2021年5月10日月曜日

「ぼーっとする時間」の大切さ

ある人の本を読むと「ぼーっとする時間」は人間の成長にとってとても重要な事ですと述べられています。

時間に追われて過ごしているみなさん。今コロナ禍の影響で、自宅で過ごす時間が多くある中、家でくつろぎ「ぼーっとする時間」を持ってみてはどうでしょうか。テレビやパソコン、携帯など外部からの刺激や情報を全てシャットアウトしてぼーっとすると、脳は「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」という状態になるそうです。今まで蓄積した知識を前頭葉に手繰り寄せる訓練となるそうです。DMNによって情報が整理されることで新しい発想や考えが生まれてくる効果があると言われています。

「暇だな」「何して過ごそうかな」と思う事によって「じゃあ本を読もう」とか「映画を見よう」「手伝いをしよう」「部屋の整理をしよう」とかいろんな事を考える事によって何かしようとする自発性が生まれてきます。せっかく生まれてきた発想を実際に行動に移すかどうか。ここが大きなポイントだと思います。「できるかできないか」ではなく「やるかやらないか」なのです。

人は幼いころからいろんな経験をして人それぞれの羅針盤を形成していきます。その羅針盤が今後の人生のあらゆる場面で進むべき方向を決めてくれます。その羅針盤を形成するにあたり大事な事は決断力と自立性です。

その決断力と自立性を高めていくためには、「自発的に行動し」様々なことを体験すると良いと思います。特に失敗からは多くの事を学ぶことが出来ます。コロナ禍の中、行動が制限されている今だからこそ、外部からの刺激を全て断ち切って少しでも「ぼーっとする時間」を創り出し自分自身の心身の回復に努めてみてはどうでしょうか。きっと新たな発見が出来ると思います。