10月に入り、大学入試に取り組む3年生は、日々の学校生活において不安と緊張の日々を過ごしていると思います。ここ数年、大学入試も様々な形式の試験が用意されており、受験生にとっても自分の強みを生かしてチャレンジできるようになってきています。3年間の高校生活の中で培ってきた学力はもちろんのこと、それ以外にも自分の強みを発揮することができる様々な入試があります。
今日はそういった様々な入学試験の受験方法の一つでもある指定校推薦入試の出願を許可された生徒とその保護者の皆様を対象とした校内指定校内定式を実施しました。毎年多くの大学から指定校推薦入試の枠をいただき、その基準を満たしている生徒達が出願し、校内で厳正に選考された結果、出願を認められた生徒とその保護者の皆様にご来校頂き、私からの激励と心構え等についてお話させていただいております。その後は、学年主任や進路部長から今後の流れや注意点など大切な事を生徒と保護者の皆様にお伝えさせていただきました。
私からはまず、今日ここに内定を受けた生徒達は、浪速を代表する生徒として、推薦されるにふさわしい言動と行動が求められると訴えました。これで入試が終わったわけではありません。これからが始まりであるという事と残りの高校生活は新たなステージで活躍するための準備をする期間だという事を伝えました。何をするのか。それは入学に向けた準備です。大学から求められている事や必要な物を揃えて期日内にしっかりと提出する事。そしてもう一つ大事な事は学び直しです。特に英語に関してはもう一度復習を行い、基礎学力を高めておく事が重要であるという事を伝えました。
また現在はクラスの多くの仲間たちはまだ今後の受験に向け闘っている最中であるという事。そんな彼らの為にも学校生活の中での学習環境をより一層高めなくてはならない。その為にはみなさんの言動と行動が大事になると伝えました。今日内定を受けた生徒はまだ正式な合格通知が届いておらず入学が決まったわけではありません。スタートしたばかりです。自分の為にも、そして仲間たちの為にも緊張感とケジメのある学校生活を過ごして行く事です。今何をしなければならないかを自分で考え、自ら進んで取り組むことが何よりも大事であると生徒達に伝えました。
そして今受験に向けて頑張っている全ての3年生に伝えます。大学合格は確かに一つのゴールです。でもその先にはみなさんの未来が続いていきます。その未来にもゴールがあるという事を忘れてはいけません。今の努力と結果がどうであろうと必ずそれは未来へと繋がっていきます。10年後・20年後の自分がどんな自分でありたいか。今よりもっと幸せな未来となるようこれからも不安や心配はあると思います。でも前を向いて挑戦して行ってほしいと思っています。君達なら大丈夫です。自信を持ちなさい。今君たちが日々行っている努力は必ずこれからの人生において役立ってきます。だから最後まで諦めずに今の歩みを止めないでください。君たちは一人ではない。多くの人達が見守ってくれているから安心してください。3年生のみなさんの更なる挑戦をこれからも学校は全力で応援をしていきます。