2024年6月3日月曜日

1年生初めての多聞合宿

 6月1日から、1泊2日で高校1年生達が入学後初めて多聞尚学館での学習合宿に挑みました。入学後HR活動で、日帰り多聞尚学館オリエンテーションをしましたが、宿泊を伴う学習合宿は初めてでした。戸惑いもあったと思いますが担当者からはよく頑張っていましたという報告を受けて大変嬉しく思います。

今回の合宿は、2年後国公立大・難関私立大学の受験を見据えた形で実施され、ハイレベルな問題に挑戦しました。自身の課題や問題点などを明確にしてこれからの学習方法や学習内容に生かしていくのが、今回の合宿で一番大切な事だと思っています。

まだ2年あると思う気持ちはよくわかりますが大学受験に関してはもう2年しかないという考え方も持っておかねばならないと思っています。受験勉強にゴールはありません。明確な合格を勝ち取るゴールは設定されていないのです。やればやるだけ合格への道は近づけますがゴールを切る事はないのです。悪い意味でゆとりを持って2年を過ごすのではなく志望大学への合格というゴールに向けてのサクセスストーリーを今から描き、今は何をやらねばならないかをしっかりと明確にしてください。そのストーリーを着実に実行、時には修正するなどして2年後に向けて進んで行くしかないのです。

人よりも多く学習をしないとではなく、今の自分よりも一つ上に、それが出来ればもう一つ上にと一つ一つ階段を上がるような気持ちで歩んで行く事が、1年生の時からであれば出来るのです。早く始めれば始めるほどしっかりとした力強い一歩を踏み出す事が出来ると考えています。学校外の場所で、宿泊を伴う形で仲間たちと学習活動も含め日常生活を過ごす事はお互いにいい刺激になります。自分の夢を語り合ったり、趣味や学習面での不安や心配事など少しプライベートなことも話したり、学校では築けないような人間関係を築くことが出来たのなら素晴らしいと思います。この合宿で築いた絆を、よい一層深めながら、仲間と共に志望大学合格に向けて学習に取り組んでいってください。

これからはいろんな事があります。上手くいく事や上手くいかない事。その一つ一つを自分の中で消化しながら志望大学への合格を掴み取らねばなりません。その為には自分の力は当然必要です。その力を付けるのに助けてくれるのはやはり仲間だと思います。仲間との絆を深めて行く中で多くの気づきを仲間は与えてくれます。多聞尚学館での学習合宿はそんな絆を深める為にもいいきっかけとなるのです。これからも幾度も訪れることになると思いますがその機会を大切に、そしてこの場所での経験を自分の目標の達成の為に最大限生かしてほしいと思います。1年生のみなさん。2年もあると思うか、あと2年しかないと思うか。それで変わってきますよ。