今年の大阪880万人訓練も昨年同様にグラウンドへの避難行動を回避しての防災訓練となりました。しかし生徒達の教室での様子を見ているとこの防災訓練の重要性を認識してくれていたように思います。今日の大阪880万人防災訓練は9月1日の防災の日の2日後、大阪府民が防災について考え、近い将来必ず起きると言われている東南海地震、また豪雨災害、などの自然災害から自分の命、家族の命を守る為に何をしなければならないのかを真剣に考える機会です。
日本は過去にたくさんの大きな自然災害に見舞われています。阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震、大阪北部地震、近年は全国で豪雨災害が多発しており最近では熊本県人吉市球磨川(くまがわ)の氾濫、広島県や九州地方で大雨による土砂崩れ・河川の氾濫が頻繁に起きています。そして、今年は静岡県での大規模な土砂災害など全国各地で豪雨による被害が多く発生しました。
このように自然災害はいつ、どこで、どのように発生するのかわかりません。私たちは一人一人生活環境が違います。学校以外の自分が生活している場所の周辺においての避難場所、経路または危険と考えられる場所などを、ハザードマップを見るなどして確認をしておかねばなりません。
地震や津波、火災などが発生した場合、自分はその場所でどう行動するべきか決めておく。家では家族と相談し、学校では仲間と先生と、そして外出先ではどうする?など自分自身の生活状況に応じて、災害が発生したその時その時で命を守る判断をしなければなりません。
重要なのは冷静に落ち着いて行動する。情報を正しくキャッチする。安全な場所で待機する。必要以上に動かない。混乱の時ほど情報は錯そうします。そういった事前に災害に対する覚悟と知識が必要です。あらゆるケースを考えて対応をイメージし、もしもの時にきっちりと命を守れる行動が出来るように今日の大阪880万人訓練をいかして自分の命と家族の命を守ることが出来るように備えてほしいと思います。