2021年1月14日木曜日

2度目の緊急事態宣言

 昨日大阪府からの要請を受けて菅首相は2回目の緊急事態宣言を関東地区に次いで関西地区にも発出されました。新年を迎え3学期がスタートした直後の宣言となりました。1年前の今頃、現在のような深刻な状況は全く想像できませんでした。 中国で発生した新しいウイルスの流行の恐れはありましたが、ここまで爆発的な広がりは夢想だにしていませんでした。今私は想像を絶する状況に、言葉を失っています。

しかし今回の緊急事態宣言では、前回のような学校の一斉休業などは含まれていません。これ以上の感染爆発を防ぐためには感染防止対策の強化、授業や行事の制限、クラブ活動の制限など、これまでの日常にある程度の制限がかかる日常となります。

今の感染状況は「感染するかどうか」という段階から、「いつ感染するか」という段階にまで来ています。想定していない状況を想像することは、不安が付きまといます。そして、その不安は時に恐怖に変わります。どんなに感染防止に努めても、感染してしまった事例は山のように報告されています。

あまりの無力感に、投げやりになってしまうかもしれませんが、ここはもう一度気持ちをしっかり持って、「目の前のコントロールできることをしっかりとやる」それだけだと思います。劇的な変化は起きないですが愚直に小さなことをしっかりとやり続ける事が大事です。

誰にでも出来るたった3つのこと。

  ①マスクの着用

  ②手洗いの励行

  ③ソーシャルディスタンスの維持

それこそが最も効果的な感染防止策なのです。感染を100%防ぐことは難しいかもしれませんが、少なくとも濃厚接触者になることを防ぐことは出来るはずです。そうすることこそが、感染の広がりを防ぐことにつながっていくのです。ここはもう一度原点に帰って、できることを確実に続けていきましょう。

コロナ禍が終息するまでの期間、一人一人がやるべきことをしっかりやり、やるべきでないことを絶対にやらないようにすれば、必ず感染拡大を抑えることが出来るはずです。全員で結束し、規律ある行動を期待しています。もう一度始業式の時の校長講話を想い出してください。一言でいえば「礼節」です。浪高生のみなさんなら理解できると思います。