2022年6月11日土曜日

奇跡は起きるのではなく起こすものだ。

 『勉強にしろ、仕事にしろ、誠心誠意の努力をするならば、祈らなくても、神は守ってくださる。』この言葉は「学問の神」そして「天神」として日本の多くの人々に知られている菅原道真公の言葉です。神社神道の学校で学ぶ本校の生徒は授業でよく学んでいると思います。

この言葉の中にある「誠心誠意の努力をするならば」という言葉に私は大きなポイントがあると考えています。「誠心誠意」と「努力」をどうとらえるか。目の前の様々な物事に対し一つ一つ自分の力を出そうとする心構えとその意志。そしてその為の努力を惜しまずに出来るかどうか。そういった意味を道真公は伝えたかったと思っています。

世の中には「奇跡」や「ミラクル」という言葉や現象があります。その様な現象はけっして偶然ではないという事は理解できると思います。そういった現象を引き起こすための要因が必ずあるのです。そんな奇跡を引き起こすことが出来るのは人間だけかもしれません。「奇跡」や「ミラクル」を引き起こすためには「引き寄せる力」が必要となってきます。一時的な努力ではけっしてその様な力を引き寄せる事はできません。毎日を、その時その時を一生懸命に生き、そして誠心誠意努力する姿勢があるからこそ「引き寄せる力」を蓄えることが出来、その一瞬にMAXの力を発揮することで「そんなことある?」といったミラクルが現れるのではないでしょうか。

神社神道の学校で学ぶ浪高生達は多くの神様に見守られて学校生活を過ごしています。浪高生達を応援してくれている学院神社の大神様をはじめ、いつもそばで見守ってくれている家族や仲間も神様ほどの尊い存在なのです。そういった人たちに対する感謝や思いやりの気持ちを持つことも誠心誠意と呼べるのではないでしょうか。

本校学院神社

心を磨き、仲間たちと互いに理解しあい、協力しながら努力をすることで、私たちは「奇跡」・「ミラクル」を起こせるのかもしれません。みなさんの体の中に宿るパワーを目覚めさせ、奇跡を起こす舞台が浪速高校であってほしいと願っています。