2024年5月31日金曜日

キャンパスツアー

今年も3年生の国公立大学を目指す生徒達を対象にキャンパスツアーを企画しました。今回の目的は実際に現地に赴きキャンパス内の雰囲気や学生たちの様子、そして何よりも大学の先生からの講義や学生達との交流、そして卒業生との再会などを体験し、実際に自分の肌でその大学の良さや魅力を感じてもらう事が大きな目的であります。

観光バスでの移動となりますが、中には近畿圏を出て山陰地方や東海地方まで足を延ばして出かけていく生徒も多く一緒に付き添った教員からは遠くまで行った甲斐があったと生徒達は満足そうに言っていましたと報告をしてくれました。

先週の土曜日にも私立大学を中心とした3年生対象の進路ガイダンスが行われましたが、このような機会を自分自身の学習活動に向けたモチベーションアップにつなげてほしいと思います。再来週からは進路懇談も予定されておりその場で担任の先生との懇談において受験指導を行って行きます。3年生となり受験生となったのだから悩みや不安は出てきます。

この様にこれからはどんどんと3年生の周囲は大学受験一色に染まって行く事になります。行ける大学ではなく行きたい大学に行く為に学習することを心掛けてください。『今のままなら無理』とか『もう駄目』とかを考えているのならその目標の達成は不可能です。そんなことを考える時間があるのならその時間を学習活動に充て、一歩でも目標の達成に近づくための努力をした方が、結果がどうであれ必ず今後の人生に役に立つでしょう。

目標は達成させるためにあるのです。途中で諦めたり、自分の実力を測る為にあるのではありません。3年生のみなさんの中には今を一生懸命に頑張っている人も多くいると思います。一方では諦めそうな人、もう決めている人、いろんな人がいると思います。全ての3年生に共通している事はこれからの時期は今までの中で一番学習活動に励んだと言える時期にしてください。そうすれば必ず目の前の景色が変わってきます。信じて前に進もう。

本校卒業生からのプレゼン

2024年5月29日水曜日

教員の交流

今日は大田教育研修院という韓国中西部にある広域市大田(テジョン)地域の小学校・中学校・高等学校の教職員の方々約50名の先生方が本校へ来校されました。その目的は日本の学校の教育システムをベンチマーキングする為です。

本校は神社神道を建学の精神とし『敬神崇祖』を教育の根幹として浄く明るく正しく素直に今を一生懸命に生きることを常に生徒達には大切にするよう伝えています。そしてこれからの社会をたくましく、しなやかに生き抜く力を養い、今後の人生を豊かに、そしてその時その時に幸せに感じる事が出来る未来となるように高校3年間で多くの事を学び体感してもらっています。本校での学びが生徒自身のこれからの人生にとってかけがえのないものにしてもらえるような『GOOD SCHOOL』を目指しています。

その様な本校の教育方針に共感いただき、是非教員間の交流をしたいというご依頼を頂き今回の訪問が実現いたしました。冒頭私からご挨拶させていただきその後は今回の大きな目的でもある本校の教員との交流となりました。ご訪問された先生方は、本校の教員からICT教育・人権教育・生徒生活指導・生徒対応などさまざまな話を熱心に聞かれていました。質疑なども積極的にされ非常に中身のある時間になったと思います。

本校も今まで国内はもちろん、海外の大学や提携校への視察や様々な交流でそれぞれの国の教育事情を学び、各学校の特色ある教育方針を沢山学ばせていただいてきました。今回も韓国の学校関係者の方々との交流の中で多くの学びを得ることが出来たと思っています。

新たな形の構築は、学びからしか生まれてきません。従来通りの活動では新しい発見はできないと思います。従来の考えではなくそれとは違った考え方を知りそれを基に新しい事に挑戦していく事で変化して行けると考えています。そのような変化を起こすことが出来るようにこれからも生徒達と共に多くの事を学びその学びを活かして『挑戦』していきたいと思います。

今日ご訪問いただいた大田教育研修院の先生方には、大阪府内たくさんの学校がある中で本校にご訪問いただいた事に心から感謝申し上げます。今日の時間をこれからの教育活動に生かし、生徒達への教育の充実につなげていきたいと思います。本日はありがとうございました。

2024年5月25日土曜日

可能性は無限大

 昨日で中間テストも終わり今日から「いつも通り」の学校生活が始まりました。そんな中、今年度も3年生対象の大学別進路説明会を実施いたしました。校内だけではなく校外の施設をお借りして国公立大学・私立大学・専門学校など120校を超える学校から講師の先生を派遣していただき、学校の説明と生徒達一人一人の質問に対応していただける3年生にとっては進路決定の大切な機会となりました。

