今日の朝7:35に無事にパリ・シャルルドゴール空港に到着しました。日本を出発して20時間余りの空の旅となりました。生徒たちはまだ体が起きていない状況の中入国検査や荷物のピックアップなどで苦労したと思います。
到着後生徒たちはバスで早速パリ市内の観光へ出かけました。まず最初に訪れたのはエッフェル塔です。エッフェル塔は、1889年のパリ万国博覧会の目玉モニュメントとして、フランス革命100周年を記念して建設されました。当時の最新技術の粋を集め、フランスの技術力と進歩を世界に示すことを目的として建てられました。パリを代表するシンボルエッフェル塔は1991年にこの塔を含むパリのセーヌ川周辺は世界遺産として登録されました。パリを代表する河川であるセーヌ川の河岸のうち、シュリー橋からイエナ橋までのおよそ8キロメートルの範囲が世界遺産となりました。生徒たちはその優雅さと風景に見惚れていたように感じました。
昼食後はヴェルサイユ宮殿を見学しました。ヴェルサイユ宮殿は、フランスのイヴリーヌ県ヴェルサイユに位置する壮大な王宮です。ヴェルサイユ宮殿の歴史は、17世紀初頭にルイ13世の狩猟用の小さな城館として始まりました。しかし、ルイ14世の時代に、フランス絶対王政の象徴として大規模な拡張が行われ、現在の壮大な姿へと変貌を遂げました。宮殿は、本館、トリアノン宮殿群、そして広大な庭園から構成されています。総面積は約800ヘクタールにも及び、その規模の大きさは世界屈指です。貴族たちを宮廷に集めることで彼らの力を抑え、中央集権的な統治を強化しました。また、宮殿は芸術の中心地としても機能し、音楽、演劇、バレエ、建築、庭園設計など、様々な分野で新しい様式や技術が生み出されました。
ルイ15世の時代には内装の一部がロココ様式に改装され、小トリアノン宮殿が建設されました。ルイ16世とマリー・アントワネットの時代には、有名な王妃の村里が作られましたが、1789年のフランス革命により王族は強制退去させられました。ヴェルサイユ宮殿は単なる王宮以上の存在で、フランスの絶対王政の力と栄華を表現するための舞台であり、ヨーロッパの政治・文化の中心地でもありました。
とにかく壮大な広さに豪華な装飾。当時の貴族たちの生活を垣間見ることができ生徒たちは驚きと文化・芸術と建築方式などの技術の高さを学んだと思います。日本文化との違いを感じてくれていたように思います。このように日本文化とフランス文化の違いを実際に見ることで改めて文化交流の必要性を感じてくれたのではないかと思っています。
その後はホテルへと向かい今日は少し早くホテルに入って夕食を終えて疲れを癒して明日からの日程に備えてほしいと思います。