2021年9月30日木曜日

インクルーシブ教育

 本日は共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育の一環として大阪南視覚支援学校の先生をお招きして講演を行っていただきました。

「共生社会」とは、これまで必ずしも充分に社会参加できるような環境になかった障害者の方々が、積極的に参加・貢献していくことができる社会の事をいいます。私たちは誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合い、人々の多様な在り方を相互に認め合える全員参加型の社会を目指していかねばなりません。

障害者理解を推進することにより、周囲の人々が、障害のある人や子どもと共に学び合い生きる中で、公平性を確保しつつ社会の構成員としての基礎を作っていくことが大切な事です。次世代を担う生徒達にも、学校においても、このような教育活動を率先して進めていくことは、インクルーシブな社会の構築につながると考えています。

障害のある人が障害のない人と同等に生活し、共にいきいきと活動できる社会を目指す。つまり、障害者側を変えるのではなく、それを取り巻く環境や健常者の意識など「周りが変わる」ことで、障害者がありのまま、健常者と共に生活ができる「ノーマライゼーション社会」を目指していかねばなりません。

生徒達は真剣に講演の内容を聞いており、これからの人生の中において本日の講演を活かしてくれると思います。浪速の生徒達には周りの人の多様性を尊重し、全ての人が精神的及び身体的な能力等を最大限発達させることができる社会環境を作ることに貢献して欲しいと願っています。大阪南視覚支援学校の先生方、本日はご講演いただきありがとうございました。