昨日の午後、この夏に行われたインターハイや全国高校文化祭、全国中学生大会、アジア大会で優勝などの結果を残すことが出来た大阪府下の高校生・中学生達が、大阪府吉村知事への報告を行う為に大阪府庁に集合しました。大阪府下私立・公立9校の高校・中学生達が吉村知事への大会報告と今後の抱負を伝えました。その姿からは多くの人達への感謝の気持ちと自分のこれからの方向性をしっかりと持ってこれからも挑戦し大阪の発展に貢献したいという強い意志が伝わってきました。
どんな大会でも同じですが、特にインターハイや全国中学生大会、アジア大会など大きな大会に出場する選手達は頂点(優勝)を目指して絶え間ない努力を重ねています。今日参加した生徒達はその一つしかない優勝を掴み取った生徒達ばかりです。この努力は本当に素晴らしい事だと思います。でも優勝したことで努力が報われたと思うのではなくその優勝までの努力のプロセスがあったからこそ、優勝を掴みとることができたと考えてほしいと思います。結果を残すために多くの時間を費やし自分と闘い挑戦してきた成果として優勝という形が残ったという事だと思います。
一方で、全ての選手やチームが絶え間ない努力をする事で優勝を掴み取れるわけではありません。知っての通り優勝できる選手やチームは一つしかありません。ここで、優勝できなかったから、努力が報われなかったと考えるのは違うと思います。努力が報われたかどうかを判断するのは、人生を歩んでいる限りまだまだずーっと先の事ではないかと思います。
本校の生徒達達には日頃からいろんな事に挑戦してほしいと伝えています。たとえ今の自分の力では乗り越えることが出来なくとも、今の自分を知る為にもぜひ行動に移してほしい。それが挑戦です。たとえ失敗しても構いません。跳ね返されても次は跳ね返されないように工夫し別な方法で乗り越えられるようにすればいいのです。それが努力の意味です。その小さな積み重ねで本当の力が付いていくのです。