2024年9月14日土曜日

浪高生達のお祭り ~第58回浪速祭~

 本日校内にて第58回浪速祭が実施されました。今年度の浪速祭は来場者を生徒の保護者とそのご家族2名までと制限を設けて実施させていただきました。関係の方々にはご不便をおかけしたと思います。ご協力いただきありがとうございました。

さて今年も本校の伝統行事「浪速祭」が行われました。今年は次の100年に向けたスタートとして新しい浪高生達の「お祭り」を見ることが出来ました。実施形態は昨年度と同じ形態での開催となっていますが、生徒達や先生方、そしてPTAの方々など本当に全ての浪速の関係者、ALL浪速でお客様をお迎えできたと思っています。そして何よりも生徒達の笑顔の中にあるこの浪速祭に賭ける情熱や仲間との結束、そしてその一瞬一瞬にあらわれる生徒達の幸せな表情を見られたことを本当に嬉しく思っています。

NEXT100元年にふさわしい素晴らしい浪速祭でした。日中は気温も高く熱中症が心配でしたが、PTAの方々と教職員が連携し安全の確保をして頂いたお陰で今年の浪速祭も無事に終了することが出来ました。

浪高生と浪中生の全校生徒達にとって思い出となる浪速祭になったと思います。そして次の100年に向けた1歩を歩み始めました。また来年は今年よりいい浪速祭を創り上げていく為に新たな取り組みをして行かねばなりません。大きな変化でなくてもいい。小さな変化の積み重ねが結果的に大きな変化を起こす事になるのです。今日の浪速祭で第一歩を踏み出す事が出来たと考えています。来年はこの伝統を更に輝かすことが出来る浪速祭にしたいと思います。

最後に101周年を迎えた記念すべき年の第58回浪速祭実施に向けて企画運営に当たってくれた自治会・生徒会の皆さん、そして浪速祭スタッフの皆さん本当にご苦労様でした。みなさんの協力と努力に心から感謝いたします。ありがとうございました。また来年、102年目の浪速祭に向けて後輩たちがみなさんの意志を引き継ぎさらに素晴らしい浪速祭にしてくれると思っています。生徒の皆さんお疲れ様でした。

2024年9月13日金曜日

秋季例祭  ~第58回浪速祭開会式~

 いよいよ生徒達の浪速祭が始まりました。今年で第58回目となります。本校では浪速祭の前に秋季例祭を執り行います。『報恩感謝』の誠を捧げ、生徒の皆さんの健康と安全、浪速祭の盛大、進学を目の前にした3年生がそれぞれの目的を達成する事を祈願する大切な神事です。浪速学院の伝統文化を引き継ぎ、その重要性を感じられる行事となっています。

今年の浪速祭のテーマは『NEW EAR NANIWA~とびこめ!新たな100年~』。このテーマには、今年NEXT100元年を迎えた本校にとって新たな100年に向けてスタートし、これからも挑戦し続けようという意味が含まれています。自治会の生徒達が中心となり全校生徒で決めてくれました。この言葉の中にはNEXT100元年にふさわしい文化祭そして次の100年に向けて夢が膨らむ文化祭にしたいという生徒達の思いが込められています。

一つのテーマで全校生徒達が気持ちで繋がる、これが浪速祭で最も大切な事だと思っています。高校3年間という青春を過ごす本校の生徒達にとって浪速祭は大きな1ページとなります。そんな1ページを最高の形で終えられるように、どんな状況でも自分たちが出来る事に精一杯取り組む生徒達の姿を見ていると、感動と大きなエナジーを感じます。明日の浪速祭では全てを出し切ってくれることを願っています。

今日と明日の2日間、浪速高等学校・浪速中学校は「お祭り」一色となります。浪速学院の年に1度の「お祭り」を全校生徒と一緒に楽しみたいと思います。


2024年9月11日水曜日

浪速祭がはじまる。

 今学校は今週土曜日に行われる第58回浪速祭に向け、生徒達は放課後その準備に追われています。昨年から従来通りの模擬店などを出店する形での浪速祭となっています。生徒達は1年に1度の大きなお祭りとして浪速祭を楽しみにしてくれています。「NEXT100元年」の今年、新しい浪速の文化祭となるように準備を万端にして大いに楽しんでくれたらと思っています。

そんな期待を持ちながら本日放課後校内で準備に追われている生徒達の様子を見て回りました。何よりも嬉しかったのはみんな仲良く、楽しく準備をしてくれている姿を見ることが出来た事です。1つの事をクラスの仲間たちとの協力でやり遂げる事の難しさ、完成までの過程、そしてやり切った時の達成感は実際にその場で時間を共に過ごした人にしか味わうことが出来ないすばらしい体験です。

高校生活3年間の中で行われる学校行事は沢山ありますが文化祭【浪速祭】は生徒達にとって、自分が学ぶ学校はどのような学校なのかを多くの人に知ってもらえる大切な機会です。また、高校生という青春時代ど真ん中を過ごしている生徒達にとって、文化祭は非常に重要な学校行事だと考えています。浪高生として学校生活を楽しんでいる姿を見て頂き、日頃から支えて頂いている方々への感謝の気持ちを、「おもてなし」という形で多くの来場者の方々を温かくお迎えしてほしいと思います。そして浪速祭を大いに楽しんでいただけるようTEAM浪速が結束して浪速祭を盛り上げてほしいと思います。

