Ultimately, we can never change someone else’s behavior-¬we can only change our own.
結局私達は誰かを変えることなんてできない。 変えることができるのは、自分だけ。
この言葉はアメリカ合衆国の女優・歌手・プロデューサーのジェニファー・“ジェン”・リ ン・ロペス。ジェニファーの一般的な愛称 である「ジェン」で呼ばれ、一人称で用いられることもあります。また、J. Lo という愛称でも呼ばれており、この愛称を冠した香水や衣服も発売されているなど世界的にも有名な女優でもあり歌手でもあり実業家でもある方です。
この言葉を最初に知った時、私は今回の言葉の最初にある“結局”というところに非常に説得力を感じました。彼女自身がこれまでに何度も何度もトライした事を踏まえて、決して途中で諦めたのではなく最後に『行きついた答えだ』と感じさせてくれる言葉だと思いました。
今まで私も長年スポーツに関わらせていただき、選手も指導者も経験してきました。選手時代に、不甲斐ない自分に変化や奮起を求めることを言われても、自分に“その気”が ない時は全くその言葉が刺さることはありませんでした。
ではどの言葉が刺さったのか、そもそもかけられたどの言葉がきっかけだったのかもわかりませんが、自分自身が『あかん!ほんまにやらなあかん!』と自分の心が感じることで、本気になってチャレンジすることができました。
そして指導者になったときには、本気になる瞬間が早ければ早いほうがいいという自分の経験を伝えたくて、生徒や選手たちに、やはり変化や奮起を求める言葉をかけてきました。もちろんその気にならなければ自分がかけた言葉は雑音でしかないということも理解していました。今思えば選手だった当時の指導者も当然その事は理解をしていて、それでも『刺さってくれ‼』と願いながら言葉をかけてくれていたのだと思います。
今、みなさんが求めている結果、そしてその積み重ねの延長線上にある未来は全て待っているだけでは叶うことはありません。今のままだと何も変わらない。誰かに変わってほしいと願う前に、自分が変わることに取りかかる必要があるのです。変わることができた時の自信は自分の魅力として表れ、周りの人を引き寄せる力を生みます。そして結果的に誰かを変えることもできるのかもしれません。
正しい変化をするために必要な情報や知識は浪速高校の日常生活の中のあちこちに隠れています。それは探そうとしない人には見つけることは出来ないものです。浪高生達が校内で、そして校外でいろんな経験を積み、自分自身を変えていこうと頑張ってくれている姿を見る事をいつも楽しみに見ています。