【「この監督じゃダメだ」という思いが、もしみんなの中にあるなら、協会にぶつけてくれて全然構わない。】
2019年ラグビーワールドカップから3年、今年行われたサッカーワールドカップ2022カタール大会で素晴らし活躍を見せてくれ、ラグビーワールドカップ以上に日本中に、また世界中に感動と驚きを与えたサッカー日本代表の監督の言葉です。
この言葉を聞いた時私は『森保監督!覚悟を決めておられるんだ。』と感じた事を覚えています。選手からの批判や意見全てを受け入れ、チームを目標としているベスト8へ導くためなら自分はどんなことでもやってやる!という覚悟があるように思いました。
先日の終業式のキーワードは「覚悟」でした。1つの目標を達成する為の「覚悟」が決まれば一生懸命に努力し一歩一歩前に進むことが出来るようになります。そしてその時その時の結果を全て素直に受け入れることが出来、それらを次に生かして目標の達成に向けて頑張ろうとする行動に移す事が出来ます。
近畿私立高等学校バレーボール選手権大会 男子バレー部 初出場 |
今年のサッカーワールドカップで日本代表が一丸となって見せた「覚悟」は、日本中にそして世界中に「感動」を与えたと思います。ではなぜ「覚悟」が「感動」を与えることが出来るのか?それは「感動」が見ている人たちに「パワー」を与えるからだと思います。
「感動」から得ることが出来る「パワー」。それは「エネルギー」と表現しても良いと思います。監督と選手、そしてサポーター達の心が一つになって素晴らしい結果に結びついたと考えています。日本代表選手達や監督の「覚悟」が、応援している人たちに「感動」を与え、その「感動」が彼らの応援の「パワー」となり、またその応援する「パワー」が選手たちの「覚悟」に還元されていったように私は思いました。
そのような風景をテレビ画面や監督・選手たちのコメントから私たちは見たり聞いたりしました。信頼と結束を持った日本代表の活躍を見ることで、多くの人達は「パワー」を得られたと思います。
森保監督は、自分自身が監督でもあり選手でもありました。監督の「覚悟」を選手たちがどのように受け止め、チームの目標に向けて選手たちがどのように貢献していってくれるのかで大きく結果は変わってくると思います。浪高生達も自分自身の将来についてどう目標を立て勝負していくのかを決めていかねばなりません。みなさんは監督でもあり選手でもあるのです。
浪高生の皆さんにとっても、これからの自分の人生を楽しく、そして幸せなものにしていく為にも「パワー」が必要であり、その為には「覚悟」を持って挑むことが必要となります。可能性に満ちた自分の未来をどう切り開いていくかは「覚悟」を持てるかどうかで決まってくるのではなかと思います。
今回のワールドカップからだけではなく、日常の生活の中でも小さな「感動」はあります。そこから得られる「パワー」を見逃さずに「覚悟」を決め更なる「パワー」を秘めて浪高生達には前に進んで行ってほしいと思っています。終業式でも伝えましたが、この休暇期間中は来年に向けての充電期間です。今年を振り返り来年に向けての「覚悟」を持つための準備期間であるという事を忘れずに過ごしてほしいと思います。今を一生懸命に生きる。その為にも自分の「パワー」を開放し挑戦してください。