今でもコロナ禍の影響で浪速祭を開催できなかった3年間を思い出します。その中で卒業していった先輩たちはこの浪速の伝統行事の一つでもある「浪速祭」をいろんな形で繋げてくれました。その伝統の灯を絶やすことなく、昨年からは100年の古き良き伝統を守りながら新しい事にも挑戦してくれました。生徒達の姿を見ていると、本当に「伝統」の重みを感じ、先輩たち、先人たちへの感謝の気持ちが湧き出てきます。今年の浪速祭も更にいい浪速祭となるようにしなければならないと改めて感じています。

その為にも浪速でしか経験できない文化祭「お祭り」をご来場者の方々と浪速で学ぶ生徒達が共に楽しみ、そしてその一瞬一瞬が最高と感じることが出来る浪速祭にしていきたいと考えています。生徒達の活躍を期待し私達もしっかりと支援していきたいと思います。

2024年9月7日土曜日

見えない力を育む ~Saturday Something Special 開校~

 9月から本校では学校5日制がスタートしました。授業時間数を確保しながら月曜日から金曜日までの中でカリキュラム内容を一切変更せずに45分授業の7コマ、もしくは8コマで実施しています。生徒達に話を聞いてみると多くの生徒達は「45分授業となって授業のコマ数は多くなったが授業時間が短くなった分テンポが良くなり負担は感じていません」・「まだ慣れていない所もありますが土曜日が自由に使える事が何よりも有難いです」・「始まったばかりなのでリズムがつかめずちょっと戸惑っていますが慣れれば大丈夫です」など非常に前向きな考えを持っている生徒が多く流石浪高生だなと感じています。

そして今日が3S【Saturday Something Special】の初日となりました。多くの生徒達が特別講座に申し込んでくれており一人一人の生徒達が自分自身で考え主体的に学びの場に参加してくれています。自分の未来を切り開いていき、責任を持って夢の実現に向けた力を育もうとしている事は本当に素晴らしい事です。その他にも部活動や家庭学習など一人一人の生徒がしっかりとした目的を持った時間を過ごしてくれているのなら、それは必ず未来に役立っていくと思います。

この様な力を『エージェンシー』といいます。学びに向かう力、非認知能力も含め評価点数など数値化の出来ない目には見えない力を育んで行く事が、今回本校が導入した学校5日制【3S】の大きな目的であります。

生徒達がこれから先の見通しを立てて行動し、その行動の振り返りを行いながら、自分自身の目的の達成の為に様々なことに取り組むことで、これからの社会を生き抜く力を育んでいって欲しいと思います。そして社会に貢献する力を身につけていってもらえたらと考えています。

この3Sは、次の100年に向かってスタートした本校にとって、新しい学びの場であります。私たち教師集団も同様に『エージェンシー』を育み生徒達と共に様々な事に挑戦して行きたいと思っています。生徒達と共に歩み、励ましながら今学んでいる知識がこれから先の問題解決に役立つようにサポートしていきます。そして、学校外においても本物の大人として活躍できるような浪高生に育って欲しいと思います。浪高生達が、今学んでいる浪速高校での学習環境を最大限活かしてくれる事を期待しています。

2024年9月3日火曜日

自分の命を守る~大阪880万人訓練~

 毎年行われている大阪880万人訓練が本日行われました。この訓練も今年で13回目となります。いつ起きてもおかしくない東南海地震、そして豪雨災害など自然災害に対して大阪府民一人一人が防災意識を高めるために実施されてきました。

今年のお正月に発生した能登半島地震、そして先月には宮崎日向灘で発生した地震など今年に入って大きな地震活動が活発化しています。そして、南海トラフ地震臨時情報として巨大地震注意が初めて出されました。それを受けて多くの人は改めて災害が発生した時、各ご家庭での対応を再確認したり、準備をしたりしたご家庭も多かったと思います。先月の地震はお盆の最中でもありましたが、海水浴場などが閉鎖されるなど多くの人達は地震に対する心構えをされたと思います。その注意も1週間程で解除されました。しかし、その注意解除は地震が来ないという意味ではなく、地震はいつ来てもおかしくない状況に変わりはありません。

夏休みが明けて2学期が始まり1日のほとんどを学校で過ごしている生徒達にとって、学校は安全で安心することが出来る場所でなければなりません。今日の大阪880万人訓練では、大地震によって校内で火災が発生したという設定で行いました。全校生徒約2700人がスムーズにグラウンドに集まることが出来るように、訓練を実施しました。

校内から避難する際に各自が避難する経路を確認することは絶対に必要な事です。多くの生徒が安全に避難するには慌てない、走らないなどパニックにならず冷静に行動する事が大切な事です。自分の避難経路を確認しスムーズに避難場所に集まることが重要です。大きな災害はいつ起きるかわかりません。その災害から自分の命を守る為に必要なのは災害に対する知識と心の準備です。地震・津波・火災・大雨など自然の大きな力の前では人間の力なんて全く通用しません。

私達は過去の災害から自分の身を守る術を知り、いつ起きてもすぐに対応できるように自分の行動をしっかりと確認しておくことが大切です。正しい知識を学び、正しい判断ができるよう訓練し、そして正しく行動することで自分の命を守ることが出来ると思います。それは自分の未来を謳歌する為にも大切な事です。今日1日がそういった防災に対してもう一度考え、学び、万が一災害が発生したときの行動の指針を再度見直す機会になってもらえたらと思います。