現在生徒達は1学期定期考査前となっており多くの生徒達が放課後校内で自学自習を行っています。一人で学習活動に励んでいる生徒、また生徒同士教え合いながら学習している生徒、先生に指導を受けながら学んでいる生徒、それぞれが学ぶ方法は違いますが自分の目標に向って努力している姿を見ていると本当にたくましく、そして意欲的に学び姿勢は楽しんでいる様子にも見えます。
この様な時間を仲間や先生方と過ごす事は、学力向上はもちろん「人や物、環境を理解する」きっかけにも繋がってくると思います。学習活動という共通な行動をグループで行う事で、また恵まれた環境で学ぶ事で自分の置かれている状況を認識し、そしてその様な状況に対して「人や物、環境」に対して自然に感謝の念を持つことが出来るようになると考えています。
こんな言葉があります。「Give honest sincere appreciation」【誠実に、心を込めて、相手の良さを認める】この言葉はアメリカの作家デール・カーネギーの言葉です。人間関係における大切な原則として書かれています。この言葉の中にある「appreciation」という言葉の意味は先ほどの「ある人や物を理解する」という意味で相手の良いところを理解して褒めるという意味があります。
学校生活でも同じことが言えると思います。仲間や先生たちが日常の授業、昼食時間、休み時間、放課後の全ての活動や表情などから多くの気づきがあると思います。寝ているだけ、話を聞こうとしない、深く考えない、など自分の目の前で起きている事に対し誠実に心を込めて理解しようとしない限りその意味を理解することなどは到底できません。
定期考査に向けて熱心に学ぶ浪高生達の様子を見ていて学習の向上の為に活動しているだけではなくその様な共に学ぶ事が出来る仲間がいるという「わかり合える人」、そしてそのような環境を「つくる人」が存在してこそ良い人間関係を構築することができるのではないかと思っています。これは部活動やクラス内においても同じだと思います。【誠実に、心を込めて、相手の良さを認める】そのような姿勢と言動が大切だという事を改めて認識しました。
日々頑張って努力している浪高生達には素晴らしい学びの環境の中で過ごすことが出来ている仲間たちに感謝し、誠実に持てる力を出し切って学期末試験に向けてしっかりと準備をしてもらいたいと思っています。頑張れ―!浪高生達。