2025年11月16日日曜日

R7年度修学旅行 フランス班4日目 ~サクレクール寺院とノートルダム大聖堂~

 今日は朝からモンマルトルの丘にあるサクレクール寺院へ見学をしてきました。モンマルトルの丘は、元々はパリ郊外の村でした。1860年にパリに編入された後、急速な都市化が進み、多くの芸術家たちが集まるようになりました。19世紀後半から20世紀初頭にかけて、モンマルトルは「芸術家たちの村」として栄えました。ピカソ・モネ・ドガ・ロートレックなど、多くの有名な画家たちがモンマルトルで活躍し、今もなお彼らの作品が残されています。

モンマルトルは、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、印象派・ポスト印象派・キュビスムなど、さまざまな芸術運動の中心地として栄えました。現在でも、モンマルトルには多くの画家や芸術家が住んでおり、街には芸術的な雰囲気が漂っています。

モンマルトルはパリで最も高い丘であり、その頂上からはパリの街並みを一望することができます。丘の頂上には、サクレ・クール寺院という白亜の美しい寺院が建っています。寺院の内部には、聖母マリアの心臓の一部が納められており、多くの巡礼者が訪れます。普仏戦争とパリ・コミューンで犠牲となった市民を慰霊するため、1875年から建設が計画され、40年の年月を経て完成した寺院です。パリでは珍しいビザンチン様式を踏襲した3つのドームが特徴で、「サクレ(聖なる)・クール(心)」という意味をもつそうです。寺院の内部から見渡すパリの景色は、まさに絶景です。エッフェル塔や凱旋門などのパリのランドマークをはじめ、街並みやセーヌ川まで、360度のパノラマを楽しむことができます。

午後からはあいにくの雨模様となりましたがパリの象徴であり、世界遺産にも登録されているノートルダム大聖堂へ行ってきました。2019年に火災が発生しましたが、修復作業に2,000人以上の職人が携わり202412月に再公開されました。

ノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Paris)は、パリのシテ島に位置するフランス・ゴシック建築の代表的な教会です。1991年に「パリのセーヌ河岸」としてユネスコ世界遺産に登録されました。登録の背景には、その歴史的・建築的価値が大きく関係しています。

1163年に建設が始まり、約180年をかけて完成したこの大聖堂は、ゴシック建築の傑作として高く評価されています。ナポレオンの戴冠式(1804年)やヴィクトル・ユーゴーの小説『ノートルダム・ド・パリ』など、フランスの歴史・文化と深く結びついている点も世界遺産登録の理由となりました。

見学後はノートルダム大聖堂のあるシテ島を自由見学。パリの中心を流れるセーヌ川の流れに寄り添うように浮かぶ2つの島、シテ島とサン・ルイ島は、まさにパリの原点とも言える場所です。今回見学したシテ島は「パリ発祥の地」として知られ、歴史と文化が息づくエリア。一方のサン・ルイ島は、落ち着いた雰囲気の中に美しい街並みが広がり、ゆったりとした時間を楽しめる場所だそうです。生徒たちは自由に散策し落ち着いた場所でヨーロッパの文化と歴史を感じ取ってくれていたように思います。

その後今日はフランス滞在最後の夜となるのでお土産を購入するために世界最初の百貨店「ポンマルシェ百貨店」へ行きました。いろいろとあり生徒たちも喜んでくれていました。仏語では"ボン マルシェ"とは安いと言う意味であり、高級品を扱う百貨店ではなく大衆相手の百貨店であったそうです。【ちなみに日本で一番古い百貨店は三越です。】