今日で1学期の中間テストが終了しました。浪高生の皆さんはやり抜いてくれたでしょうか?本日試験を終えた時に充実感と達成感を得ることが出来たでしょうか?
さて明日からまた通常の学校生活が始まります。次の目標にむけて邁進してください。もう終わったことを悔やんでも仕方ありません。前を向いて次の目標に向けての挑戦がもう始まっている事実感してください。
今回の試験で自分が取った点数も確かに成績として重要です。もう一つ重要な事はどんな成果を得ることが出来たか。今回のテストで次につながるものを発見できたかどうか。自分は何が出来て、何が出来ていないのか。自分の弱点は?など、どれだけ多くの「気づき」を発見できたかが最も大切な事だと私は思っています。その「気づき」を明日からの授業や学校生活の中で必ず生かしてほしいと思います。
スポーツにおいても同じく「気づき」が大切です。昨年からいろんな部活動の試合を見に行かせてもらっています。みんな本当にその一瞬に全てを懸け闘っています。その姿に私はいつも心を大きく揺らされ感動を覚えています。しかし本校の生徒達に共通する弱点は何かと考えたときに、「体幹の弱さ」と「メンタル的なスタミナのなさ」ではないかと感じる事があります。これも私が感じた「気づき」です。筋肉質な生徒も多いですが、試合中のプレーのバランスが悪くせっかく鍛えたパワーなどが充分発揮されていない。
また前半は非常にいいのだが後半に入ると別のチームのようになってしまう。それはなぜか?必ず理由があるはずです。チームメイトを批判したり否定したりするのではなく、その本質をしっかりと見つめて話し合う事が大事です。常になぜ?と考える事でチームは変化していきます。部活動のみんなはチームで話し合って弱点を見つけ解決策を模索してほしいと思っています。
勉強も部活動も共通している事は、やらされている間は「気づき」はそれほど多くありません。自分から仕掛けて行けばその分多くの「気づき」を得ることが出来ます。そして弱点や反省点が明確になればそこを改善すればいいのです。失敗しても恥ずかしくはありません。恥ずべきことは何もせず気づかない、また気づいていても改善しようとしない事。その方が恥ずかしいということを、忘れないで欲しいと思います。
“バスケットボールの神様マイケル ・ ジョーダン は、成功の理由を 次のように話しています。~今まで9000 回以上シュートを外し、300 試合の勝負に敗れ、勝敗を決める最後のシュートを任されて26回も外した。人生で何度も失敗した。それが成功の理由だ。まさに「弱点の克服」 です 。明日以降の学校生活で、失敗から成功に繋げる逞しさとしなやかさを身に付けられるように、日常を大切に頑張ってください。明日からの浪高生達の変化に期待をしています。