各進路先の説明を聞く機会も1校だけではなく複数校の先生方の説明を生徒達が聞けるよう進路指導部の先生方が創意工夫して準備をしてくれています。また5月31日には国公立大学へのキャンパスツアーも企画されており、直接現地に赴き卒業生や大学生からいろんな情報を聞くことで大変有意義な進路選択の情報を得ることが出来る機会となります。

昨年度の卒業生達から、この様な機会を大切にしたことで学習に意欲的に取り組むことが出来るようになったと言っていたのを、今でも思い出します。その結果、昨年度の卒業生達の進路実績は、国公立・関関同立・産近甲龍大学への合格者数が過去最高となりました。本当によく頑張ってくれたと思います。

今年も会場内の様子を見ていると3年生達は各校の先生方の話を真剣に聞きメモを取るなど生徒達はこの機会の重要性を理解してくれている様子でした。また説明後も講師の先生へ質問なども積極的に行っていたように感じました。そこで知った情報や経験が必ずや希望する進路への合格の近道になるのではないかと思っています。

3年生のみなさんは、今日学んだ情報や知識を次にどう生かすのか。これからの進路決定の判断材料として生かし切ってほしいと思います。最後に判断するのは自分自身です。1つでも多くの正しい情報を得て後悔のない判断をしてください。これも学びです。3年生のみなさん。もう入試は目の前に迫っていますよ。

2024年5月22日水曜日

人生は壮大なパズル

今日生徒達は中間テスト期間中の中日として家庭学習日となっています。残り2日の試験に向け自宅でしっかりと学習に励み準備を整えてくれている事と思っています。そんな生徒達に今日はこの言葉を伝えたいと思います。

「人間にとって、その人生は作品である。」

 この言葉は日本の小説家、ノンフィクション作家、評論家の司馬 遼太郎先生の言葉です。私はよく人生は壮大なパズルのようで一人一人が違う作品を創り上げていくのと同じだと考えています。この言葉を知った時に心からその通りと思ったのを覚えています。

みなさんは人生を例える言葉は例えば“旅”など、これまでも聞いていたと思います。でも『作品』や『パズル』というものはあまり聞いたことはないと思います。想像したくはないですが人生には必ず終わりの瞬間が訪れます。それまでに生み出した成果や功績、それらを生み出す時の苦労や日常の何気ないやり取りなどを含めた自分の人生の全てのシーンを『主演・監督:自分』という一本の“ドキュメンタリー作品”としてその人の人生は成り立っています。

当然の話ですが、誰もが何らかの作品を手掛ける時に“良いものにしたい”と努力します。それが自分の人生であればなおさらです。生涯の幕を閉じる時に『良い人生だったな(良い作品になったな)』と感じることができたのなら、大切な人に自分の人生をそのように感じてもらえたのなら、それは人生の中で最高に幸せを感じた瞬間であり『最高傑作ができた』と自身の人生を誇れるのではないでしょうか。

それを“自己満”という言葉で片付けるのか“この作品の色”と捉えるのか。あなたの持つ“感覚”のようなものもあなたの作品の“色”に繋がっていくのかもしれません。自分という作品を手掛けるために手伝ってくれる仲間と互いに手を取り、自分という最高傑作の『作品』(パズル)を創り上げて行く為にも目の前の物事を一つのピースと考え、今は必要でないと思っても捨てるのではなく大切に持っておくことで将来必要となった時に大切なピースの1つとなると思います。

今みなさんは定期考査中です。いろんな教科を学び、知識(ピース)を一つでも多く身に付ける為に頑張ってください。大学進学の為だけではなく今学んでいる事が将来必ず役立つことがあります。自分にしかできない、最高の作品を創り上げることができるよう小さなピースを一つ一つ組み合わせて誰もマネのできない作品(パズル)をぜひ作っていって欲しいと思います。

2024年5月17日金曜日

1学期中間テストに向けて

今学校は、来週からの今年度に入って最初の定期考査をむかえようとしています。放課後校内ではその定期考査に備え生徒達は勉強に励んでいます。定期考査は期間を限定し、その期間中に学んだ内容を確認するために為に行われるものです。日々の授業をどのように取り組むかで、その結果は大きく変わってきます。いい準備をする為には日々の授業内容をしっかりとおさえておく必要があります。理解している所や不十分な所など今の自分の理解度を明確にしておく事で何をすればいいのかがわかってくると思います。準備するという事はその不十分な所をしっかりと理解しておく事だと考えています。

