本日第74回浪速高等学校卒業証書授与式が執り行われました。オミクロン株によるコロナ感染が全国でまん延しており大阪モデルも赤信号となる中での卒業式となりました。昨年同様に会場には卒業生のみが参列し、保護者の皆様は教室でライブ発信にてご覧いただきました。
卒業式に先立ち、神前奉告の儀が執り行われました。その様子を見ていると、大寒を迎え寒さが厳しい中、凛とした寒さに耐え忍びながら花を咲く時を待ち構えている梅のつぼみのように、自分の未来が花咲くものとなるよう今日まで頑張ってきた卒業生たちの姿と重なって見えてきました。
式中は高校3年間をやり切った自信と未来に向けた希望に満ち溢れた姿を見て生徒達の成長を感じることが出来ました。校長に就任してから2年、この学年の生徒達は多くの学校行事が中止となり、我慢と辛抱ばかりをさせた学年となってしまいました。しかし卒業生たちは消えかけた夢と希望の灯を消す事なく自分を信じ進むべき道をしっかりと歩んでくれました。
不運な学年という考えではなく、どんな時でも常に前を向き健気に目の前の状況をポジティブに捉え学校生活を過ごしてくれた卒業生たちに私は感謝の気持ちと称賛を伝えました。この3年間で蓄えたエネルギーを必ず次のステージで爆発させてくれることを期待しています。この様な素晴らしい生徒達に出会えた事、そして共に過ごした3年間に心から感謝するとともにこれからの未来が素晴らしいものとなるよう心からお祈りしています。第74期生の未来に栄光あれ!また会う日まで。