2023年11月9日木曜日

ピンチと感じるかチャンスと感じるか。

 「Opportunity often comes in disguised in the form of misfortune, or temporary defeat.」

 【チャンスは、不運や一時的な敗北という姿に化けてやってくることがある。】 

この言葉はアメリカの自己啓発活動家 オリバー・ナポレオン・ヒルという成功哲学の第一人者の方の言葉です。この言葉を知った時の私はその様な状況となった時に果たしてこの言葉通りに受け止めることが出来るかどうか不安に感じました。確かに今回の言葉は非常に勇気を与えてくれるものだから胸に刻もうと感じながらも一方ではそういった考えを持ったのを覚えています。

例えば部活動の大会前に練習試合で全く手応えが得られない時や、勉強で睡眠時間を削ってギリギリまで勉強をしても試験で全く目標に届かない判定を受けた時など、完全に感触がつかめずかえって焦りや不安、そして自己否定感を感じることがあります。そのときに、果たして“これは一時的なものだ”と冷静に捉えることはなかなか難しいと考えていました。

ではどのように捉える事が良いのかを考えた時、[不運や一時的という言葉には“諦めない限り、きっとチャンスはまた訪れる!」というメッセージと捉えると良いのではないかと思いました。もっと厳しさを持って考えれば『ピンチの時こそ切り替えられないようではチャンスなんて訪れない!』という“もっとできる!”という考えもつことこそが大切だと思いました。

不運や一時的な敗北などで現実を突きつけられた瞬間にだけフォーカスをあてるのではなく、今起きている事はこれから先に訪れるチャンスの時に自分の力を発揮する為の準備であると考えるべきであると思います。

“なんで自分ばかりが…”と自分本意な考え方が原因で心のコンディションが乱れたり、自分の意見を主張したつもりが八つ当たりと捉えられたりすることもあります。また、威圧的な態度で人に嫌な思いをさせるなど、自分ばかりにフォーカスをあてていると知らぬ間に誰かに甘え、誰かを我慢させることになるのかもしれません。

時には自分の弱さを表し仲間に寄りかかることも自分を守る上で重要なことです。しかし、その寄り掛かる仲間にどう寄りかかるかを考えることはもっともっと重要なことです。心が乱れた時に“チャンスの神様に試されているのかな?”と一旦深呼吸できるだけの余裕を身につけ、仲間とともに最高のチャンスを引き寄せて大きな成長へのきっかけにしてほしいと思っています。