本日は2班の生徒達が伊勢に向かいました。予定通り8時に学校に集合し8時20分に出発しました。今回の伊勢参りはバスでの移動となり長時間乗車する為コロナ感染対策としてバスに乗車する人数を半分にし4クラス8台のバスでの移動としました。また生徒一人一人に手指消毒用アルコールジェルを理事長先生から配布されるなど感染対策を万全にしての実施を心がけています。
前日と同様にまずは外宮(正式名:豊受大神宮)を参拝。外宮に祀られている御祭神は「豊受大御神」です。第21代雄略天皇(ゆうりゃく)の御代に今の地に祀られたと伝えられています。日本書紀や丹波国風土記によると、稲作、養蚕、醸造の神様といわれ、衣食住、物を生産しそれを加工するつまり産業の守護神と考えられているのです。今から1500年前、天照大御神のお食事を司る、御饌都神(みけつかみ)として丹波の国から現在の地にお迎えされました。内宮の御鎮座から約500年後です。
そして次は猿田彦神社に正式参拝。
猿田彦大神は、ものごとの最初に御出現になり万事最も善い方へ“おみちびき”になる大神で、古事記、日本書紀などにも「国初のみぎり天孫をこの国土に御啓行(みちひらき)になられた」と伝えられています。天孫降臨を啓行(みちひらき)された猿田彦大神は、高千穂に瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を御案内した後、天宇受賣命(あめのうずめのみこと)と御一緒に本拠地である「伊勢の狭長田(さながた)五十鈴の川上」の地に戻り、この地を始め全国の開拓にあたられました。と言われています。
このように猿田彦神社に参拝することはこの3年間を猿田彦大神様によって1年生の皆が正しく良い方向へ「おみちびき」していただけるよう祈願するが大きな目的となっています。一人一人の生徒が素直な気持ちになって大神様に祈願する。心が豊かになる瞬間です。
その後神宮会館講堂にて昼食をとり昨日と同様に内宮へ参拝しました。
内宮(正式名:皇大神宮)の御祭神は天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおかみ)であり一般的には天照大御神(あまてらすおおかみ)と言われています。神様の名前から太陽を連想する神様だと思われますが単なる太陽神ではなく、皇室の御先祖であり天皇の御親神でもあります。第11代垂仁天皇の御代に皇女倭姫命が大神様にお仕えした際、大神様が永遠に御鎮座できる地(大宮地:おおみやどころ)を求めて各地を巡幸されこの伊勢の地に宮を営み大神様を祀り申し上げたとされています。今から2000年前、皇位のしるしとして受け継がれる三種の神器の一つである八咫鏡(ヤタノカガミ)をご神体としてお祀りし、国家の守護神として崇める伊勢信仰は平安末期より広がっていったと言われています。
今回参拝させていただいた大神様は最も本校の基本となる大神様で、学校にある学院神社にも祀られている神様です。今回のお伊勢参りが日常の学校生活と深くつながりっているのを確認し、そして明日以降の学校生活がより充実したものに変わって行く事を願っています。
~挑戦するからこそ変われる~この事を忘れず「今を一生懸命に生きる」これを実行する事。2班の生徒のみなさんご苦労様でした。