進むべき自身の道を明るく照らすことにもつながります。「光」を発していない人の周りには暗い人が集まり、闇に包まれます。「光」を発している人の周りには明るい人が集まり、その明るさで周囲を照らし、自分の人生をも充実した形にしてくれるのです。

本校で学ぶ生徒達には、卒業後社会に出て一つでも多くの社会貢献をしてもらいたいと思っています。大切な事は社会全体の暗い部分を評価したり論評したりするのではなく、その部分をどのように解決できるかとポジティブに考えられるようになることです。その為にはその状況に「光」を当てることが出来、周りの人をも照らすことのできる「光」を身に付けることです。「今」を大切に、明るく・元気に目の前の事に一生懸命に取り組んでください。そう言った姿勢が自分の持っている「光」を更に輝かしてくれると思います。