2021年4月23日金曜日

大きな壁を乗り越える!

こんな言葉を知っていますか?【どうにも乗り越えられない障害にぶつかった時は、頑固さほど役に立たないものはない。】 - ボーヴォワール - (フランスの作家、哲学者 / 1908~1986)

頑固とは、かたくなに自分の態度や考えを改めようとしないことをいいます。みなさんも今までの友人やプライベートでの知り合いの中に「このひとはなかなか頑固だなあ」と感じる場面があるのではないでしょうか。ただ、気をつけないといつの間にか自分自身が頑固ものになっているかもしれないという事です。わたしも頑固になっている自分にふと気づき、「またやってしまった。」と反省することがあります。

では、どうして人は頑固になってしまうのでしょうか。それはこれまでの慣習などを変えたがらないからです。よく「ずっとこれでやったきたんだから」といわれた時に感じる事は、理屈うんぬんよりも漠然と変化しようとすることに対して不安を感じているんだなと思うようにしています。そのような時は、その不安を丁寧に解消できるように話しかけています。

一方で、単に自分の意見を変えたがらないケースもあります。だれでも他人から否定されれば少なからず自分の意見を主張したくなります。自分の意見を曲げたり、自分の間違いを認めたくないという理由でかたくなに人の話を聞かなかったりするような場合です。このようなときは、自分自身で気が付くことが出来たなら、少し時間をおいてからもう一度話す事も効果的です。また、自分の意見を変えることで「ブレる人だ」と批判されてしまうケースもあります。だれでも成長していく過程で考え方に変化が起きるのは自然なこと。そのような変化であれば、他人から批判されることも少ないでしょう。

では、どのような状況で人は他人の考え方や方法手段の変化について批判的になるのでしょうか。頑固のケースと同じように、それが自己中心的なものであったり、自身の損得勘定が見え隠れしたりするような場合が多いのではないでしょうか。よい意味での「ブレない人」とは、「信念のためには自分の考え方や方法手段も躊躇なく変えられるひとであり、志や信念が尊いものであれば、その方法手段は決して正義から外れることがないひと」ではないでしょうか。

結局大きな壁を乗り越えるには自分に志と信念があるかどうかです。それを貫くためにはどんな事にも挑戦できるかどうか。正義という盾を基に。今私はコロナとしっかりと向き合いながら、自分を見失わずに志と信念を持った行動をとってくれている浪高生達を私は誇りに思っています。そんな学校生活を過ごしている浪高生達は必ず大きく成長すると確信しています。これからも自分の夢に向けて歩んでほしい。頑張ろー!みんなで。