2021年9月6日月曜日

時代はIQからEQへ

高校生なら知っているとは思いますがIQとは知能指数を示すものであり誰もが知っている事です。しかし最近では「頭」の知能指数であるIQよりも「心」の知能指数であるEQが注目されています。

EQとは(Emotional Intelligence Quotient)1989年アメリカのピーター・サロベイ博士とジョン・メイヤー博士によって初めて発表されました。その論文によると、IQは頭の良さをあらわす知能指数であるのに対してEQは「生きる力」をどれぐらい持っているかを表す指標と言われています。

人間にはもともと備わっているもののようですがうまく発揮できる人と発揮できない人とに分かれていると言われています。人間の言動はその時の気分や状態によって変わるものでその時に自分自身が置かれている状況によってもその都度変わってしまいます。自分が置かれている状況を認識してコントロールできれば適切な言動ができるようになります。

浪速高校では「たくましく、しなやかに生き抜く力」を育むことを大切にしています。これからの社会においてはAIなどの進出により「頭の良さだけでは仕事はできない」とまで考えられるようになってきています。その様な激動の社会で浪高生達は生き抜いていかねばなりません。浪速高校は好奇心旺盛で素直な努力家、そしてコミュニケーション能力が高く協調性があり、自分の感情をコントロールでき逆境に強い人材を育てる為に日々教育活動を行っています。

浪高生の皆さんが毎日学んでいる学校は、これからの社会を生き抜く為に必要な力を身に付け育むことが出来る学び舎であるという事をもう一度認識してください。冷静に自分自身を見つめられる客観性と人の心に寄り添える感受性を養う事が大事だと考えています。浪速で学ぶ生徒達にはIQとEQの双方を兼ね備えた人間となってほしいと願っています。その為にも日々先生方と一緒に挑戦し学び続けていきましょう。