このことは当たり前の事ではありますが、その当たり前のことをいかに徹底してやれるかどうかが重要な事です。この小さな積み重ねが大学進学に向けた大きな準備の一つとなり大学合格を掴み取るには必須の条件となってきます。そういう意味でも本校では定期考査の1週間前からは、原則部活動も一旦停止し、学校全体が試験勉強に向けて全力を尽くす雰囲気を創り出すようにしています。

またもう一つ準備で大切な事は自主学習です。本校では定期試験前や実力テストなどの大切な試験前になると、生徒達は恒例のように校舎内いたるところにある自習スペースで学習に励み、試験に向けた準備をしています。教えられる日常から自らの意志で学習する。それが出来るのは自分がやるべきことがわかっているからです。本校の生徒達は自分で何をしなければならないかを理解しています。あとはそれをどれだけやり切れるか。そこにかかっているのではないかと思います。日頃から生徒達の学校生活の中での行動を見ているとその事がよくわかります。

このように本校の生徒達は重要な試験に対して準備の大切さを理解しています。浪高生達は、いい結果を生み出すためには日常の学校生活を誠実に過ごし、常にベストを尽くすことが重要だという事を理解してくれています。後は実行に移すのみ。さあ~定期考査が終わるまでの1週間をどのように過ごすのか。一人一人の生徒が目標とするところに到達するには何が足りなくて何をどのようにすれば到達できるのかを考えて最後まで諦めずに失敗を恐れないでチャレンジしてほしいと思います。後悔をしない為にも今持てる力を正しく全て出し切る事。ぜひ頑張ってほしいと思います。みなさんの力を信じています。頑張れ浪高生! 

2024年5月15日水曜日

パーペチュアル大学高校・中学校

 本校の提携校パーペチュアルヘルプ大学の高校生と中学生16名がジャパンツアーを企画し昨日関西国際空港に到着しました。そして本日ツアー1日目として本校へ訪問して頂きました。今回のツアーの目的は同じ世代の人達との交流、そして日本の地方の観光地を訪れてその歴史や文化に触れその奥深さを体感する事が目的だそうです。

オープニングセレモニーにて歓迎の言葉を私からお伝えし、まずは中学生たちと交流して頂きました。3年生が修学旅行に出かけているため、2年生の生徒達が各グループに分かれ、パーペチュアルの生徒に英語で日本文化をchromebookを使いながら一生懸命に英語で紹介していました。

その後、高校生との交流では武道と書道の授業の見学をしてもらいました。本校では体育の授業の中で剣道と空手を選択で行っています。書道の授業では静粛な雰囲気の中で『書』に没頭する生徒達を見て頂きました。また神社神道を建学の精神とする浪速でしか学ぶことが出来ない神道の授業にも参加して頂きました。日本文化の美しさと奥深さを知っていただき日本文化に興味を持って頂くことが出来たのではないかと思っています。

神道の授業の後は2・3年生の国際コースの生徒達がグループに分かれパーペチュアルの中高生たちに校内を案内しました。校内の至る所にある古事記や日本書紀にも出てくる書物や絵、写真などを国際コースの生徒達が英語で紹介していました。その他にも最先端の教育環境を見て頂くことが出来たと考えています。自治会の生徒達からのクイズ大会も開催され全校生徒達でパーペチュアル大学高校・中学の生徒さん達を歓迎できたと思います。。

そしてランチタイムは昨年度語学研修で2週間パーペチュアルで研修をさせて頂いた3年生の国際コースの生徒達と一緒に本校のレストランでランチをとり大いに盛り上がっていました。この様に1日だけの滞在期間ではありましたが日本文化を大切にしながらも未来を見据えた教育環境を取り入れた学び舎を見ていただけたと思います。パーペチュアル大学の中高生の皆さんには、その中で学ぶ浪速高等学校・中学校の生徒達との交流を通して、新たな価値観や知識に気付いてくれたのではないかと思っています。

本校への訪問が、今回の来日の中で最も印象に残るような時間になって頂けたのなら大変嬉しく思います。明日以降のスケジュールも順調に進みパーペチュアル大学の中高生の皆さんのこれからの人生が更に充実したものになるいい機会となる事を願っております。本日は本校にお越しいただきありがとうございました。

2024年5月13日月曜日

ミスを恐れる必要はない。

先週末3年生の理系の生徒達は多聞での学習合宿を実施しました。大学受験を迎えた今年、生徒達は共通テストや難関私立大学の意識したハイレベルな演習問題に挑んでいました。今までに身に付けた学習を基盤にハイレベルの演習問題を数多くこなす事で応用力や実践力を養成する為に非常に良い機会であったと思います。今回多聞に参加した生徒達には、学習活動に関してはじめから失敗するのでは?という気持ちで活動すのではなく、最初は失敗するかも?ということを全く念頭に置かずにすべてを吸収するつもりで活動をしてほしいと伝えました。

