本日メキシコとパナマの生徒たちと本校の国際コースの生徒達との国際交流の場を設けることができました。
私たちは毎日の忙しい日常生活や慣れ親しんだ環境(いつもの学校生活、いつもの人間関係、いつものSNSのタイムライン)にいると、無意識のうちに「自分の見えている世界がすべて」と思い込んでしまいがちです。
特にこれからは多様化の社会が進んでいく中でいろんな考えや文化に触れて「いつもの枠」の外側にある、自分とは全く違う前提や価値観に出会う機会を増やしていかねばならないと思います。
「そんな考え方(やり方)があってもいいんだ」「自分が正しいと思っていたことは、ほんの一部の常識だったんだ」などに気づけたときに、心のフレームが一回り大きくなります。このように視野が広がると、単に「物知りになる」だけでなく、これから歩んでいく人生という旅路の中においても迷ったときや困ったときに助けになってくれることがあります。それは
学習活動や部活動、またプライベートで問題が起きたとき、視野が狭いと「これしかない」と自分を追い詰めてしまいます。しかし視野が広いと、「AがダメならBもあるし、いっそCに逃げてもいい」と、柔軟な選択ができるようになります。そうすると選択肢が増え前に進みやすくなりゆとりをもって判断できるようになります。
また、自分と違う意見の人を見たときに、「間違っている」と否定するのではなく、「あの人はそういう背景や視点からモノを見ているんだな」と、想像力を持って理解(または共存)できるようになれば、それは人に優しくなれるという事につながってきます。毎日の生活の中で今まで素通りしていた景色や、興味がなかった分野から新しいワクワクするような事が見つかりその面白さを発見する。そして自分が正しいと思っていることについて、あえて「反対派の意見」を聞き入れ感情を交えずに「ふーん、どんな言い分なんだろう?」と「真逆の意見」に触れてみる事で自分にはない視点に気付く事もできます。
このように視野を広げることの大切さは、「自分の意見を捨てる」ことではなく、「自分の世界に新しい色を付け足していく」というプロセスであるという事を学んでくれたと考えています。今日の国際交流の中で3年生と2年生の国際コースの皆さんはこの経験から多くの学びを得たと思います。それらを明日以降の学校生活に生かしてしっかりと前を向いて一歩一歩進んでください。今日は一日お疲れさまでした。素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。ありがとう。