よくスポーツの指導や選手と監督のやり取りの中で『ミスを恐れるな!』とアドバイスされるケースがあります。選手たちはもちろんミスはない方がいいのは理解していますし、ミスを出さないようにするよう意識するのですが、ミスを指摘されたり『ミスるなよ』とアドバイスされると過剰に意識してしまって自分自身や周りからかけられるプレッシャーに負けてミスをするということがよくあります。そんな時に改めて勝負事にはメンタル面の充実が技術面より大切だと思い知らされます。

『そこまで気持ちを集中させることができる秘訣って?』とその言葉の“根拠”となっている部分を探ってみればその言葉の意味が見えてくると思います。もちろん技術力もあるでしょう。仲間への信頼感もあるでしょう。その事よりも“大丈夫”と思い込める要素が何かあるはずです。

その要素が多くなれば多くなるほど『やれる』『大丈夫』と思えるようになります。その要素は日常の生活の中で一つ一つ積み上げる事で『やれる』『大丈夫』と思えるようになるのではと考えています。

そう思えるようなきっかけは自分からでも、自分以外からも得ることが出来ます。今回の多聞合宿などで多くの仲間たちと過ごした時間の中から感じた事や気が付いた事全てが自分の支えとなる要素となります。多聞合宿にはそう言った効果もあるということを伝えました。

今回多聞合宿に参加した生徒だけではなく文武両立を目指し本校で学ぶ生徒達には驚くほどポジティブになれる様な要素を日常生活から掴み取り、学習面、部活動など目の前の物事に対して『失敗するかも』ではなく『成功したら最高』と考えることから始めてほしいと思います。 

2024年5月10日金曜日

5月 朝礼

 GWが終わって通常の学校生活が始まりました。生徒達は4月の助走期間を終え5月以降本格的に学校生活が始まる事になります。ゴールデンウイーク期間中には様々な経験をして心身ともにリフレッシュしていいスタートを切ってくれています。

今日の朝礼では生徒達に『五月病』という言葉について話をさせてもらいました。4月以降期待や不安など緊張した状態で過ごしてGWに入り緊張が和らぎ、さあもう一度切り替えて頑張ろうと思っている人もいると思います。しかし一方では、長い休みが終わり少し気持ちが落ち込んでいる人もいるかと思います。期待していた形と現実が違う、またはなかなか成果が実感できない、これからの不安、または悩みが尽きないなど人それぞれいろんな感情があると思います。

この『五月病』という言葉はちょうど今の時期におこる感情をあらわした言葉です。4月以降新たな気持ちを持ってスタートして約1カ月が経って、GWを終えたこの時期の感情をあらわした言葉で、予想していたものと違う、または幻滅するなどそういった感情が自分の中にめばえ、そして不安や心配が重なり心身の不調が表面化してくる事から『五月病』と言われています。

今日の講話では生徒達にはそんな感情を持ってもけっしてそれは悪い状況ではなく、前に進もうとしているからこそ、さまざまな不安や心配が生まれ『五月病』と言われるような感情がうまれると伝えました。成長しようとしているのです。でもその方法がわからず、または自信がなくて行動に移せていないだけで前に進もうとしている。だからけっしてそういった感情を持つことは悪い事ではなくその状況をネガティブに受け取らない事が必要だと伝えました。

ではそういった状況からさらに前に進むために大切な事は何か。私は、周りの仲間や先生方との「会話」が大切だと思います。特に学校生活の中では日々友人との会話を楽しんでいると思います。何気ない話から真剣な会話まで毎日いろんな会話をする事によってその友人と考え方や友人の想いを知る事で想いを共感できたという体験をしたことがあると思います。この互いに想いを共感しあう事で安心感が生まれ、同じ想いや違う想い、考え方を持った人がいるという事に気が付きことで新たな発見が出来るのです。そのような『会話』を行う事で今の状況から前に進む方法を学ぶことが出来るのです。

今日の朝礼では『会話』という言葉をキーワードとしていかに『五月病』と言われる状況に対応するかを生徒達に伝えました。生徒達にはネガティブな言葉に反応すのではなく、ポジティブな言葉を使うようにしてほしいとおもいます。そうすれば『会話』も発展的な方向へ進むでしょう。そして会話は挨拶から始まります。日々の学校生活が笑顔での挨拶から始まり互いに挑戦する仲間を応援し支え合う姿勢、これを忘れないでください。決して諦めたらダメです!前に向いて進む事です。『会話』の大切さ。この事を今日は伝えました。全校生徒が実行してくれることを願っています。

男子バスケットボール部 大阪総体 
予選Aブロック 優勝